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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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昨シーズンのマイベストプログラム

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テレビだけでゆるゆる観戦するフィギュア好きのたわごと。専門的ではございませんのでご注意を。

先週末は神戸のアイスショーが放送されて、たのしうございました。
個人的には、しょーま君のヘビ風衣装が、ギラッギラの第二形態に進化してたのがツボ。


というわけで。
何の脈絡もなく、昨シーズンのベストプロを独断と偏見で選んでみました。

○女子シングル
宮原知子 フリー 「ミス・サイゴン」
リーザ女王はもちろん凄かったが、このプロは衣装も含めてドンぴしゃのハマり具合だったし、演技力にも心を打たれた。
インタビューなんか聞くと、シャイで可愛くて真面目な印象はあるけれど、彼女の演技からは、結構尖った本性を感じるというか、日常とは違う演技を負担に思うのでなく、むしろ楽しんでいるように見えるところがいいな。


○男子シングル
デニス・テン フリー ←題名よくわからずじまい
もうダントツでしょ。彼には、いい意味の反骨精神を感じる。

ニコル氏のプロって、すごく「正しい」感じがするの。
一昔前のハリウッド映画みたいに、星条旗の前で大統領が演説して「全米が泣いた」的な・・・・w

そのあたりが心情的にぴったりハマる人と、そうでない人がいるような気がするのね。
でもテン殿下の場合、そもそも「ハリウッド」とか「大統領」みたいな、誇大妄想的なアメリカ信仰が感じられないというか、まっさらな自分で偏見なくプログラムに向かい合っているような爽快感を感じるのね。
もちろん、殿下が外国人っていうのは一つの理由になるだろうけど、たぶんそれだけじゃないよね。
いい意味での「鈍感さ」っていうのかな、「器の大きさ」っていうのかな。
自分は自分、っていう、しっかりしたものを持っていて、おしつけがましくないところが、まさに「殿下」な貫禄だなと思ったのでした。
彼の魅力に浸れる素晴らしいプロでありました。


○アイスダンス
ウィーバー・ポジェ フリー 「四季」
はっきりいってカップル競技は眺めるだけ。眺めることしかできないけど、この2人は凄かった。
歌詞はないのに、物語があって、詩があって、文学的なプログラム。
シゼロン&パパダキスみたいに突き刺さるような美ではなかったけれども、じわじわと感動して、ああよかったと、あとになってしみじみ思う。


○ペア
川口・スミルノフ フリー 「マンフレッド交響曲」
フィギュアにロシア成分は必要。
ロシアの音楽、ロシアの芸術、ロシアの胡散臭さ・・
「いよっ。待ってました」と言いたくなるような、コッテコテのロシアプロに、川口氏の殺気と妖気が加わると、なんか恐ろしいことになる。
っていう公式?を正しく解いたプロだったように思う。
フィギュア見たなあ。っていう満足度ナンバー・1かな。自分的に。


次回は、昨シーズンの「美プロ」編を書きます。

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