翻訳者 マータフ
解説者 マータフ
ホッケーするマータフ
マータフは、安定してカッコよい。
こうしてキャプチャを取っていて思う。
ジェイミーはキラっキラないイイ男なのに、キャプチャすると、少し印象が薄れてしまうことが多い。
瞬間的な、はっと引きつけられるような表情をうまく切り取れない。
しかしマータフは・・
表情は常に変化しているのに、どの瞬間を切り取っても、どれも味のある男前な顔をしている。
ドゥーガルもそう。
キャプチャの取りそびれがほとんどない。
これがベテランの、熟練の技というものなのか。
今回は、クランの人々の人生にフォーカスがあたっている。
特に、イノシシ狩りで命を落とすジョーディ。
そして、呑んだくれアンガス。
そして、小娘リアリー
リアリーがクレアに媚薬をねだるくだり、私は誤解していた。
ジェイミーとの関係をクレアにアピールするために出向いたのだと思っていた。
いままでさんざん「ウザ女」扱いしたが・・・そして実際ウザいのだが、実のところ、お局クレアのほうが数段底意地が悪かったりする。
年は取りたくないもんだ。
リアリー 「もしよかったら・・ご迷惑だろうけど・・力になってもらえない?」
クレア 「ええ」
リアリー 「あの・・・・私、もしかしたら・・・・・薬があるんじゃないかって・・つまり、男の人を振り向かせるような。」
以前は気づかなかったけど、このときのクレアは、リアリーが堕胎薬をもらいにきたと勘違いしている。
媚薬とわかってほっとするものの、抜け目のない姐さんは、すかさず探りを入れる。
クレア 「Mr.マクタビッシュのことね。 でも、この前あなたたちを見たときは、薬の助けが必要には見えなかったわよ。」(←なにこれ、怖え!)
リアリー 「あの、そういうことじゃないの。もっと気持ちを向かせたいの。」
クレア 「待ってね。・・(乾燥した馬糞。ちょっと臭うけど無害。ジェイミーなら気づきもしないだろう。カンペキ。)」
クレア怖え!ひでえ!!!(笑)
もうこの城からおさらばしようとしている、この期に及んで!!
リアリーは、ジェイミーの気持ちがいまひとつ自分に向いていないことを自覚している。
彼女は14歳(中学生かよ)らしいから、大人のイケメン男なんぞに言い寄られたら、あとさき考えずにのぼせあがりそうなもんだけど、比較的冷静、かつまじめなのだ。・・少なくともこの時点では。
ジェイミーの心境は説明されてないけど、クレアへのあてつけがあったにしても、多少の情はあろうし、そのうえでいちゃつかせてくれる相手がほしかったってのがホントのとこだろう。
なんたって相手は中学生(爆)なんだから、ジェイミーも罪作りなやつ。(っていうか犯罪。)
馬糞が飲み薬じゃなくて、よかったな・・・。
さて・・・
引っ張りに引っ張ったうえでの、ジェイミーの登場。
↓物騒かつセクシー。
ここで、例の、「サセナッフ」という呼び方についての会話がある。
ジェイミー 「(逃亡中に)もしコラムに捕まったら、もう客人扱いはされない。」
クレア 「どうでもいい。私はここを出るの。あなたがそうやって安直に決めつけたように、私はよそ者。サセナッフなんだから。」
ジェイミー 「気を悪くしたならごめん、謝るよ。クレア。」
クレア 「わかってるの。あなたはそんなつもりで言ってるんじゃないって。 ただ・・私はこの日のために計画を立ててきて、その可能性がたった今、全部打ち砕かれたの。だから・・」
ジェイミー 「一緒に行こう。城まで送っていく。」
中略
ジェイミー 「大丈夫だ。サセナッフ。行こう。」
結局「サセナッフ」呼びで落ち着くんかい。(笑)
でも改めてこのシーンを見ると。
クレアが「よそ者」ならジェイミーもまた「よそ者」なんだな。
ドゥーガルやクランの男たちから逃げているという意味でも、城に行けば命の保証がないという意味でも、二人の立場は似たようなもんだ。
ただ、ジェイミーには仲間がいて、こうしてかくまってもらってる。
でもクレアは一人で城に監禁されて、一人でドゥーガルたちと戦って逃げてきて、計画が頓挫した今はその城にまた戻らなくちゃいけない。
その勇気というか男気・・にジェイミーは感銘を受けたんだと思う。
自分も逃げてはいられない、って思ったんじゃないかな。
だから、いよいよ宣誓に向かうというとき、クレアに言う。
「ジュ スイ プレ(覚悟はできている)」
ところで・・
男たちが集う控室で着替えようとするジェイミーに、当然のようにへばりついてるクレアは、アリですか?
↓あの・・これから着替えるんですけど。