ざっくりと。おもいついた順に
○アボット
すんばらしい滑りでした。
競技もアイスショーもどちらも。
優勝だけあるわ~
○ロシェット
え?現役じゃないんですか?
なんと流れのよいジャンプ。
これで30歳とな!
○コストナー
「タイス」ってのは、信心深くない私にとっては謎オペラなんだけど、彼女を見ていると、信仰ってほんとに存在するんだなあと思う。
エキシナンバーのドニゼッティ―もそうなんだけど、文化的バックグラウンドというか、彼女の音楽観、芸術観が伝わってくる感じ。
技術の高さを隠そうとしてるわけじゃないだろうけど、まったく感じさせない奥ゆかしさ。
○ジョニー
今回の衣装はちょっと男っぽいな。演技も力強いな。髪も短いな。
じつはこういうジョニーのほうが美しいかもしんない。
・・と思ったけど、やっぱりバラの冠。しかもピンクwwww
○クーリック
ひときわがんばるおじさん。
プルなんかに負けてらんねぇ、とばかりにがんばりすぎて勢い余ってるおじさん。
でも昔は超絶美男子だったんだぞぉ。
↓氷上のディカプリオ言われてワイドショーでも大盛り上がりだったあの頃。
いや、今もカッコいいです。
なぜかJ-POPで滑るサービス精神とか。
魅惑の白ズボンとか。
○島田くん
努力とやる気と情熱と表現力は受け取った。よくがんばった。えらい。
しかし、あの振付はいかん。
昭和ストリップ小屋的な微エロで笑わそうというところだろうけど、振付師さん、ちょっと狭いゾーンを狙いすぎ。
インパクトはあったし、これで一気に名前が売れた可能性はあるけど・・ダメダメ。いかんものはいかんのだ。
羽生氏のヴァーティゴみたいに20歳になってから再演してくれたら、おばちゃんは素直に「おお~っ」と楽しみたいと思うので・・静かに成長を見守ります。
○しょーま
ドンファンのバラ渡し、昨年よりテレがなくなった気がして感無量。
滑りも違う。顔つきも変わった。
表現力があるから、私のような素人目にはアラが目立たない・・的なところが今まではあったのかな。
今季の演技は、そのアラ・・だったかもしれない部分を底上げしたような感じに見える。
成長したってことは分かってたつもりだけど、同じプロで見るとその違いが歴然。
・・・そういう意味では使いまわしも楽しいけど、来季はエキシ専用の新ナンバーを滑ってくれないかなあ。
○羽生氏
久しぶりに見るタイムトラベラー嬉し。
こちらもまた成長著しいお方。
私は、彼の演技は良くも悪くも在原業平みたいだ・・と思っていた。
「心あまりて言葉足らず、しぼめる花の色なくて匂い残れるがごとし」
音楽そのものになりきって実体のないような、表現というよりも、目に見えない「印象」が鮮烈に伝わる感覚。
でも最近の彼の演技は言葉が足りてきて、明確な意思を表現してるなあと思う。
「色なくて匂い」の心も、以前みたいにダダ漏れな感じじゃなくて、よりコントロールされた印象を受ける。
たとえば、クライマックスで歌いながら跳んじゃってるターンからの3Aね。
あまりに自然で、難しいジャンプを跳んだっていう記憶がほとんど残らない(笑)のに、何か、空気が動いたというような印象だけは残る。
でもこれは自然に偶然にそうなってるわけじゃなくて、究極的にコントロールされた結果だよね。
当たり前なんだけど、このクオリティーに慣れ過ぎて、その凄さを忘れてしまいそうなのが怖い。