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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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ロンバルディア杯 昌磨FS

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昨日は娘の発表会で、娘と一緒にイルマの「LIVER FLOWS IN YOU 」弾きました。
べつにメドヴェの大ファンじゃあないですけど、耳で覚えてて弾きやすかったんで・・

そして今日も今日はでいろいろ野暮用があり。
ロンバルディア杯男子FS、やっと動画で見ることができました。

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ロンバルディア杯から分析する今年の流行。
その1 ガンガン前に出てくるヴォーカル
その2 印象的な一時停止
その3 膝や手をつく振り付け
・・番外 ララランド

私、「その1」を流行らせたのは、彼じゃないかと勝手に思ってる。
今季も相変わらずガンガン前に出てくるヴォーカル入りFSで、初戦からいきなり本気出した・・昌磨。

アイスショーでは正直、「こりゃどうしたもんだ」という感じだったのに、試合になったとたんにこの完成度ってなんなんだろう。
これだけされると、もう編曲とかどうでもよくなるな。
ま、いつものことだけど・・(笑)

内容も素晴らしかったけど、今回の昌磨で一番感銘を受けたのは、演技が終わっても全くキョドらなかったこと。
SPもFSも、ちゃんと終わりまできっちりやりおおせて、そのあともしばらく余韻と闘志を維持し続ける。
こういうふうにリンクを独り占め、自分だけのものにすることができたのは、私が見た限り、今回初めてじゃないかと思うんですけど。

衣装はかなり私好みかも。
しかし、なぜ袖だけスケスケにした?(笑)

編曲については、今回あまり考察してないんだけど、あの「ピンポンパン」だっけ?3人の中国人が出てくるところを削ったのは良かったかも。
歌手、以前と同じ人かな??ちょっと歌曲っぽいタイプの声で、ドイツロマン派な昌磨とプッチーニ節の溝を埋める、いい橋渡しになってるように思う。
もしこれがドヤドヤのベルカントだったら私、去年に引き続いて先生を呪ったから・・(笑)


ブラウン
昌磨の演技も素晴らしかったんだけど、そのあとにブラウンを見たら、なんかもう・・何と言ったらいいんだろう・・
ごめん、ハッキリ言っちゃうと昌磨の演技全部忘れた。

エクセレント。
Pちゃんだったら、ついつい足だけ見ちゃうとか。
羽生氏だったら、ジャンプの前後が気になるとか。
どの選手でも、見どころ、つい目のいくポイントというのは必ずあるけど、彼にはそういうのが全くない。
全身の隅々まで、どの一瞬を取っても個性的で魅力的。
スケートって、こんなに面白いんだということを心から感じる。

が。しかし。
後半、ジャンプが多くなってくると、やっぱり、ダレる・・。
ここなんだなあ、彼の最大の弱点・・ジャンプがプログラムの邪魔をする。
ジャンプの質そのものの問題もあるし、演技が洗練されていることが、かえって裏目に出てるのかもしれないし。
初戦だけに前半に力を使いすぎて、後半少し息切れしたというのもあるのかも?

彼の持つ滑りのスキルは、ある瞬間を切り取れば昌磨より高いと思う。
でも、フリープロ一本を滑り切るという状況では、仮に4回転がなくても、昌磨のほうに軍配があがるかもしれないと、今回思ったわ。
昌磨に限らず、今回の世界選手権で最終グループに入ったあの6人なら、仮に来季から4回転が禁止になったとしても、凄い入りの3回転や、面白くて難しいステップやつなぎでプロを埋め尽くして、かなりいい成績を出せるんじゃないか??
もちろん、肩の動き関節の使い方、というような舞踊的な要素はブラウンに勝算があるでしょうが、それって、フィギュアの採点では微々たるものだし、主観的なものだからねえ。
そんなにやすやすと7位以下に座を譲りはしないような。

そうはいっても・・
ジェイソンのステップまでの振り付けや演技はほんとうに素晴らしかったし、今の時点であれができるのは、たぶん彼だけだろうと思う。
それを見せてくれただけでも嬉しいと思えるプロでした。


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