Jスポーツのエキシビション見たら感想書こう!
そう思っていました。
ところがどっこい。
今年は女子会解説じゃなかった。
千鶴さんの一人実況だった!!!!!!
まさか、リッポンがいなきゃ盛り上がらないからやめたとか???!!(爆)
しかし千鶴さんは、羽生氏が3A失敗してリベンジしていた件について、軽くツッコんでました。
やっぱり千鶴さんは心得てるわ。
競技の放送も、昨年や一昨年は初放送時にちゃんとついていたプレカンがカットされ。
5月に「完全版」を改めて放送するとかいう四大陸仕様になっていました。
プレカンを餌に契約延長狙うとは・・・
プレカンといえば・・
3月に放送されたGPFのプレカン。
今まであえて話題にしなかったんだけど、羽生氏のインタビューね。
翻訳者さんは彼の自由すぎる英文法にどんだけ苦しめられたんだかしらないけど、
「これはジョークなのね!」
というびっくりな結論に達して、ありえない超訳をつけていた・・(しかもスケーティングスキル10点満点のジョーク)
世界選手権のプレカンやスモメダで彼が全部日本語で答えたのは、ひょっとしてこの訳のせいじゃないかとひそかに思ってるんだけど。(笑)
昨シーズンのカナダ以降、何があろうが恥じずに英語を貫いてきた羽生氏を、いかにも彼らしいわと、ツッコミながらもたたえてきた私。
正直、彼の英語はスレスレのところにありましたよ。
少なくとも、ネイサンのようにパリっと知的な印象を与えるものではなかったし、いちいち苦悩が伝わるうえに、結局何が言いたいかよくわかんないことも多々あって、「最初から日本語で話せってば」というツッコミを何度入れたかわからない。
でも、それでもやっちゃうがむしゃらさが羽生氏なのだと。
勘違いや間違いや失敗を恥じないのが彼なのだと思って見てましたのでね。
世界選手権で日本語を通したのがあの訳のせいだとしたら、いろいろ残念というか、不憫ではあります。
・・もっとも、今回はたまたま疲れ果てて英語をしゃべる気にならなかっただけかもしれないけどね!
それに正直、日本語のほうがずっと聞きやすかったから、べつに、これはこれでいいんです。(爆)
いやはや、つい熱くなってしまった。
エキシビに話を戻して。
やっぱりしょーまのウィルソンプロがいいわあ。
シニアにあがってからは、去年のショートが好きだった以外、どうも彼のプロ・・とくにフリーが好きじゃなくて悶々としてたけど、このプロで惚れ直しましたわ。
というか、惚れ直す機会をくれたウィルソンに心から感謝。
しょーまはこの大会でかなりいいジャンプを跳んだけど、それでも、やっぱり彼の魅力はジャンプじゃないと私は思う。・・3Aは絶品だけど。
それなのにエキシビで4回転やたら跳んでもあんまりアピールにはならないんじゃ・・なんてことを思っていたのが、このプロになって、すべてあるべきところに落ち着いた感じ。
ジュニア時代、一番最初に惹かれたのは、脳天から串を差したように軸の動かないスピンだったんだけど、今季のスピンはグラデーションのような変化があってより際立った印象でありました。
来季の課題?は、なんといっても選曲と振り付けだなあ。
彼の表現の神髄は、洗練された音楽解釈と、高難度の中でもしっかり「芸」としての振り付けをこなしてくるところで、とりあえずどんな曲でもこなします、ってんじゃないんですよ。
振り付けや選曲の魅力が、そのまま彼の魅力に反映する。
来季はもう下品なののはやめて、世界選手権メダリストにふさわしいやつをお願いします。マジで。
そして羽生氏。
こちらもウィルソンプロで、非常にいいんですが。
素晴らしいだけに、そろそろ次の段階があってもいいんじゃないかということを、ちょっと思う。
少なくとも、3Aに執着してる場合じゃないぞと。(笑)
私、「オペラ座」で、ヴォーカルが入っているのに歌詞を全く無視して、音楽が描く世界だけを表現していたのが好きだったんですよ。
彼がどれほど明確に音楽を「見て」いるかに驚いたし、その感覚に共感を覚えた。
ああいう感性の「白鳥」、歌詞に引きずられない、音楽そのものが見えるような「白鳥」、見たいんです!
ええ、世界選手権のは良かったですよ。
でもあとちょっと、ね・・。
それから、観客との「コネクト」について。
彼の良さは、観客と視線を交わしながら滑ることじゃなく、何か同じものを共有できることじゃないかと思ってます。
演技中の彼の偽りのない一喜一憂、瞬間的な心の動きが、会場はもちろんだけど、テレビやインターネットを通しても伝わってきて、遠くにいる観客同士を一つにするようなところ。
それができる人、あんまりいませんよね・・
だから、それでもう、いいんじゃないですかね・・
まあ、ショートでは煽り入れたりとか、楽しそうでよろしいですけどね。
フリーやエキシビでは、ひとまずそこは忘れてもいいんじゃないでしょうかね。
まあ、私の好みの問題でしょうけども。
メドヴェの新エキシナンバー「タイスの瞑想曲」について。
あのときは「あえて」書かなかったけど、昨日この件でコメントいただいたので、書いちゃいます。
これってやっぱり羽生氏リスペクトプロだよね~。
ハイドロに「ズサー」に、高難度エレメンツの数々。そしてベタな選曲と、いくつかのポーズ。(爆)
メドヴェ・・どんだけ羽生が好きなんだ。(笑)
仮に羽生氏でないにしても。
これは、彼女に「気づき」や「インスピレーション」を与えたものに対するリスペクトだと思うんです。
でもやっぱり羽生氏の「白鳥」だと思うな・・彼女に雷を落としたプロは。
ただの小芝居じゃなくて、何か少し抜けた感がありましたよ。今回のメドヴェには。