29日から開催中の、第23回世界スカウトジャンボリー。
世間では全く盛り上がっておりませんが、現地は熱いです。いや、暑いです。たぶん。
It's crazy hot here but me and Adam are surviving.
くっそ暑いけど、僕もアダムもなんとか生きてます。
と、午後の一番暑いころ、ジョシュくんからメールがきた。
地元群馬は気温37度?38度?といってたけど、山口のきらら浜も同じくらいだろうか。
↓今日、息子が交換したというイギリス隊のチーフ。ユニオンジャックで折った千羽鶴をイメージ。
誰と交換したかは謎・・(名前くらい聞いて、写真でも撮っておけばいいのに。)
あ、ジャンボリーでは、自分のアイテムを誰かのアイテムと交換する習慣があるのね。
↓これは会場で営業しているヤマト運輸の、ジャンボリー会場限定制服なんだけど。
(画像は埼玉隊のFBより拝借)
このチーフにスカウトからの交換依頼が殺到してるらしい・・・さすがに交換は無理とのこと。(笑)
そうそう、鶴といえば。
今回のジャンボリーでも、広島に行くプログラムがあって、イギリス隊は千羽鶴を持っていくらしい。
ステイの夜、かなり遅くなってから急に、
「紙とはさみはない?」
と言い出すので、私は
「え?ジャンケンするの?」
とバカなことを言ったんだけど。
要は、千羽鶴をあと15羽折らなきゃということだった。
イギリスでも「折り紙」は知られてるようだけど、商品としての「折り紙」はあんまりなくて、紙は自分で正方形に切るのらしい。
というわけで、息子が折り紙を出してきて、手分けして折り、ご持参のテグスに通して完成。
写真撮るの忘れたけど、ジョシュの妹さんが折って持たせてくれたという10羽の鶴は、何かの包装紙?のようなものを切った厚手の紙で、色がとても綺麗だった。ああいう色の折り紙は、日本にないな。
そういえば、どうして千羽鶴なのか、その理由を話しそびれた。
昔、夏に読書感想文を書かされた、「飛べ、千羽鶴」の話だよね。
ただ、非常に言いにくいのだけど、当時、ああいう話は巷にあふれかえっていて、毎年毎年、手をかえ品を変えて、子供の心に重くのしかかってきた。
いまだに、話題にすることに拒否反応があるんだよね・・・・
だから、この千羽鶴制作時も、ひたすら無言になってしまった。
正直にいえば、この子たちに聞きたいことも、話したいこともあったけど、いったい何を?どうやって?・・・しかも英語で。
でも今思うと、本人たちは資料館に行って、自分の目で見てるんだから、関係ないよね。
何より、わざわざ鶴をつくってくれた2人やその家族、隊の気持ちに対して、もうすこし言葉があるべきだったかもしれないな~と、反省したかも。
↓息子たちの班は、30日に原爆資料館に。
ところで。
2人の地元のウィンチェスターは、気温20度とか25度とか、そんなもんだという。
暑いってもせいぜい30度で、「記録的な暑さ」、ってニュースで見たのが35度くらいだったという話だ。
うちに来た日は気温36度くらいあって、
「あなた方にとっても、この気温は暑い?」
って聞かれたのだが・・・暑いよね。彼らよりずっと慣れているはずなのに。(笑)
普段の気温が10度近くも違うけど、暑いもんは暑い。
ただ、彼らは汗だくになりながらも、ダレもせず愚痴りもせず、ほんとうに元気で、嫌な顔ひとつしないのが印象的だった。
そして、グダグダと段取りの悪い数々の式典、お偉いさんの挨拶にも、じつに我慢強く耐えていた。
偉いもんだ。
とはいえ、私たちが「あぢー」って文句いいながらバタバタあおぐのは、一種の挨拶というか。
暑いからあんまり気を張らず、気楽にいきませんか?と、みんなで場の緊張度を下げようとするジェスチャ・・でもあるのかな。
今まで気にも留めなかったけど、ふとそんなふうに考えた。