彼は今日も社会復帰できなかった。
宿題の提出日は20日だというのに・・
昨日息子のFBに書き込みのあった台湾の子たちは、まだ関西方面で観光中らしい。
8月2日に開かれたアリーナショーは、しょこたんを皮切りに、アニソンとJ-POPづくめ。
閉会式は、マーティ・フリーマン(私の好きな、ホビットを演じた俳優とは別人。)とかいうロック系の人と、あとはご当地アイドルとか、よくわかんないアイドルとか・・だったらしい。
それに対する各国隊の反応を見た、息子の所感と、その他雑感。(あくまで息子の独断と偏見によるもの。)
オーストラリア人
誰かがスピーチで「ジャンボリー」という言葉を使うと、かならず「ジャンボリー」と大声で繰り返す。
それが全体に伝染して、閉会式ではとんでもない事態になった・・が。
国連の代理の人?は、巧みに「ジャンボリー」という言葉を使わずにスピーチした。
しかも、自撮り棒を使ってこんな写真を・・
日本を含む東アジア系
アニソンもJ-POPも、わりとよく知っていて、一緒になって歌っていた。
知らない歌も、楽しんでいる感じだった。
しかし、閉会式のロックはポカーン。
台湾隊と交流あり。塩焼きそばを作ってくれておいしかった。(日本の炊き込みご飯は具がにんじんしか入れられなくて申し訳なかった。)
台湾の子はみな、「こち亀」を知っていて、日本同様、アニオタも多い。フェイスブックのプロフィール写真が気合い入りまくり。
洗濯場で会った石川県の日本人に、「群馬ってマンガの聖地だよね~」と言われ、「イニシャルD」その他、群馬が登場するマンガを列挙されたが、ほとんどわからなかった。
ちなみに次回の日本ジャンボリーは石川県。
ヨーロッパ系
アニソンもJ-POPも、よく知らないらしい。(あたりまえだ。)
が、音楽が鳴ってさえいれば、ノリノリで上機嫌。
常によくわからないテンションで、叫んだり踊ったりしていたが、個別にどの国かっていうと、よくわからない。
ワッペンや小物等の交換アイテムを持ってくる習慣はなく、ネッチや帽子などの装備品が基本。
イタリア隊と交流。ハイテンションだったが、日本人数名が披露した「オタ芸」は、まったくウケなかった。
間が持たずにいると、「ついてこい」と言われ、ハブを一周させられそうになった。(とんでもない広さらしい。)
他にドイツ隊と交流。
ポーランド人と一緒に食事をし、フェイスブックをやってるかと聞いたら、「わたしの携帯、電源死んでるんで。」と日本語で言われた。
となりのオランダ隊 なぜか夜中に集まって気合いを入れる。うるさい。
以前にアップしたこの写真は、イタリア隊と判明。
米大陸系
北米系は、アニソン・アイドル、ともに完全スルーして、自分たちで勝手に何か歌ったり騒いだりしていた。
食いついたのは、閉会式のロックだけ。
交流会は特にしていないが、米軍のミリタリーショップが人気だった。
サイト前を通る通行人に、「これで涼しくなる」と書いた液体(消毒用アルコール)を無差別にスプレーしていた。
アメリカ人の英語はほんとうに聞き取りにくくて苦労した。
メキシコ隊が交流会で作ってくれた、「マーガリンパスタ」は恐るべき消化不良を起こした。
そして、女子が浴衣と交換したドレスは派手すぎて、一生着る機会がないと思われる。
↑母所感 次回の世界ジャンボリーは、北米=メキシコ・アメリカ・カナダの三カ国共同開催だという。
どういうふうにやるのか、まったく想像がつかないけど、間違いなく食事にタコ(ス)が出るだろうな。
息子は18歳だけど、ぎりぎり高校生なので、しれっと申し込めば参加できてしまうらしい。
バイトして行きたいといってるが・・・ロックな北米ですぜ?(笑)
東南アジア系
直接の交流はないものの、本部の非常食がインドネシアの軍事食だった。
ENERTAB というその4×3センチほどのキューブは、屈強のソルジャーが3日間生きられるカロリーだという話。
一度に全部食べたらマジで危険らしい。
ほかにも、乾燥チキンカレー、レトルトのきのこチキンカレー(with黄色いご飯)、ビタミン摂取のためのスープをもらってきた。
イギリス隊(群馬にステイした南部の某地域の隊)
日本隊のサイトは諸外国のサイトに比べて汚いが、イギリス隊はその斜め上を行く荒れっぷり。
しかし、いざ設営・撤収となると、異様に速い。
英語は非常に聞き取りやすいし、人もいいのだが、交換会でよいアイテムをゲットすると、その場でオークションを開くわ、食べ物を投げてよこすわで、ちょっと行儀が悪いところがある。
↑人口比では日本隊よりも参加率の高いイギリス隊。おそらく費用も安く抑えられていると思われる。
ということは、日本同様、「ふつうの家庭の子」が多いのではないかと。
カタールの呪い
40人分のサイトから30人の日本人を締め出して、10人で絨毯敷きの豪華なサイトを建設したうえ、「Keep Out」的な柵まで作ったカタール隊。
おかげで熱中症患者も出て、みんなカタール嫌いになってしまった。
でも、追い出された当人たちは、ヒマだぜラッキー、くらいのノリで、だらだらとスーパーを見物したりして楽しんでいた。
↑熱中症は重篤でなく、息子の隊の日陰で休んで回復したレベルとのこと。
冷えピタが足りなかったので、ぬらして使うと冷やせるハンカチ(60円でたくさん買っていった)を寄付した。
カタールにも問題があるのはもちろんだけど、熱中症に関しては、群馬県民は小学生の頃からみっちり予防法を指導されているし、いくらでも場所の移動や給水はできたらしいので、自己管理の習慣のなさが原因かな、と客観的には思う。
ただ、子供たちのカタールに対する悪印象は根深い様子。
・・・・もっとも、彼らはおそらく貴族階級なので、群馬の庶民がどう思おうと意に介さないと思うけど。(笑)
以上、いろんな国があったようだけれど・・・
ピカチュウが出てきたときは、無条件にみな喜んだという。
こんな12日間を過ごしたら、当分、社会復帰は無理でしょう。