男子フリー
感想は抜粋で。
ホクスタイン
全米が泣く北米プロといえばホクスタイン。(早口言葉かい)
今季はオペラ座かーい!!!wwww
最後の3T2Tセカンドの両タノが、なんかデジャブる。
勘違いかもしれないけど、タノるタイミングが、羽生氏のオペラ座と同じなような・・
138点
ラズキン
イケメンがカッコいい盛装で仮面舞踏会なんだから、見ているだけでなんかうれしいのです。
良し悪しは別として、それが許されるだけの財産がロシアにはあるのだと思いますよ。
133点
6連
心を入れ替えたテレ朝が急にライブ放送をはじめる。
羽生氏、ジャージのファスナーを開けた状態で登場。
??と思っていたら、リンクサイドでこっそり脱いで位置につく。
「てめえらジャージ脱ぎ動画なんかで盛り上がってねえで、俺のジャンプで盛り上がれ!」
と脳内再生されました。
・・4Lo完璧。4Lzは転倒と抜け。
コリアダ
プレスリーか!こりゃあいいぞミハイル!
ハビみたいに出来上がった人より、彼やリギーニみたいな、未完成感、尖がった感、アンバランス感のある人のほうがプレスリーは似合う。
「好きにならずにいられない」もまたいいじゃないですか。
ジャンプはあちこち入らなかったけど、そこはまあ、これからよね。
うまくいったジャンプは美しく高かった。
今季のコリアダ、ショートもフリーもいいですねえ。
185点 うん。いいですねえ。
ラトデニ
しっかりランビ先生を写すライスト映像(笑)
冒頭から、ずいぶん難しそうな曲調なうえ、演技も音楽に合ってない。
彼らしくないな・・と思っていたら、4回転に挑戦するプロだった。
まあ、4回転を跳ぶ選手は皆大なり小なりそうだけども、タイミングに自由度をもたせるために、難しいジャンプの部分にはあえてリズム感のない音楽をつける。
ジャンプがあれば・・しかも助走の短い・・多少振り付けが甘くても気にならないけども、彼のようなスケーターだと振り付けがないのが目立ってしまうのね。
でもステップ以降は彼らしいリズムのある音楽になって、さすがの出来でした。
そうはいっても・・
4回転を入れるのがいかに難しいのか、しかも音楽と調和させるのがどれほど凄いことなのか、改めて考えさせられる。
145点
アリエフ
さあ。4Lz!
彼のルッツ、いいですねえ。
それにまあ、攻めた選曲だこと。
よく使われる曲ではありますが、ジュニア上がりが使う曲じゃないですよ。
それをここまで、なにか陰鬱な空気感をもたせて、しかも4Lzを入れて表現できるのは素晴らしいと思う。
でも、転倒3回、演技もさすがに終盤はまとまりがなかったかな(汗)
最後に長調になったところで、もっと光を見せてくれたら、これは泣きプロになるわ。
150点
羽生氏
正座して見ましょうか(笑)
4Lz耐えたけど着氷!
耐えた右足がどうくるか、と思ったら、次の4Loを3Loにして確実に狙う。(やるな。)
その後も慎重に、冷静に、無茶はせず、しかし、手を抜かず、するべきことを着実にこなして、点数を積み上げていく演技でした。
同時に、「SEIMEI」というプログラムも、よい演技とまではいわないけど、これまた手を抜かずにしっかり見せてくれましたっけ。
というわけで、4Lzを含む4回転3回、3A2回、3連抜き・・かな?(初4Lzおめ!)
おおお。195点。
190点くらいかなあと思ってたので、案外点数出たな!という感じ。
ご本人もびっくり。
ネイサン
もう、ジャンプわかんなくなるから構成変えるのやめて~(笑)
高難度で攻めまくりますな。
ステップは、あれはあれでだいぶ慣れてきて、良さがわかってきた気がする。
おそらく、文化大革命に翻弄される主人公とか、たぶんそんな感じ。(適当)
後半は、ちょいちょいミスあり、ザヤもあり、とにかく力技で滑り切った感じで、見てるほうが全身に力が入っちゃう感じだったけど、見ていて興奮しましたわ。
193点。フリーは二位ながら、逃げ切って優勝。
いやはや。いい試合でしたよ。
羽生氏は、守らず、逃げず、あきらめず、変なプライドはこれっぽっちも持たず、どこまでも上向きで。
ネイサンもまた、恐れることなく、甘く見ることもなく、本気で、全力で抗戦したのが伝わりました。
まさにガチンコ勝負。両者出し惜しみなく、全力でぶつかりましたねえ。
これで、たとえば羽生氏が、なにか「王者然」とした余裕だとか余力だとか、そんなものを残していたら、心残りに思ったかもしれない。
でも、ほんとうにほんとうに、珍しく息が上がるほどに出し切ってましたからね。
世界王者として迎えたGPS初戦で、これだけの本気を、手の内をさらけ出す。
17歳のネイサンと全く同じレベルでそれができるのが、彼の並外れたところ、ただの世界王者じゃないところですね。
羽生氏はもちろん悔しいでしょうよ。
でも彼はもう、人目もはばからずに悔しがるだけの子供じゃなく、かといって、なんでもないフリをするようなプライドの高い大人でもなくて、ショートを含め、ほんとうに清々しい、真っ正直な負けっぷりでした。
これはおそらく、ネイサンという、真っ正直にぶつかってくる、良い対戦相手を得たからこそ、じゃないでしょうかねえ。
4大陸もそうだったけど、まさにスポーツの醍醐味といえるような、ほんとうによい対戦でした。
さて。
まだまだ羽生氏もネイサンも、プロは未完成でしたね。
これからどうなりますか。