羽生氏による選手評がおもしろい。
ハビ・・柔
Pチャン・・剛
しょーま・・賢
ボーヤン・・猛
ハビの柔はなんだかビミョーだが、他の選手の演技はまったく、おっさるとおり、と思う。
とくにしょーまの賢。彼の演技はほんとに知的だと思う。
てか、賢者って・・・ぜったいRPGのイメージでしょ。
6分間練習の「背中ぱっかん」事件がどう放送されるのか、誰かツッコみ入れるのか、入れないのか気になっていたが、結局皆、何事もなかったかのように完全スルーだった。
ファスナー閉め忘れの大先輩ノブナリくんならツッコんでくれただろうか・・・・?いや無理だな。
このミッションはJスポーツの千鶴さんに託された。
でもまあ、言いたいのはそんなことじゃなくて。
ライストでも演技後の嬉しそうな雄叫びが印象的だった羽生氏、テレビ画面で改めて見ると、後半の3Aあたりから「笑顔」で滑ってるのだ!
「えっ?」
と、久々に拝見したキシリトールのCMみたいに驚いた。
昨シーズンのGPFでも、ステップがとても晴れやかに見えたけど、笑顔まではなかったと思う。
つうか、そもそも彼が、競技プロを笑顔で滑っているというイメージありますか??
どっちかっつーと「挑発顔」「ドS顔」「ドヤ顔」のほうがしっくりくる。
しかし今回は、まるでジェイソン・ブラウンか村上大介が乗り移ったような、まぎれもない「笑顔」で、これにはちょっと動揺した。
しかもステップ前にも「やーっっ」って絶叫してるのが聞こえる(笑)
なんかわからないけども。
彼はプログラムの数分間、本当に正直な自分として滑ってるような気がする。
いつもそうだけども、今回は特に、言葉にならない、嘘いつわりない彼の性根を見たような。
あの笑顔は、そうやって自分自身でいられる束の間を楽しんでいるように見えた。
同時に、いつかは終わるその時間を惜しむような貪欲さと、はかなさとを感じる演技でありました。