今日も情報遮断の上テレビ放送で初見。
以下かいつまんで。
リプニツカヤ
滑り出しから昨日とは別人のようで、「？？？？」と思っていたら、途中で滑走を中断するアクシデント（涙）。
再開して滑り切ったものの、ケガがないか心配。
ラジオノワ
昨シーズン、タイタニックで水没してカビちゃったピンクの衣装をきれいにクリーニングしたか。
トゥーランドット。編曲が昨シーズンの昌磨とほぼ同じ。
歌はなぜかソプラノ。いいやん。かなこちゃんみたいに男性ボーカルでもいいやん。
昨日は個性的なプロが印象的だったんだけど・・いやこれはこれで個性的だけど（笑）、いいんですかそれで。
ポゴリラヤ
昨日に引き続き、いうことなし。素晴らしい。文句なし。
JOの時も書いたけど、彼女は毎回衣装がいいんだよね・・絶対外さない。
しょーま
彼のこれほど正直な演技を見たのは初めてかも。
自分の出してしまった高得点への動揺を抑えられるほど、彼は経験豊富でなかったし、逆にがむしゃらに捨て身になれるほどビギナーでもなかった、ということか。
序盤のジャンプは見るからに固くなってた。
ステップは自分の見せどころと思って意気込んだ感じで、異様にキメキメで、いつものなめらかさがあまりなかったけど、こっちのほうが好みという人もいるだろうな。
ステップが終わるとだんだん力が抜けて、ええい、ままよ、と切り替えていた感じ。
そして後半、私が嫌いなあのヴォーカルのくだり・・・
今日のしょーまは負けてなかった！！
前回失敗した3Aはいかにも堂々としていて、歌なんかどうにでもなれ、俺は自分の演技をやりきるんだから邪魔するな、くらいの勢いでしたね。まったく。恐れ入ります。
彼は「表現力」がある。
でも別の言い方をすると、表現っていう「技術」にとらわれて、彼自身の気持ちを演技の中に出そうとしてこなかった部分もあると思う。
出したとしても、あくまで上向きで挑戦的な、ポジティブな、誰に見せても差し支えない安心安全な自分で、動揺とか心の弱さみたいなネガティブなものは、隠して晒すことがなかった気がする。
これは彼の先輩の浅田真央にもずっと感じていたことで・・
ひょっとすると名古屋のリンクの価値観なのかも？なんて思ったりもするんだけど。
で、今回のしょーまは、隠し立てする余裕もないほど動揺していたのか、何か吹っ切れるものがあったのか、すごく正直な自分を見せてくれたように思う。
もちろん、練られた、つくりあげられた演技を見るのは幸せだけど、でも最高なのは、その演技と彼自身の心とプログラムがリンクしたとき、だと思うんだよね。
カッコよく滑りたい、と本人は言っていたようだけど、例えば高橋大輔がすごかったのは、カッコよい踊り、力強い滑りの中に、彼の心の優しさや、勝負弱さや、迷いが透けて見えたからだと私は思っている。
ハビエルとかPちゃんみたいな、どこまでもポジティブで陽性な演技もいいけれど、日本人選手はどうしても、「もののあはれ」っていうネガティブな美意識の業を背負っていて、そこがむしろ強みというか、高い芸術に近づくポイントという気がするんだけどどうかな。
「月はくまなきをのみ見るものかは。」
音楽でも芸術でもスケートでも、いつも思うのはこのことで。
ノーミスすりゃいいってわけじゃない。
今日の演技は、いろいろミスがあって、彼にとっては心残りもあるだろうけど、今季のしょーまにうっすら感じていた迷走感が晴れて、素直にいい演技だったなあ～と晴れ晴れした。
でも186点・・充分いい点数だと思うぞ。（笑）
しかもファイナル１抜け！これは素晴らしい。おめでとう！！
ハビ
黒パンツのプレスリー、さすがです。
ショートの9点差を追いかける・・
彼はこんなシチュエーションはもう、さんざん経験して、さんざん失敗もした上で成功して、今の世界チャンピオンの座があるわけで。
正直、崩れる気がしなかった。
4回転が２つ決まったところで、これは200点だなという感じで、あとは安心して見てましたね・・
プログラムは、前回見たJOよりよかった。（まあ、もちろん、そうでなきゃいけないでしょうけど。）
メドレーの曲が切り替わるときの、滑りの表情の変化が際立ってる。
好きかといわれれば、相変わらずあんまり好きじゃないプロだけど、でもやっぱり文句のいいようのない演技でありました。ハビはすごい。
すごいけれど、彼だって、ちょっと前にはとんでもないミスで表彰台を逃していたんだし。
しょーまなんてまだまだ、これからよ。
でもやっぱり、プレスリーは白じゃないと。（爆）
というわけで結果は
１ ハビ
２ しょーま
３ ビチェンコ
予想では二位にコリアダが入ってビチェンコ４位かなと思ってました。
ハビとしょーま、思いのほか抜けてきました。いい試合でした。