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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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バラ1持越しとな。

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羽生氏のバラ1持越しを、今更知った。&公開練習の映像を見た。
いやあ、よかった。
あのまま終わったら、降臨させたショパンの魂に呪われてたと思うよ。

良くなってたなあ。
今季のは流れがあって、常に動きつづけてるところが、よりバレエっぽい。
片足での滑走が多いし、エッジも深くなってるね。
しかも4Tのあとに、クルクル回ってるよ・・・いちだんと耽美だな・・・・(笑)

衣装はどうなるんだ、そういえば。(最終形態は真っ青・・ってことはないよね?)

でもなにより、GPFで見せてくれたような、魂のある演技、期待してます。

ところで今季、おなじくショパンを滑るPチャン。
私には、Pチャン×ショパンの組み合わせがどうしてもしっくりこなかった。
まあ、今季はそれなりにレベルアップしてると思うんだけど、もう根本的にね、性格が違う気がするのよ。
彼にはバッハの弦楽かオルガン曲を滑っってほしい、そしたら絶対鳥肌もんのプロになる・・と、私は信じてるんだけど。
よりにもよって、昨季カナダチャンピオンで羽生氏の後輩のナム・ニューエンのFSが、バッハのパッサカリア・・・なんだそうで。
演奏は・・もしかして、カ、カール・リヒターかしら・・

うーん・・・なんだか、してやられた感・・・

ジャンボリー荷物が帰宅

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本日、コンテナが到着しまして、息子の荷物が帰ってきました。
そこには交換したワッペンがどっさり・・入ってるはずだったのだけど、どうもイギリス隊のサイトに忘れてきたらしい。
ええええええええっ。

でもま、ネッチは無事でした。
こちらイギリスの派遣団ネッチなんだけど、紅白のラインはアップリケで、折鶴は刺繍・・・なにげに手がこんでる。
通常仕様は鶴のところがユニオンジャックになっていて、8.5ポンドもするらしい。
こちらはタイ製。

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カラフルなほうは、イギリスの、隊のネッチと思われるもの。
この三角がね、よく見ると直角じゃなく、・・80度くらいになってて、派遣団ネッチと重ねたときに、微妙にズレて下からのぞくようになっている。
配色も、ぜんぜん脈絡がないようでいて、よく合ってるんだよね・・。

端に鈴がついているのは、迷子対策かお守りか。
良く見ると、ずいぶん贅沢な布のカッティングをしていて、かなり残り布が出たはず。
ハギレとおぼしき布がリュックに結び付けてあったし、ミシン掛けに手作り感があるので、たぶん関係者の方が縫ったんだろうな。貴重なものをありがとう。

カッティングについてさらにツッコむと。
日本のネッチはだいたい、真四角の生地を斜めに切って、長辺をバイヤスにするから伸びやすくて、首回りに沿う感じになる。
↓ 大会ネッチ。安心の?「トップバリュ」ブランドタグ。(笑)
 安っぽい生地を極限まで細くしたこの縫い代、職人技じゃなきゃ縫えまい。
 洗濯したらグズグズになるかな・・と思ったら、びくともしない。日本製恐るべし。

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↑イギリス派遣団ネッチ(紺) 日本のよくあるネッチ イギリス某隊のネッチ(カラフル)
  のカッティング模式図を描いてみた。
  カラフルネッチは、大変ロスの多い、贅沢な生地取り。

でも、イギリスのは、長辺が経か横であまり伸びないので、襟のようにかっちりと立つ。
とくに紺のネッチは、長辺が経なうえに、バイヤスになる短辺にはアップリケがあるので、三方とも絶対に伸びないという堅牢な構造になってるのね。
生地そのものも、目のつまったポプリンを使っている。
このあたりに、趣味というか、お国がらが出るんだわね。
イギリスでの呼び方はネッチではなくて「ネッカー」らしい。


なお、画像に写ってるシャツは、大会で3万5千人に無料配布されたユニクロのロゴいりポロシャツ。
たぶん錦織選手が試合で着てる、あのシリーズだと思う。
さすが地元企業だね太っ腹。
だけど、これが「速乾」シリーズじゃなくて綿混なのよ・・・。
毎日、ドロドロのTシャツを洗って干してたんだから、ぜひ速乾シリーズを配ってほしかったなあ。
微妙にアピールのしどころが・・ねえ。

あ、いちおう持ち上げとくけど、ユニクロの服は、ここいらのスカウトの間では大人気。
以前は、まあしょうがないかユニクロで、っていう感じだったけど(笑)、最近は自転車とかキャンプ用途に合った服がたくさん出てるので、子供たちの間でも高評価。
まあ専門のブランドのほうがカッコはいいよね。でもお値段3分の1以下で、普段に使いやすい工夫、洗濯しやすい工夫等々、親としては非常にありがたい。
特にダウンとマウンテンパーカーね。アウターは、ファスナー類の質がいいのが地味に大切だと思うんだけど、ユニクロはその点にかけては、絶対に外れがない。
というわけで、ポロシャツは微妙でも、ユニクロへの愛はかわりません。

↓無事洗濯が終わったTシャツ類。持って行ったのはもちろんユニクロの速乾Tシャツ。
 その機能は素晴らしく、4枚で13日間ヘビロテしてきたが全く臭わず。
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ボーイスカウトに入った理由

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たぶん、世間様には「怪しい団体」と思われてるボーイスカウト。
そんな団体に入団させた理由とかそのあたりについて。

「野外活動をさせたかった」
「家庭ではできない経験ができると思ったので」
「集団行動を学ばせたかった」
「礼儀が身に付くと思って」
「自分がやってたので」

保護者会で聞かれたとき、みなさん、そんな感じのことを答えてたけど

昔クラスにカッコいいボーイスカウトがいたから・・
ってのは、たぶん私だけじゃないよね・・・・え?私だけ?

昔はさ、男子の半分・・とまではいかないまでも、野球じゃなきゃスカウト、ってくらい、ボーイスカウト(カブスカウト)はたくさんいたのよ。
野球少年のほうが、断然モテ系なんだけどさ。
スカウトやってる子の中には、文武両道みたいな知的な子がいて、私はそういう子にぐっと来たのよね。(笑)

でまあ、息子の話なんだけど。
小学生にあがると、スポーツ団に入った友達からいろいろ誘いがくるよね。
でも、うちの子、スポーツというスポーツが、ダメ。
ひ弱だとか肥満だとかいうんじゃなくて、闘争心がない、極度のビビリ、根性がない、のそろい踏み。
ひょっとしたら、あのときサッカーをさせていたら、何かに目覚めてたくましい少年になったかもしれないよ?
でも当時、私はそう思えなくて、バカにされて劣等感だけ植えつけられるんじゃないか、って気がしたのね。
その点、ボーイスカウトなら・・・と、小学校で配られたチラシを見て、直観的に思った。
この子はボーイスカウトだったらカッコよくなれるんじゃないかと。

そんな親の思いつきと妄想で入団させました。
ビーバースカウト2年目の、ビッグビーバーっていう年齢のときのこと。

そんなに熱心な子じゃなかったとおもう。
最初は知り合いがゼロだったから、なじむまでずいぶんかかったし、行くのを嫌がるときもずいぶんあった。
カブスカウトに上がる頃には、このあたりでやめてもいいかな・・って、正直なところ思ってた。

でも、その時見ていた「ダメージ」っていうアメリカのドラマにこんなセリフがあったのよ。

「カブスカウトはボーイスカウトとは言えない」

常日頃、「俺はボーイスカウト出身だ」と言ってる男が、じつはカブまでしかやってなかったとわかって、バカにされちゃうというシーンだったんだけど。
それを見て、ハッと気づいてしまった。

ボーイ隊まで続けなきゃ、アメリカのどっかの飲み屋で元ボーイスカウトのオヤジに会っても「俺もやってたんだよ。」ってハイタッチできない。

ってことに。(笑)
これはぜひとも続けなきゃ、って思った私、本人の意見もあんまり聞かず、本能のおもむくまま、カブスカウトに上進させました。
ええ。マジな話です。

そんな出だしではあったけれど、3年後には、息子は自分の意志でボーイスカウトに上がってました。
そのあたりのことは、またいずれ。

スカウトを続けた理由

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アメリカのどっかの居酒屋で元ボーイスカウトのオヤジとハイタッチする。
という、壮大な人生構想(妄想)でカブスカウトに上進させた息子も、いまや中学二年生。

先日、市の主催する「イングリッシュ・サマー・キャンプ」なるものに参加してきました。
市内の温泉宿で、ALTの先生たちと、英語で勉強会やスポーツをする2泊3日・・・
帰ってきた息子の第一声は。「ボーイスカウトやっててよかったよ~。」だった。

は?そこ?英語は?英語はどうだったのよ!
と思いながらも話を聞くと。

なんと。居酒屋ハイタッチの妄想を、半ば達成してきたのだ。

彼の班を担当したALTの先生がフィリピン人で、元ボーイスカウトだったんだと。
フィリピンはスカウト活動がさかんで、(アジアで最初の世界ジャンボリーもフィリピン。)学校の部活でもボーイスカウトをやってるくらいだそうだ。
それで、ジャンボリーのことや、今どんなことをやってるか、といった話をしてきたらしい。

でも、それ以上に彼の心に響いたのは、他の、スカウト経験のないALTの先生(オージーとキーウイとあめりか女子)たちも、「ジャンボリー」をふつうに知っていて、彼のなけなしのスカウト用語(英語)をふつうに理解してくれたことだったという。
日本ではふつう、関係者以外ににスカウト用語使っても、まるで通じないからね・・・。

つねに裏道を細々と歩いてきた彼が、人生初のメジャー感を味わったのだ。
その自信ゆえか、記念写真は珍しくセンターに写っている。(笑)
そうだ。せいぜい勘違い・・もとい、勉強して、どっかに留学でもしてきなさい。・・・・自分でお金ためて。


話は前後してしまったけど・・

ボーイスカウトの年少組、ビーバースカウト、カブスカウト時代のことを少し。

この年代は、基本的にひたすら「外遊び」だった。
鬼ごっこ、どんぐり拾い、ボーイスカウト特有のゲーム、歌、雨の日は工作。
そしてたま~にゴミ拾いと募金。
大きな行事は、夏に年に1回のキャンプと、冬のスキー合宿。
日帰りでは、スケート講習とか、電車で行く小旅行。

楽しそうでしょ?実際楽しいのよ。

・・でも、その時楽しくても、次の活動日にはモチベーション下がっちゃってたのね。うちの息子の場合・・。


カブスカウトは、内容自体はビーバーとほとんど一緒。
ただ、カブには「連絡網」という新たな挑戦があって、これがかなりワクワクしたらしい。

年代に応じて、火の番や野菜のカットなんかを、少しづつさせてもらえるようにもなる。
子供は火や刃物が大好きだから、急にいっちょまえになったような錯覚を起こしてやる気になるんだよね。
息子のモチベーション、急上昇・・・。(笑)

そして年度の終盤、ビーバー時代にはなかった「ナイトハイク」で興奮はピークに達する。

ナイトハイクは、夜から夜中にかけてハイキングするっていう、ボーイスカウトの定番行事。
国道の歩道を10キロくらい歩くだけなんだけど、懐中電灯をピカピカさせられるだけでも、小学生男子は喜ぶからね。
そのうえ、夜中に歩くなんて、ちょっと冒険心をくすぐられるでしょ。
信号待ちで寝ちゃう子もいたけれど、それでも全員が完歩して、ものすごく達成感があったらしい。
・・・一緒に歩いた私は・・ひたすら疲れた・・・・(笑)

そう。この時期は、親が地味に大変なのよ。
失敗を承知でやらせる我慢、その結果を受け止める我慢・・・(笑)
子供よりもむしろ、親が修行させられたカブスカウト時代。

リーダーさんは、もっと大変だよね。
でも、子供たちを一人の人格として認めて、得意なことを生かせるように、あらゆることに挑戦させてくれた。
ものすごく手間でリスキーなことなのにね。
学校では怒られてばかりだったし、もちろんスカウト活動でもいろいろやらかしたけど、とにかくリーダーさんたちは根気よく見守ってくれたなあ。

そうそう、チャレンジ章っていう制度もあった。

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↑チャレンジ章。左上から横に、手伝い、水泳、旅行、料理、特技(習字)、自転車、修理、音楽

ハンドブックにいろんな分野の達成項目が書いてあって、自分の得意なものを選んでチャレンジするのね。
たとえば「自転車」は、○メンテナンスの仕方を覚える ○交通安全を学んで理解する ○サイクリングを計画して、実際に行く。 っていう項目をクリアする必要がある。

これ、意外とハードルが高いんだよね・・。っていうか、子供だけじゃ無理なんだよね・・・・(汗)
というわけで、取得のためには、親の多大なる干渉が必要になる。
でもたぶん、これは章を取ること自体が大事なんじゃなくて、子供が自分の興味や特技を自覚するってことと、それを親子で共有するのが目的だったんじゃないかな・・・と、今になって思うな。

え?うちの息子の特技ですか・・・・

じょ、女子に溶け込むこと・・かな・・・

イギリスから

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昨日の朝の3時
先日ホームステイしたイギリス人のジョシュくん・・のママからこんなメールが来た。

Congratulations on Japan's Rugby win. What an amazing game. We were supporting Japan!!

気がついたのは5:30ごろ。
イギリス人、何をそんなに興奮してるのだ。
どうリアクションしていいのだ・・
と思いつつ、ネットで見たけど、その時点では大した記事もなく。
どんな状況で勝ったのか、まるでわからないままにお返事したけれど、なんか薄い反応になってしまった。

きっと感動を共有したかったんだろうなあ・・
と思うと、ちょっと申し訳ない気分になった。

世界ジャンボリーの報告会と、日本ジャンボリーのこと。

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世界ジャンボリーが終わってだいぶたちましたが。
先日、県連で世界ジャンボリーの報告会といいますか、ちょいとしたプレゼンと展示がありました。

まあ、中高生のプレゼンなんで、グダグダしてましたが、なかなか楽しかったです。
「カタール領土問題」はいまや鉄板ネタ。一生語り継がれるだろうな・・
上級班長がレバノンのゲイに気に入られた話もね。

息子の班はごく真面目に、交換した品をみせびらかして「次世代のみんな」をその気にさせようという企画をやってました。
なんにせよ、楽しさは伝わったし、ボーイスカウト年代の子たちは「ジャンボリー行きてえ」っていう気持ちになったみたい。
3年後に能登半島で開催される日本ジャンボリーには、きっとたくさんの子が参加するんでしょう。


ところで前回の日本ジャンボリー、通称「16NJ」はどんなだったかというと。
二年前、世界ジャンボリーと同じ山口の会場で開かれました。
うちの息子は6年生。レバノン男子を魅惑した、例の彼・・の下に配されて、食材係として配給や調理の修行を積ませてもらいました。
その甲斐あって、今回の世界ジャンボリーでは、女子に混じって食事を担当し、乙女キャラに開眼した息子であります。

↓日本ジャンボリー前の訓練。キーマカレー作りは今回のジャンボリーでも役立ったスキル。

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さて、16NJといえば、雨ですよ。雨。
アリーナショーでサイトを留守にしている最中に、いわゆるゲリラ豪雨に襲われて、排水設備の乏しかった会場はあっという間に泥沼になってしまった。
しかもたまたま低い場所にあった息子のサイトは、こんな状態・・。

↓手前の水たまりの中にもテントがあった、らしい。
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ともかく水没テントを救出して泥を拭き、復旧を試みたらしいのだけど、とても使えない状態だったということで、別のテントに分散して寝たらしいです。

テントも水没すれば、当然荷物も水没。
息子の着替えはたまたま、圧縮するためのジップロック的な袋に入れていたので助かったけれど、着替えがすっかり濡れちゃった子もいたらしい。
その子たちがいったいどうやって乗り切ったのか・・息子もまだ6年生で必死だったから、そのあたりは記憶がないらしいんだけど、ずいぶん過酷だったにちがいないと思う。

あとで副長に聞いたところによれば、それから数日、足元はドロドロで、悪臭もひどかったとか。
湿地に出る「やけど虫」という毒虫が湧いて、知らずに刺される子も続出。
世界ジャンボリーに参加した子が思ったよりも少なかったのは、そんな理由もあったんじゃないかと、副長は分析されてましたっけ。

その点、息子は運のいいことに、体調も良く、虫にも刺されず、着替えも無事。日本ジャンボリーを心から楽しんで帰ってきた、数少ない6年生でした。
世界ジャンボリーに参加できたのもそのおかげだと思う。
ほんとにありがたいことです。

これだけの機会をもらえたんだから、だんだんと恩返ししていかなきゃならないよと、言って聞かせているけれど、その意味がほんとうに分かる頃には、きっとおっさんになってるんだろうな。
スカウト活動の本番は、これから、だと思う。ほんとうに。

ジャパンオープン 

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しょーま君すごすぎ笑うしかない。

まあ、テレビ的には浅田選手復帰をあおってきますな。
で、実はあまり期待してなかった浅田氏の良演技に驚いちゃったのも事実。

・・だけど、一番興奮させられたのは、誰がなんといおうと、宇野氏の演技・・。
演技終わる前から娘と一緒にスタオベしてました。テレビの前で。


とにかく、すんばらしい演技でした。
9か月前の全日本で終盤ヘロヘロになってた子とは思えないよ。
糸を引くような、弦楽器的なフレージングが美しい選手で、こういう厚みのある音楽表現は苦手そうだな・・と思ったけれど、ひるまずに気迫だけで表現しきっちゃったところが17歳らしくていいなと、おばさんは思う。
ゼルダの伝説のリンクっぽい衣装も、やや長めにしたカーリーヘアもまた、王子さま的でよろし。

点数は多少ご祝儀が入ってるのかもしれないけど、圧巻でした。いいもん見せてもらえて楽しかった。
あと2週間ちょっとでスケアメ、そしてフランスも、超楽しみにしてます。


宮原氏のリストも、想像以上に感動した。前回よりずっと良いよ。(素人目には。)
「ため息」って、たしかリストのつけた題名じゃないと思う。
けっこう男の情熱モリモリで、「ため息」なんて可愛い曲じゃないしね・・
でもこのプロで使ってるのは、オーケストラで薄められた編曲版だから、意地悪な言い方をすれば、無難な選曲。振付はローリー・ニコルだし・・・
でも、宮原氏の演技はそこに安住してなくて、なんともいえない衝動のようなものを感じるんだよね。
彼女自身は、ただ正確に滑ろうとしてるだけなのかもしれないけど。
浅田氏に注目が集まってるうちに、のびのび成長してくださいな。

そして復帰組の浅田氏とPチャン氏。

浅田氏よかったですねえ。
一途な表現は、とっても感動的だったよ。
でも、この曲を選んだニコル氏は、さらに上の表現を意図してるのでは・・と思うので、演技の完成を期待しております。

Pチャンのショパンメドレーは、芸術性っていう意味では、去年のよりよかった気がする。
ただ、ザ・アイスのオープニングの演技が素晴らしかったので、かなり期待しちゃったのよね。
不気味な仮面とマントで、すーっと音もなく登場した、あの怪しさ、最高だったなあ。

ステップが多いせいか、伸びるスケーティングをあまり堪能できなかったな。
もっとも、いまどき、優雅につーっと滑ってるわけにもいかんのでしょうけど。

そして、たぶん何度も言うけど、選曲がね・・・なぜ革命?なぜスケルツォ1番?
ショパンが中華料理屋だとしたら、単品ギョーザ一枚!ラーメン一杯!みたいな曲だわよ。(ショパンごめん。)
メドレーだから、チャーハンとラーメンをつけて、もうおなかいっぱい。
サンドイッチされた「前奏曲」は良いけど、見せ場にしては、表現がちと単調・・・
それに・・あくまで素人ピアノ弾き的見解だけど、ショパンは、ロッケンロールだとおもうの。7連符とか11連符とかの素数の連符、ポリリズム、崩おれるような、退廃的な色気。
でもPチャンのスケートは、前向きで、割り切れて、上へ上へ積みあがっていくような、周到な大人の味わいなんだよね。
来季はぜひ、もっとお似合いになる音楽で滑ってください。おねがいします。

グランチェスター 牧師探偵 シドニー・チェンバース

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久々に、ド・ストライクなドラマがきましたよ。

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なにこの違和感。
中途半端な赤毛。
今にも泣きそうな顔。
そして、無駄に中途半端なイケメン。

彼・・ジェームズ・ノートンがイケメンかどうか・・については多少議論もありましょう。
私はハッキリいって好みじゃありません。
でも、屈託のない笑顔は、たしかに魅力的。
青というよりはグレーに近い穏やかな色の目も、セクシーすぎず、可愛らしい。
・・で、脱ぐと思いのほかマッチョ・・・・。

そんなシドニー・チェンバース牧師であるからして、彼の通るところ、死体の山、未亡人の山。
とにかく訳アリの女に(ひょっとすると男にも)モテまくりです。
でも彼はモテてる自覚がないので、知らず知らずのうちにズブズブと・・・

時代は、たぶん1950年ごろかと。
彼は戦後、ドイツから帰還して後、同級生のアマンダと友達以上恋人未満的関係。
アマンダにぞっこんなのだけど、家柄の違いもあり、ボヤボヤしているうちに、彼女は親の決めた相手と婚約。
かわいそうなシドニー牧師。

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アマンダとしては、シドニーが結婚を申し込んでくれないもんだから、なかばやけくそ、なかばお家の事情から別の男と婚約したわけだわね。
でも、あまりにシドニーが落胆してるし、自分にぞっこんなのがわかったもんだから、袖にしきれないのね。
もともとが「友達」なのをいいことに、ずるずると彼を振り回しちゃう。
気持ちは、わからないでもないがねえ・・

シドニーは一旦はあきらめて、ドイツ人で未亡人のヒルデガードと交際を始めたのに、そんなアマンダに未練たらたら。
殺人事件の捜査が戦場の記憶を呼び起こして、ほぼアル中状態になっちゃうし。
ジャズシンガーのグロリアとも、酔った勢いで関係を持ってしまうし。
気づけばボロボロ。そして3股。なんてこったい牧師さん。

ま。修羅場をくぐってるだけに、説教には、えもいわれぬ説得力があるけどね。(笑)
こんな牧師さんのいる教区に住んでたら、信仰心ゼロの私もコロっと入信するよ。

そんなドラマです。
イギリスドラマだけに、脇キャラもいちいち味があるし、ジョークもきいてるし、面白い。
牧師スタイルだけじゃなく、お風呂のシーンとか、お着替えシーンとか、軍服姿の回想シーンとか、ちょいちょいとサービスショットがあるのも。(どんだけヨコシマな。)
次のシーズンも放送されるといいな。

オータムクラッシックの羽生氏

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ええ。リアルタイムでライストみました。
曲掛け練習から8000アクセス 本番は2万超え。・・・みんな、ヒマなんだから、もう・・(笑)
で、今更感想ですがね。

「バラ1」
大人らしい動きになったよねえ。

GPFの無心な優美さともちがう、意識的にコントロールされた優美さがあったな。
昨年と同じ曲だけど、だいぶアプローチが違う感じ。
完成はこれからだろうけど。

羽生氏の演技って、たいてい、大きなアウトライン?結界?(笑)みたいなものを上空にすぱっと描いて、その中を表現で埋めているような印象。
要所要所でつい見得を切っちゃう、メリハリをつけたがるという、日本人すぎる習性(笑)もあると思う。
でも今回はそうじゃなくて、もっとフレーズ感があったのよね。
具体的には、骨で動くのじゃなくて、筋肉で動く感じね。

日本の舞踊とか武道はさ、筋力を使わないほうが熟練・洗練されてる、っていう感覚があるよね。
実際、仕舞のお稽古のときには「骨で動け」「操り人形になったつもりで」ってことをよく言われたよ。

でもバレエなんか見てると、男性ダンサーは立ち姿からして、「この肉体美を見ろ」、って感じじゃない。
強い動きはもちろんだけど、むしろ柔らかいゆったりした動きを、いちいち筋肉で抑制していくところに色気があったりする。
俺はほんとは強いんだけど抑えてます・・的な、ね。(笑)

で、今回のバラ1ですけどね。
そういう、バレエ的に抑制された大人の色気がチラチラ見えたのが美しいなと思うんですよ。
腰を振らなくても、投げキスしなくても、ましてタンクトップにならなくてもね。

・・このままいけば、色気不足問題は思ったよりも早期に解決するかな・・・
楽しみだなあ。がんばれ~。

ところで衣装に張り付いてる、金箔的な、アレは何だ・・
まさか半年かけてあの金が増殖して、最後にはクリムトみたいになるんじゃあるまいな。


「SEIMEI」

これこそ羽生氏の本領、やりたいことを心ゆくままやってます、という感じで清々しいわ。
結界張りまくり、あやかし飛ばしまくり。
そして、きっぱりメリハリ音ピッタリ・・萌えはあっても色気はなし。(笑)

ラストの足拍子がぴたっとハマってて気持ち良かった。
要所要所の見得を切るところはもちろん、その他の細かいところまで、嫌味なくらい、野暮なくらいの音ハメっぷり。

↓むしろ、ハク様(外見年齢12歳)
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衣装は、脆弱なバズ・ライトイヤー風から、より狩衣っぽくなってメデタシ。

でも、晴明ってより、なぜか「千と千尋」のハク様に見えてしまう、羽生氏のアニメ属性・・。(笑)
まあ、海外的には、「陰陽師」より「千と千尋」のほうが有名だろうし、これでいいのかも。


冒頭のポーズがちょいと変わったのは、やっぱり萬斎氏アドバイスの影響だよね。
右肘を横に張ったおかげで、より、それらしい印象になったかも。

ステップが練習よりおとなしかったのは、今回は後半のジャンプに焦点を当てて力を温存した・・と勝手に解釈しておりますが、どうなんだろう。

でも個人的に一番良いなと思ったのは、オータムクラッシックの期間、羽生氏の語り口や表情に、「呪が解けたような」自然さを感じたこと。
それがいちばん、「清々しい」と思った理由かもしれないな。

今週末はスケアメね~。そちらもかなり楽しみです。

萬斎×羽生氏対談 改めて

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書き忘れてたけど、先月の萬斎×羽生対談・・・
素晴らしかった。萬斎せんせいはやはりカッコよかった。


羽生氏は萬斎せんせいを前にして、珍しくブレブレだったねえ。(笑)

彼はインタビューで、いつも胆の据わった受け答えで堂々としてるけど、ときどき、その自信たっぷりな物言いが、巧みな守りの体制・・相手にブレーキをかけさせようとする、牽制に感じられるときがあるのよ。

でも萬斎先生を前にして、彼の牽制球は発動しなかった。
完全に、素の状態で放り出された格好で、能舞台の上であたふたしていた。
苦し紛れに、スタッフに甘えるようなことを言ってみたりして・・。
この人は日々、どれだけ気を張って生きてるんだろうと思うと、少しやるせなくもあった。

でも、動揺しまくる20歳の羽生氏を横目に、フォローのかけらもないドSな萬斎氏49歳。(笑)

日本のどこにいっても最大限に丁重に扱われるであろう羽生氏を、全く特別扱いしないのね。
厳しくはあったけど、お愛想笑いをするスタッフよりも、まっすぐな温かさを感じたのは私だけであるまい。
ほんとにいい対談でした。

昔、まだ20代で、武司といっていた頃の萬斎先生、私が通ってた大学の狂言研究会で教えてらした。
私は能のほうだったんでお稽古はつけてもらってないけど、「型」について、こうおっしゃっていたよ。

「型があるから何時間でも舞台に立っていられるんですよ。もし型がなかったら、素のままの私は一分だってじっとしてられないと思いますよ。」

じつは以前から、羽生氏を見るたび・・正確に言えば、キスクラで小芝居を演じ、インタビューで怒涛のように喋りまくる羽生氏を見るたび、私の脳裏にはこの萬斎先生の言葉が浮かんでいたのね。

萬斎先生といえども、過去にはいろんな失敗があるんだろうと思うのね。
いまとなっては神々しくすらある先生と、まだこれから失敗や苦労を重ねていくであろう羽生氏。
何か共通するものを感じるだけに、見ていて感慨深いものがありました。

ああ、若いっていいな。(笑)

スケートアメリカ 男子ショート

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なんですかこの濃いいスリーショット。
左はコーチですかね。まるで甚平?浴衣?・・なぜリンク際で半袖着てられるのだろう。
ヒゲといいピアスといい・・・wwww

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ジェイソン・ブラウン。
こういうちょっとしたシーンでさえ、いつまでも見ていたい気持ちになる。
点数出なくても、演技に満足してなくても、いつもニコニコしている彼を見ると、なんだか拝みたくなるよ。
いつも演技を楽しみにしてるよっ。


さて、しょーま君もテン殿下も、転倒残念でした。

しょーま君は衣装持ちだこと。
爬虫類っぽい緑より、こちらの黒衣装のほうがセクシーだと思います。はい。
この曲、難しいよね。ダイナミックな見せ場がないんだもの。
ショーで見る分には「小粋」な感じでよかったんだけど、アーロン、ハンヤン・・と弾丸ジャンプが続いた後には、さすがにインパクト弱い・・。
でも3Aの加点は、ご立派です。
後半の4回転が決まれば、ぐんぐんスピードに乗ってカタルシスがあるよね。

テン殿下、お召し物が、美しいっっ。
目の覚めるような青いスカーフだなんて、本来は青い目の人じゃなきゃ反則だと思うけど、高貴なテン殿下なら許されると思う。
去年の使いまわしかと思っちゃった白いシャツも、よく見たらレース使いが美しい!
ジャンプは残念だったけど、きめこまやかなたたずまいにうっとりするプロだったよ。
宗教的な曲に聞こえるけど、彼はキリスト教徒?同じ曲でFSも滑るって?
ともかく、フリーで盛り返してくださいませ。

はんやん氏は、もっと引きで見たかったな。
彼のトリプルアクセルを寄りで撮るとは!
不思議キャラに気を取られて今まで気づかなかったけど、地味にステップも凄いのね。

そしてめんしょふ氏!!!!
いやあ、すごい。解説も大興奮(笑)
32歳。4Tコンビネーションと4S。称賛しかありません。

とまあ、あまりにざっくりですが感想終わります。

萬斎氏対談その2

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今度はテレビ朝日から第二弾がきましたね。
細切れながらも、先日は放送されていない部分で、全貌・・とまではいかないけど、少し2人の会話の内容がつながっておもしろいな。

萬斎センセ、音ハメのことについて触れてましたね。
じつは私も羽生氏の演技を見ていて気になるのよ。ちょっと音にハマりすぎてて野暮ったいなと・・(笑)

先生が言ってるのは「序破急」のことだよね。
出だしはゆっくりと、終わりに向けて加速するリズム感覚。
全体の構成には使えそうだけど、さすがに日本的すぎて、細かく組みこむのが難しそう。
見てみたい気はするけど。

ただ、序破急という言葉は、「旋律に自在にルバートをかける」とも言い換えられるわけで。
そうするとけっして日本文化限定の話じゃなくて、ショパンにも通じることだよなと思う。
なんにしろ、羽生氏が「音ハメ」っていう呪縛から解放されて、もっと旋律に対して一途になれたら、セクシー度は倍増すると思いますよ。
そういうバラ1が見たい。

萬斎センセとの対談が叶ったところで、ぜひこんどはツィマーマン師匠と対談して、演奏の極意を伝授してもらってくださいませよ。今年の秋冬も師匠は日本にいるでしょうから。


そうそう。
萬斎センセ、ジャンプの前に逆回転したら「虚(キョ)をついて」面白いというアイデアを出していらしたが。
・・・これさ、「SEIMEI」で実際にやってたよ?!

この動画だと、ちょうど4分10秒あたりからのところ。
鬼門の3ルッツの直前、よくわかんない右回転してますがな!!


萬斎センセの意見との関係があるのか、どれほどジャッジの「嘘(キョ)」をついたかは不明だけど、とりあえずこのジャンプの加点は1.40。
あまりにさらっとやってるから、最初は気付かなかったけど、改めて見ると、すごいっす。

追記
よく見たら3Aの前にも右ぐるぐるやってるよ(汗)
3分50秒あたり。こちらはさすがに着氷乱れてマイナスか。

見るたびに発見がある。まさに「珍しきが花」だわね。

スケアメ 男子フリーの大波乱

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大波乱・・ってのは失礼かもしれないが、SPは放送すらされなかった、ヒートテックシャツ衣装のアーロン氏が・・・・以下自粛。

それにしても、いったい何があった・・・?
昨日は外出中でライストが見られなかったから、テレビでテン殿下が放送されなかったのは衝撃だった。
まさかの棄権?と心配になり、恐る恐る動画を見ると、転倒、転倒、抜け、転倒・・・・ううう。

キスクラではコーチが腰を指さすようなしぐさをしている。
演技中のトラブルなんだろか?
先週のオータムクラッシックをキャンセルした理由がまだ長引いてるのかなあ。
出てきてくれたのはうれしいけど、これではかえって気をもむ122点。

結構気の弱い私、1年以上前に放送された「名探偵ポアロ」の最終回がいまだに見られない。
昨年の中国杯の羽生氏の演技だって、実は先日の再放送で初めてマトモに見た。
・・羽生氏の演技はさ、包帯こそ痛々しいけど、それほど悪くなかったよ。

けれど殿下の映像はさ・・・気力で演技してるんじゃなくて、気力そのものをふりしぼってる感じ。
放送されても、これは見るのがつらいなあ・・・

メンショフ氏も放送されてない。どうなった。


それはさておき、しょーま君やっぱり凄い。
先日のジャパンオープンの衝撃には及ばなかったし、「耐えた」ジャンプがいくつかあった印象だけど。
串を刺したようなスピンはもちろんレベル4。
ステップがレベル2なのはちょっと意外な感じかな・・
エキシビ見たら、すごく背が伸びてスラっとして、カッコいいじゃん!
受け答えは控えめだけど、彼が優勝するつもりでいたのは明白で気持ちのよいインタビュー。
素晴らしいGPSデビューだったな。

ああ、セクシーな演技に、安定した3Aと4T、見た目もこんなにカッコよくなっちゃって、インタビューまで大人っぽく・・・・もう、ツッコみどころなくなっちゃうじゃない。
・・あ、でも宮原さん紹介文の英語カタカナ読みは遠慮なくツッコませてもらうよ。(笑)


ひとまずこのへんにして、BS放送をみようっと。


BS放送見ました。
殿下、やっぱり痛々しかった。昨シーズンの輝かしい成績を思えば、こんな絶不調のときに滑走するのは、怪我以上にリスクがあっただろうに。

ハンやん、ロミジュリ。二回見てみたけど、いったいどこに焦点を当てて見たらいいのか・・
っていうかなぜにこの曲?「チャラらーん」っていう冒頭聞いただけで羽生氏の演技思い出しちゃって、その後の謎展開に全くついていけないじゃないのさ。(汗)
でもエキシは良かった!彼のジャンプは「豪快」だと思ってたけど、これには爽快さを感じたなあ。
スケーティングの気持ちよさ、奇をてらわない品のいい振付・・・
スピンでTシャツがめくれちゃうのを、慌てて手で押さえながら回る!いいのよ。腹筋見せても(笑)
たぶん彼の一番の問題点は、そこね。なりきり感の欠如。
ローリー節炸裂のダッサい振付に、彼自身が違和感を感じてるんだわよ。きっと。もうちょっとカッコいいプロ作る気はないのかなあ。

アーロン氏のブラックスワン、すごく見応えがあったよ。
ただ、彼はあの逆三角形のマッチョな背中で、黒いヒートテック風Tシャツで、何を演じようとしてるのだ?
まさかナタリー・ポートマンが演じたヒロインじゃあるまい?
わからん。・・・ひょっとして悪魔ロットバルトだったり・・・(笑)
エキシ衣装は速乾下着風白Tシャツ。・・ジーンズの背中からパンツチラ見えとか、おいおい、って感じなんだけど、アメリカ人大興奮。

他にもジェイソン・ブラウン、グレイシー・ゴールド・・アメリカ勢おめでとさん。
観客のテンションMAXで、見ていて楽しかった。
地元選手が活躍するって、なんか見ててうれしい。

スケカナも波乱含みじゃないか

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今朝は10時ごろから出かけなくてはいけなかったので、第2グループ4番滑走のナムくんの演技途中で泣く泣くライストを中断。
午後4時に帰宅してからも念のため情報を遮断し、迎えた地上波放送。

まさかの、ザヤ ←ノーカン だそうですよ。しらんかった。

自分から「ひどかった」と切り出してインタビューを牽制する羽生氏はかなり動揺していて、修造は何も聞かずに、ただ羽生氏の喋るにまかせていた。
きっとあのあと大泣きしただろうな。


前半の演技は、今までで一番よかったんではないか?
冒頭の動きは抑えがきいてなめらかで、音のつながりが切れていなかったし、イーグル3Aは相変わらず完璧・・っていうかこの部分、今までGOE3しか取ったことがないってどういうことよ(笑)

・・・が、スピンのあと、ゆっくりした音楽に乗って失速して、そのまま4回転までにスピードが戻らなかった。
あまりに絶好調だったので、より音楽に入り込んでしまったのではないかと勝手に推測中。
4回転のタイミングが遅れて、しかも2回転になったことで、その後の要素がズレズレになって、結果大量失点というふうに見えますね。
あくまでド素人の見解だけど。

何が言いたいかって、、中盤のスピンまではこの上もなく美しかったということですよ。
ニュースで「最初のトリプルアクセルは無難に決め」とか言ってる局があったくらい。
あれを「無難」などと言っちゃうアナウンサーもどうかしてるが、そう言わせてしまうほど簡単に見えるあのジャンプもどうかしてるぞ。

永井優香さん、良かったなあ。
浅田氏とまるかぶりの「蝶々夫人」だけど、表現の内容としては、実は永井さんのほうが好き。

村上かなこ氏も良かった。
ショート髪似合うし、ステップ凄かったぞ。
昨シーズンに引き続き、男性ヴォーカルへの偏愛(笑)がセクシーですよ。

忘れちゃいけないダイス氏。
プログラムが良いね。

そしてPチャン!!!!
ジャンプこそアレだったけど、スケーティング凄いわ。
何が凄いかを全く説明できない自分の拙さがにくい。

スケカナ 男子フリーざっくりと

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Pちゃんやったね!!!
いままでどうもモヤモヤな感じだったけど、ショパンメドレー、今度こそ完成したなあ。
今回の演技はトーンが抑えられていたし、細かい音ハメとかなんとかをうっちゃらかして、彼本来のスケーティングと流れを最優先した思い切った滑りが気持ちよかったな。
PSC95点も納得。文句なしの優勝&スモメダ1位。
先日のアメリカ大会もだったけど、開催国優勝ってのは盛り上がるし、見ていてうれしい感じがする。

そしてダイス!!!!
いやあ~すごかった。
織田解説が完全にログアウトする感動の演技。
あまりの感動作にもうちょっと点数欲しいな、と思ったけど、シンプルな演技なので直接点数には反映されないんだろうな。
PCSっていうのはあくまでも、フィジカルな表現力だもんね・・・

羽生氏
「生(き)」の羽生氏を見たという演技だった。
オータムにくらべてだいぶPCSが下がったのは、あれはしょうがないな。
だって羽生氏丸出しで、ほとんど「演技」してなかったもん。
ショートは、言葉は悪いが慢心というか、あまりの絶好調に、「いつもより良い表現」をしようとしちゃったように見えたけど、今回はただ初心にかえって、素の自分でプログラムに入り込んでいた感じがしたな。

まあ、今回は状況からいってそれ以外にしようがないし、このプロは運よく、「生」の羽生氏がぴったりハマるものだとは思うよ。
なんだかんだいって2位ってのはすごいと思うし。(リーザもね!)
でも、まさに挑戦者丸出しの演技は、3年前のニース世選再来といった風情で、ワイルドというか青いというか・・・。(笑)
試合としては非常に面白くて、トップにいてなお自分を「丸出し」にできちゃう若さやキャラクターにぐっとくる部分もあったけれども、もうそろそろ、完成された演技も見てみたいなというのは贅沢ですかね・・・・

今エキシ見たんだけど、こっちは思いっきり演技してますねえ。発散してる感じかな?
このプロ、あまりエキシ向きでない気がするんだけど・・使うのね。
NHKはまあいいとして、もしファイナルで優勝したりした日には・・正直、別のにしてほしい。(笑)

エキシ追記
ペアもダンスもカナダ優勝だったんだねえ。すごいなあ。
開催国の好みみたいなものが結果に反映してくる部分もあるんだろうな。
若い頃中国に行ったら、滞在3日目に真っ赤な服を着てみたくなった自分がいて、それ以来、「価値観」とか「美意識」なんて、もろいものだと悟ったわ。(笑)
観客の反応は当然として、ジャッジだって人間だしね。

私はシロートとして、何の根拠もない率直な感想を、勝手な価値観でもって書き散らしているけれど、それも愛ゆえとご理解いただいて、ゆるい目でごらんいただければ幸いでございます・・・・

あ、でも、これだけは自信を持って言える。
フィナーレの男子スケーターの中で、ミントグリーンのフリフリが異次元すぎるってば・・・・・・・


スケカナ エキシその他思ったことつらつら

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羽生氏がクリムキンイーグルをムチャ振りされるの図

イメージ 1

http://dai.ly/x3by23r  ←キャプチャ元動画はこちら。

エキシの練習シーン
振付をしていると思われるジェレミー・テン氏、「ゆず、こういうのできる?」と言ってクリムキンイーグルをムチャ振りする。
意外とあっさりやってのける羽生氏に、スケーターたちからは拍手喝采・・
が、テン氏は軽くスル―して別の人(良く見えないけど・・リーザ?)にもさせたあげく・・・(以下略)

うーん。エロさが足らんな。(笑)

エキシでジェレミー・テン氏の演技見られて嬉しかったっす。
現役引退おつかれさま~。


さて・・
今季スケカナ、試合の放送こそなかったけど、ペアもダンスもカナダ優勝だってねえ。すごいなあ。

カナダ大会だから・・モゴモゴ・・みたいな声もあるようだけども、開催国の好みが結果に反映してくるのはしょうがない気がするんだよなあ。

それに今回のPチャンはほんっとに美しかった。
彼のポジティブすぎる感じがショパンの曲と合わない・・とずっと思ってたのよ。
去年のジャパンオープンでは狭い水槽に入れられたマグロみたいだったし。
今年のジャパンオープンは、細かい動きが多くて、せっかくのスケーティングが堪能できなくて腹が立った。(笑)
けど、今回は思い切った「引き算」の演技で、力みがなくて、正直で、中庸で、スケートへの敬意や謙虚さを感じるようで・・・感動しました。

羽生氏のフリーで思ったのは、とにかく構成やつなぎが凄まじいってこと。
逆回転ぐるぐるからの3Aコンボとか、ええええぇっこれで跳ぶ?みたいなジャンプばっかりで。
綺麗にまとまった演技ではなかったけど、狐が憑いたような荒ぶりようと緊張感、羽生氏丸出しの鬼気せまる演技に惑わされて、何度も何度も録画を再生してしまった。

あとは洗練ね・・
どこが難しいのかわからないような演技になったら、そら無敵だわね。
彼はインタビューで、「Pチャンの太陽に照らされて自分の影が見えた」とか「自分から光れる存在になりたい」的なことを言っていたけど、彼は太陽より、ブラックホールになりそう。(笑)


で、エキシですね。
北米陣が多いせいか男子スケーター衣装の地味さが尋常でない。
羽生氏のミントグリーンのフリフリが異次元すぎてオープニングから動揺したわ。

シブタニズ
地味衣装その1
・・といっても、クラシカルなピンタックシャツのアレックスはなかなかカッコいい。
「月の光」は冷たく静かに表現する演技が多いと思うけれども、彼らのは温かく柔らかい光。
ひときわ美しかった。

リッポン氏
地味衣装その2・・かと思えば、乳首がギリギリ見えないスケ衣装!!
ロックまみれの今季競技プロは、ビートルズにクイーン、そしてエキシのレッドツェッペリン。
セクシーだよ!尖ってるよ!
わかっちゃいたけどカミングアウトした今季、一皮むけた感というか、振付も表現も、斜め上を行く美意識に彩られていて、みごたえがありましたよ。
表彰台残念だけどショートスモメダおめでとう!!!!

Pチャン氏
地味衣装・・というよりダサ衣装(笑)
でもいいのよ。Pチャンはそれでいいのよ。


さて、羽生氏の天と地のレクイエム。
この演目、じつはちと苦手なんさね・・・・。
音楽がね・・・・ そして衣装がね・・・・
演技や振付はいいの。若干トゥーマッチではあるけど。

で、これをエキシでやっちゃうの~?とびっくりしたわけだけど、どうやらプレカンで彼自身が「あまりエキシ向きじゃないけど」って、予告してたんですってねえ。
それを言われたら、誰もツッコめませんがな。・・ツッコんでるけど。(汗)

羽生氏は前半最後という無難かつ名誉あるポジション。
いろんな意味で、安心した滑走順。

振付が少し変わって、冒頭の倒れ込むしぐさはカット。演技も全体的に穏やかで、トゥーマッチ感軽減。
ハイドロだけじゃなく、いまや代名詞?なイーグル3Aイーグルもぶちこんで・・
これはサービス満点、見どころ満載の良プロではない?
衣装すら、ちょいとステキに見えてきたよ。
いける、いける。ごはん3杯いける!

そう思ったのは、職場で音を消して見たからなんだけど。
改めて録画を見るうちに、この音楽にも慣れてきたよ。
北米ポップスよりはいいや。(笑)

中国杯男子シングルの放送時間ひどっ

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男子シングル、明日の朝5時から放送って・・・
ボーヤンジンが何をやらかすか、世界中のフィギュアファンが息を詰めて見守ってる(たぶん)のに?!

正直、彼の演技は美しくないし、好きかといえばそうじゃないけど(汗)、ショートに4回転2回、一つはルッツ、しかもコンボ(@_@)・・これは見ずばなるまい?

ライストはこちら http://www.zoptv.com/live/cctv-5-plus

外出先でも余裕で見られたので、18:30の女子から見て見ようかな。


既に夕飯はおでんを作りおきして待機。
えらいドキドキするなあ。

中国杯いろいろ

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なんやかんや、面白い大会だったなあ。

何が衝撃って・・
ボーヤンの謎衣装、ショートもフリーも持越し!(←そこかい。)

快進撃はもちろんだけど、あの衣装に微塵も躊躇を感じさせぬまま2年持越しちゃう度胸に感服しましたわ。
で、先日も書いたとおり、彼はどんな音楽で滑っても同じに見えるので、はたしてプロが持ち越しなのか、衣装だけ賢く着まわしてるのか、いまひとつ判然としないところもツボ。

それにしても、スケーティング良くなってましたねえ。もう、去年の演技ったら、見るに堪えな・・(以下自粛)。
点数的には、じきPCSもあげて、とんでもない点数出してくるんでしょう。・・・コワっ


そしてフェルナンデス氏のショートプログラムが超カッコよかった!
あれなに。マラゲーニャって、フラメンコと違うわけ?ごめんなさい無知で。
しかも最後に入るボーカルはドミンゴですって?
このプロを見たら、彼がどれだけスペインで国家的期待を背負ってるかわかるってものだ。
で、それに押し潰されない風格ある滑り。

今年はテン殿下の影響なのかナショナリズム全面にだしたプロが多めで楽しいけど、中でもこのマラゲーニャが一番だな。


浅田氏のフリー3A凄っ。
あのジャンプはすごいわ~。

でも彼女の演技は、蝶々夫人・・・の亡霊に見える。
坊さんの前に現われて当時を回想しながら演じてみせる夢幻能的に。

とにかくジャンプは美しかったし演技も「美しい」とは思う。
でも、見ていてなんだか不安な気持ちにさせられるんだよね・・
綺麗綺麗な、ある意味大時代な振付で、ローリー・ニコルは何をしようとしているのかな。よくわからない。

でも、NHKはいやがうえにも盛りあがりそう。
ご近所さん、チケット買えたから行ってくるんだって!!超うらやま。
私は町内会の餅つきだよ・・・・。


でもって本郷氏の新プロ
すごい。どんどんパワーアップしてる。
昨年のGPSで見て一目ボレした彼女、演技に「覚悟」があるところが大好き。
少々荒かろうが、完全に踊りこなせていなかろうが、腹をくくって滑れるところ。
美しいものも、醜いものもある世界を楽しんでいる彼女の価値観が伝わってくる。
伝わってくるだけで、その価値観を押し付けようとか、人に良く思われようなんていうせせこましさが全くないんだよね。
私は女子スケーターの中で、彼女の演技が一番好き!!

群雄割拠すぎるエリックボンパール 男子ショート

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B.ESP. Shoma UNO 宇野昌磨 SP - 2015 Trophy Eric Bompard

ふと気づけばえらい群雄割拠なことになっていたエリック・ボンパール杯
あのメンツの中で危なげもなく首位発進の宇野氏の凄さ。偉大さ。

演技は素晴らしいの一言だわね。
こりゃ90点行くでしょ!と思ったので、89.56は若干渋めに感じたけど、詳しくないのでなんともいえず。
スピンの加点で評価が-3から2まで、えらく割れてるとか、演技構成点のばらつきが大きいとか、まだ評価が安定してないのかなあ、なんて、スコアを見ながら素人なりに思ってみる。

でも点数はどうあれ、彼の演技はほんとにセクシーだわ。
どう演じたいのかが全くブレないし、アメリカ大会より、バネのようなリズム感が増していたし。
自在に遊ぶ線のような演技だといつも思うけど、今回はその線に立体感があったというか、中身の詰まった、肉厚な演技だったなあと思う。
タネも仕掛けもない足元から何かがふつふつと湧いてきて、最後にリンクが満たされていくような感覚だった。
最初から最後まで一瞬も途切れない息の長さ。跳んだことすら忘れるほど統一感のあるジャンプ!!
いやあ、すごい。


・・にしても、会場のお客さんの近さよ。
リンクからあがったところで、プレゼント持って待ち構えてる。(笑)
宇野っち焦って道間違えてるし。

テン殿下は、演技が振るわなくてがっかりしてただろうに、ファンにハグまでしてあげていた!
あの日本人数名、嬉しかったろうなあ~
「衣装着テッド」は彼女たちから来たのかな?コーチがフェンスに乗せてみせびらかしててツボった。

殿下は、ジャンプはともかくステップはレベル4だった。
今季はステップのレベルが難しいという話をチラっと聞いたけど、「ローリー・ニコル組」は初戦から確実に取ってる印象。


さて、カナダの仇をフランスで討たれてる感のPチャン・・76点、5位発進。
絶対、荷物の底に「式神」が紛れ込んでるから。探してみ?(笑)
でもぶっちゃけ、共に数々の自爆大会を盛り上げてきた、かの戦友よりも、新参の宇野氏のほうがやりにくい存在だろう。

そして、ここでも安定の村上氏!
点数もカナダ大会とほぼ同じ80点で3位につける。

そしてそして、やっと出てきましたコフトゥンくん!
このところ、泣きそうな顔でぼんやり点数を見つめてばかりだったけど、今回は人が違った。
衣装も滑りも相変わらずちとダサいが、それも愛しく思える弾けた演技、よかったっす。

ところで、おフランスの会場はやはり美しい・・
フェンスの広告さえ、青一色に統一され・・・「大山式」は当然、却下。(笑)

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あ、アーロン見るの忘れてた!
きっと放送されないだろうなあ・・

エリック・ボンパール杯中断

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ショートの試合が放送される一方、ニュースはテロでもちきりだった今日の夕方。
朝の第一報をネットで見たときは、正直それほど気に留めていなかったんだけど、続報を聞くたびに複雑な気分になったし心配もした。
まずは、選手やファンや関係者の方たちが、無事それぞれの家に帰れますように。

とはいえ、ショートの結果がポイントに加算されるのか、フリーがどうなるのか、今後の対応は気になるな・・・・
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