携帯のちっさい画面だったけど、リアルタイムで見られた幸せ。
ああ、NHKでよかった。フィギュア好きでよかった。生きててよかった。
うち震えた。3Aが決まって以降、世界新記録の点数が出るまで、もう心臓飛び出す寸前だった。
現地の人はその後ご健勝にお過ごしでしょうか。血管切れてませんか?眠れましたか?
私は眠れません。
でもあえて、「完璧な演技」、とはいいませんよ。
4Sはギリギリ耐えてたし、この演技には「弱さ」が微塵もなかったし、憂鬱さや心のうつろいもなかったと思う。
そういう芸術的な解釈が表現されたら、そのときこそPCSがPチャン越えするんじゃないかな。
でもさ。
今回の演技は完全にコントロールされた素晴らしいもので。
闘志や力強さは感じたけど、鬼神化したり、本能むきだしになったりしなかった。
耐えに耐えて、集中力を切らさず滑りきったよね。
多少雑かな、と思う動きもあったけど、全体の色彩感が統一されててスピードにも乗ってたから、ほとんど気にならなかった。
抑えた色彩の中で万華鏡みたいなスピンがキラキラしてたし、ステップはものすごいスピードで、ここだけは率直な感情が出ていた。
そして4T-3Tは音と一緒に回転してた。
今度こそ認めよう。セクシーだったよ。大人の演技だったよ。(笑)
・・・終わると同時に鬼が本性をあらわしたけど、それもまた良し。
晴明に調伏してもらいましょう。
明日のフリー・・・私耐えられるかな。(笑)