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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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イエスティン・デイヴィースが来る

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カウンター・テナーのイエスティン・デイヴィースが2月に来日!!!
なんてこった。知らんかった。不覚じゃ。

愛しの武蔵野市民文化会館小ホールにいらっしゃる。
NHKのカメラも入るらしい。
というわけで朝のクラッシック番組で放送されるんだろうが、やっぱり生で聞くに限る。
なんとか買えたチケットは、けっして良席ではないけど・・楽しみだなあ。

曲目はダウランド・・あのしんみりしたやつ・・・
でも、彼の歌は感情的になりすぎず、知的な抑制がきいてて暗くならないところがいいのよね。
そして声や音楽面だけじゃなくて、朗読や演劇みたいに英語そのものの響きや意味を大事にしているなと思う。

↓低い地声もステキ。いつまででも聴いていられる。


彼の声には「カウンターテナーでございます。」感があんまりないし、そもそも高い声に聞こえない。
特に、低い音域の声は、まるで地声じゃないかと思うくらい自然で、色気があるんだよね。
カウンターテナーなのに「低い声」がイイってのはなんだか不思議ではあるが。


今回はダウランドなんだけど・・
彼のパフォーマンスで一番好きなのは、ベタだけどもヘンデルのオラトリオ「メサイア」の中の、「He was despised(彼は侮られて)」。
この歌は英語だったんだ、ということを改めて心に刻まれる。
うねりのようにゆったりしたトリルが好き。

↓個人的には指揮者が別の版のほうが好きだけど、とりあえずYoutubeにあるのはこちら。


そしてそして、2011年メトロポリタンオペラ「ロデリンダ」のウヌルフォ役。
圧倒的な技術で超絶な高音とアジリタを繰り出す第一人者アンドレアスと、知的な声と演技力で脇役ながら存在感を見せたイエスティンの、新旧カウンターテナー競演。
個性と役柄がぴったりハマっていて、ほんとに素晴らしいキャスティングでありました。
衣装も美しかった。



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