いよいよ最後の種目。
いつも、どの大会もだけども、去りがたい思いのする最終日。
美里・コルト
即決したという曲、たしかにこれはいいかも。
中盤のワルツもいいし、むやみなエロさでない、大人のありのままの情緒がある。
かなくり
龍一メドレー
ショートとは一転、抑えに抑えた丁寧な滑りで始まるラストエンペラー
そして戦メリ
終盤のステップで初めて、勢いに乗って、ここまで溜めてきたものを一気に吐き出す。
この部分での思い切りというか、気迫が今回はちょっと抑えめに感じたかな?
でも全体としてきちんとコントロールして、確実に取れるものを取るという、覚悟のある演技だったかな。
ネーベルホルンのとき、この選曲の意味が不思議だと書いたんだけど、今回、「桜」がテーマなのだという解説がつきました。
・・ジャッジにそれが伝わるかはわかりませんけどね・・とりあえずいっか。
衣装は前回とは違うような?
途中で衣装のスナップを外すとき、ジャッジから見えないような向きでやるのが、賢二先生的にはポイントらしい。(こまけえ。笑)
デンマークのユアン(違)
フラメンコ系のプロ
ザッツ・アイスダンス。
昨日、男性スケーターの筋肉には萌えないと書いたけど、うそ。この腕筋には萌えた。
しかも胸毛アピールな開襟衣装、オールバックな髪型ときた。
完璧やん。
女性のカメラ目線と出来上がった表情もステキ。
中途半端に持ち上げた感じで回るリフトが個性的でおもしろい。
おう。花が投げられてる!人気出てるな!そりゃ出るよな!
ローリオ・ルギャック
肩がズレ落ちる衣装と奇抜な髪色がフランスっぽい(違)
でも、男性の衣装がまるで影のように地味で真っ黒なのはおフランスらしくないですよ。
途中、ポップな曲になってからが彼らの本領か。
ひっくり返るリフトカッコイイ。
ウクライナのカップル
パイレーツ・オブ・カリビアン
これまた具体的な衣装で。男性はジャック・スパロウメイクも。エキシビかい。(笑)
女性の足がほっそくて、やたら細かい足技を入れたリフトをするのが面白いのだが、なんか足さばきがお行儀悪く見えるのはどうにかならんものか。
スカートが長いからかなあ・・若いからか。
6練
第二グループは滑るスピードが速い件
そうなのよ。アイスダンスのトップ選手はスピードが凄まじいのよ!
ああ、また見に行きたい!!!!!
(名古屋遠いんだよなあ・・放出されているチケットを見て心が揺れる・・パパシゼの競技が見たい・・・。)
シニカツ
ラフマ二ノフ
ジャン・ジャン・ジャン・ジャアアアン
という音にまんま乗せて動く振り付けが、ベタ感あるのに美しい。
なぜか裾がズタズタに切れてる衣装も美しい。
王道のロシア泣きプロだな。王道だけどいいな。
この曲の最後は絶対手拍子せずにいられない日本人観客とのコラボ。
・・そこでつぶれるか?(笑)
キスクラで両脇に座ってるコーチ陣の格闘技感。(爆)
クームス・バックランド
ヨーヨーマ
さあ、私の愛するバックランドさん自作の攻めプロよ。
ラピスラズリのような衣装は今回初お目見えなのでは?
(それに対してバックランドさんの衣装がわりと適当なのがツボ)
この曲、ちょっと雅楽っぽいんだよなあ・・拍の取り方とかが。
手をつかわないリフトとか何。
逆さにぶら下がるとか片手でぶん回すとか、意味のわかんないアクロバット。
このカップルの魅力が炸裂してる。
そうよね、先週の水曜にぱぱっと用意して渡航してくれたんだったよね!
何で点数が出なかったのか、ちょっと解説がほしいけど・・
復帰のこの大事なシーズンに、シルクロードの果ての日本まで来てくれただけでうれしい。
いろいろ寂しいこの大会で彼らの存在は心の支えでした。ありがとう。
テサモエ
ムーランルージュ
いやさ、この人たちがやったらどんなベタプロだって、誰も文句つけようがないじゃん。
だってテサモエだよ?(笑)
首を振るだけのさりげない動作だって神がかって見える。いやほんとうに。
そうかと思えば、後ろ向きで飛びついていくようなリフト。ありゃすごいやな・・普通に凄いやな・・
そしてユアン・マクレガーの緩い歌唱力とのコラボね。(←ユアン大好きだあ!)
最後にぐったり力なく体を預ける・・かのように見せるところとかね。
彼らの持てるすべての技術、技量が、この物語にぴったり合わせて組み合わされた、一分の隙もないプログラム。
これはすごい頂上決戦になりそうだよなあ・・オリンピック。
カペラノ
ライフ・イズ・ビューティフル
そうそう、ラノッテさんって、この映画の主演俳優に雰囲気似てると思ってた!
イタリアの人情劇。まさに彼らのためのプロ。オリンピックにふさわしいプロ。
爆撃をよけるとか、具体的な振りもいいけども、彼らの素晴らしいのは、希望とか幸せとかいう、ポジティブで抽象的な概念を、リフトなどのエレメンツで表現できること、だと思う。
太陽のような演技。
音楽の解釈、という狭いものではないのよね。
ハベドノ
スケールでかっ
体格も大きいし、なんかリンクが狭い。
迫力、成熟、ハリウッド感(笑)
強いアメリカ。大きいアメリカ。色んな意味でアメリカ。
いえ。褒めてるんです。ほんとうに。
なんというか、多様性の素晴らしさ、ですなあ。
ショートはまあ、お題もあるから向き不向きが出ちゃうところがありますが。
ここにはありとあらゆるプロがあり、順位にかかわらず個性的で、お国ぶりも見えて、すべて見応えがありました。
初見の演技が多かったけど、ほんとに楽しかったですねえ。
いいなあ、アイスダンス。ほんとにいいなあ。
ああ。テサモエは今季で引退するのか・・そうか、そうだよなあ・・・
表彰式
振袖のお姉さんたち、今日も一日おつかれさま。
大阪のボーイスカウトに改めて三指。
カナダの国歌は放送されなかったなあ。
さあ、これから明子の部屋よ!
「どうぞゆったりした気持ちでお待ちください」
たしかに。羽生氏がいないとゆったり待てるこの心理を誰か説明して。(爆)
どーもくんのスパイラル!?
フットワーク軽っ(笑)
追記
フィギュア男子の「300点」が、とうとう「凄さを例える基準」に使われるようになった件。(胸熱)