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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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今更だけどNHK銀盤の軌跡展と横浜羽生結弦展のこと

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ほんとに今更だけど、お盆の帰省に合わせて立ち寄った、日本橋と横浜の展示会について。

羽生結弦展は、気が付けば3回目だった・・
一回目はコンティニューのついでに一人で日本橋。
二回目はFaoiのついでに友人と新潟。
三回目は帰省のついでに娘を連れて横浜。

自分がこういうイベントに足を運ぶことになろうとは・・しかも三度も。
私はそのような世界には与さない、理性のあるまともな人間だ、と自分では思っていた。
ましてグッズなんて、絶対ありえん。あんなものに手を出すなんて・・と。

しかし、横浜で山積みになっているキーホルダーとアクリルスタンドを見たときに・・
ささやかな理性が・・崩壊した。

アクリルスタンドを持ち帰ると息子が言った。
「アクリル板って、それアニオタが買うやつだよ・・最低でも800円だよ・・もはや貢いでるじゃん。」

・・いや、断じて貢いではいない。1000円だけど、これはスタンド付きなんだからな!

ーーー
多少の言い訳をすれば、横浜に行ったのは娘のためで。
日本橋は混雑するから、夏休みに横浜に連れて行くよ、という4月からの約束をやっと果たしたというのが本当のところ。

ハイライトはやっぱり、GPFのメダルだったな・・(笑)
娘はフランスのメダルを見て、
「何これ」
と冷たく言い放ち、後ろのおばさんたちは、

「これはこっちのとは違うわねえ。何の大会かしら。」

と無邪気にのたまっていた。
・・何の大会って、あなた、GPFの金メダルでございますわよ!
・・前人未到の四連覇の金メダルなんですわよ!
見た目はプラスチックだけど!
紐はケーキの箱についてるやつみだいだけど!
と言いたい気持ちをぐっと抑えた。

いろんな意味で強烈に記憶に残るメダルwwwwwww 
なんだかんだいって、けっこう好きよ。


そして何度も言うが・・
写真はやはり、カナダのバラ1と国別のクレイジーが目を引くんだなあ。
ボロってしまった試合に特有の、あの思い詰めたような気負い、身も世もないほど内へ内へとめりこんだ、ブラックホールのような雰囲気。

失礼な物言いかもしれないんだが、あのような弱さと強さのせめぎ合いが手に取るようにわかるのが、彼の醍醐味だったりもする。
そして、そんな試合をいくつも見てきたから、平昌ではもう、負ける気がしなかったのだし。
きっとご本人だって、ああいうどん底を何度となく経験したから、思い詰めたらロクなことがないと学習したから、平昌では万全のメンタルコントロールで臨めたんだよな。

-----
NHK銀盤の軌跡展

これがとてもおもしろかった・・
ほんのダイジェストではあったが、79年の第一回から、10年区切りくらいでレジェンド・スケーターたちの映像が流れる。
特に古い映像はなかなか見る機会がないから、立ち止まって何度も見てしまった。
ロビン・カズンズ・・素晴らしいな・・記憶にないけど。
当時知っていたのは、渡辺絵美と、五十嵐文男だけだったな。まあ、6歳だったからしょうがない。

パネル展示では、10代のプルシェンコの可愛さに撃ち抜かれた・・
長野オリンピックの頃とか、たぶんリアルタイムでも見ていたはずなんだけど、のちの「皇帝」のイメージが強いから、この小生意気な可愛さはまったく記憶に残っていなかった・・・・
想定外に可愛い。

衣装で一番印象的だったのは、やけに豪華だった、のぶなりの衣装。
けっして華麗な演技ってタイプじゃないのに、なぜだろうこの無駄な豪華さ・・ってところに心打たれる。
これでこそ日本男子だ。

羽生氏の衣装は、壁際にぴったり寄せられてあって、絶対に手で触れるなよオーラ醸し出していた(笑)
触るやつがいるんだな・・
どんなに触ってみたいと思っても、私ならプライドが邪魔するがな。


4Kだか8Kだかの映像も良かった。
2013年NHKの高橋大輔&浅田真央のショート、とにかく素晴らしい。

大輔さんはもう、ただただ完璧。いやはや、これはすごい。
このショートは作曲家のすったもんだがあったせいかあまり表に出てこなかった気がするけど、ビートルズより、こちらのほうが断然いいじゃないっすか。
そして、NHK杯のこの演技は、恥ずかしながら、初見だった。・・これはちょっと鳥肌モノだ。

そして浅田氏のノクターン2番
彼女のローリープロはいまいち、という先入観で全くリピしてなかったのだが、改めて見るとすごくいいじゃないか・・(今更)

2016年スペシャルエキシビションより羽生氏レクイエム。
当時この演技を見て強く感じたのは、この人は、こうして出てきて演技をすることで正気を保っていられるんだろうな、ということだった。
私はこのプロがあんまり好きじゃなかったけども、このときばかりは、思いをぶつけるような演技をただ受け止めようと思った。
感想をアップしようと思って何度も書き直したけども、結局何もアップできなかったっけな。
・・・・っていうことを、久しぶりに思い出したな。

2017年NHKよりメドヴェショート ノクターン20番
浅田氏とのノクターン対決の様相。(笑)
あくまで独断と偏見ではあるが、音楽としてはノクターン2番より20番のほうが断然面白いわけで、そこが浅田氏のノクターンにおけるハードルとするならば、メドヴェの場合、演技も選曲もいいのに臨死体験とかやらかしてしまうところがハードルなんである。
・・ウィルソンにマジで期待してるから!

2017年NHK杯がいかに気合を入れて映像を残そうとしていたかが伺われたけども、もし羽生氏がこの大会に出て予定通り映像が残されていたら、この上映はショパンだらけだったわけだな?、というどうでもいいたらればを考えて一人で笑った。
そして、メドヴェがんばれ、と心から思った。(いきなり)


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