印象に残ったことをピックアップ、順不同。
○男女差とは。
○白岩さん うーん、荒い。先日のSPを絶賛したけど、彼女にとっては慎重な滑りだったのかな?
しかしシニア表彰台、もしかして初ですかね。おめでとう!!
○三原さん 素晴らしかったです。毎回だけど。
なんといっても神ってたのは、2Aの入りですよね・・まあ2Aの入りといえばロシア女子がイナバウアーとかバレエジャンプとかありとあらゆるアイデアを駆使して、いかにもいかにも難しそうなことをモリモリやってますけども(笑)、それに比べて三原さんの片足ロッカー&カウンターは、見た目上のインパクトは少ないかもしれない。
でも今回の2Aは、凄かった・・(おらおらもっと3を出せ。)
跳んだことに全く気づかなくて、着氷してから「今のジャンプ何だっけ」となるレベルでした。
リズミカルに、子供が石蹴りで遊んでいるかのようにフリーレッグを振り上げながらくるりくるりと2度向きを変え、3度目に足を振り上げたとき、勢い余って2Aを跳んじゃいましたという感じでしたね。
先日「気づかないシリーズ」にパパシゼフリーのツイズルと羽生氏ショートの3Aを挙げたけど、ひょっとしたら三原舞のフリー2Aは最強かもしれないですよ。
そして先日も言ったように、いかにも難しそうな技術を技術として見せる表現の積み上げというのは、それは勝つためには大事だろうし、音楽が要求する限り、そういうやり方も嫌いじゃない。・・高難度ジャンプのコンビネーションとか音をきっちりハメるとか高速ステップとかね。
でも、私が一番好きなのは、シンプルな音楽の中で、洗練された高度な技巧を見る人に感じさせずに、ただ「音楽と共に鳴る」ような表現なんですよね。
三原さんのこのプロは、まあ、いわゆる「勝ちプロ」ではないけれど、見るたびに感動が増す素晴らしいプロでした。
・・まあ、しょせん好みの問題だけどね!
○さかもっちゃん 疲れだよ。うん。お疲れ様。それでも銀メダルですよ?ここいらでちょっと休もう。
○草太フリー ふわっと着氷。やはり4回転が跳べた上での3回転は良いものだなあと惚れ惚れ眺めました。GOEでどのくらい評価されてるかわかんないですが。
このプロは前半が重く、後半に向けて重さが抜けていく編曲なので、序盤にふわっと着氷するジャンプが入るのはプロとしてはやや違和感があり、もしかすると、シーズン中に冒頭に4回転を持ってくる目算があったのかもしれない、と、今更ながら思いました。
だとすればこのプロを持ち越しして、来季につなげるかな?
○男子終わったばっかりなのにエキシ・・きつそう。
○マヨロフと友野くんとか、おいしすぎですよね!
○草太エキシ えっと・・佐藤ひろあきかと思いました。衣装が・・
○佐藤ひろあき えっと・・友野くんかと思いました。マジで衣装貸し借りしてる疑惑。
抜けちゃったけど、本番直後だというのに、日本男児の矜持たる「エキシで3A」に挑戦した気概を讃えよう。
○友野くんエキシ 三味線の和プロで、プロ自体はさして面白くもないが(笑)、冒頭の3Aはばっちり決まり、その他の一つ一つのエレメンツやステップもしっかり見せる力量に、とても見応えがありました。
2~3年前は「おいおいチャラチャラしてんな~w」と思って見てましたけど、世界ジュニアのピンチヒッター以降、彼から「覚悟」の二文字を感じるようになった・・・というのは以前も書きましたけど。
このエキシを見て、さすが、世界選手権に出場する選手は違う、という格すら感じましたよ。
大舞台に向けて腹を括った選手というのは見ていて気持ちがいいもんです・・そして彼の場合、それが変な「力み」にならないのが素晴らしく、さかもっちゃんあたりを見ていても感じる「関西人のバランス感覚」なのかな、と頼もしく思います。
きっと、このままイタリア入りですね。がんばれ。