ちかごろの女子は、ジャンプで手をあげて加点稼ぐのが流行りだよね。
まあ、メドべとか、メドべとか、メドべとか・・(笑)
さとこ嬢もとうとう、連続ジャンプで手を挙げた。
でも、その手の振りがね、ほんとに美しかった・・・ただ点を稼ぐためのタノじゃなかった。
音楽の起伏に合ってたし、さあ、これから心の内をオープンにするわよ、と宣言してるみたいで、表現が生きてたと思う。
完成度を大事にしている反面、彼女はメドべを脅かす存在じゃない・・すくなくとも今季は・・と、思ってた。
でも、ひたひたと、着実に、あゆみよっている。じりじりと加速しながら・・
なんて恐ろしい。
今回のサトコ嬢の演技で印象的だったのは、聞こえる音だけじゃなくて、音の余韻までしっかり演技してたこと。
若い子が多いせいか、一つ終わると気持ちが次に行っちゃう感じの演技が目立つ中、音を、「余韻」まで含めて体で表現できている選手は、ミライとかゴールドとか・・20歳以上の選手と、サトコ嬢くらいだったと思う。
17歳の彼女がここまでできるというのは、表現力の面でもとびぬけてると思う。
全日本のときは、「自分に酔っているような、女子高生のリアリティー」を感じたけれど、今回のサトコ嬢はあのときよりも、もっと「自覚」をもって演じていて、とても大人びた感じがする。
4試合連続ノーミスというだけでも凄いけど、内容がどんどん進化してるんだよね。
また次が楽しみだなあ。
理華ちゃんは、まあよい演技だったと思う・・とくに後半は・・
でも終始表情が硬くて、なんだか心配してしまった。
中国のときみたいに楽しさが伝わってくるようだと見ていてほっとするんだけどな。
なんにしても、表彰台はよかった。よかった。
ショートで会心の出来だったかなこ、また回転不足取られちゃった・・
演技はまあ、良かったんだけど、個人的には、この「sayuri」の振付があんまり好きじゃなくてねえ。
樋口センセの振付は結構好きなほうなんだけどね。
最後に、インタビューについて。
毎回思うんだけど、フジのインタビューって変。新人が担当するのかな?
優勝しないと「おめでとう」って言わないのもなんか変。
ミライも理華ちゃんも、表彰台なのに「おつかれさま」って何?
「おめでとう」だろがっ。
たしかに。
ときどき、銀や銅取って超不本意そうな輩がいますよ。
でも、それでも、一般人からみたらすごいじゃん。それはゆるぎない事実じゃん。
本人が満足していないのがわかるから、空気読んで同調してるつもり・・なのかもしれないけど、部外者の分際で「残念だった」というニュアンスを示すのって、なんだか違和感あるんだよね。
まずは「おめでとう」とたたえていいんじゃないのかなあ。
そのうえで、「ご満足はされていないようですが。」とか言えばいいのに。
さあて。来月は世界選手権。
そのまえに男子フリー、楽しみだなあ。