今更ながら、リアルタイムで書ききれなかったことなど。
羽生氏のロステレ
とにかく楽しそうだったな、という印象。
ロシア入りの段階から、既に笑顔。
SP転倒しても笑顔
FS抜けても笑顔
エキシビションもイケイケ
何か気持ちに変化があったのか?とうとう羽生氏が次のステージにあがったのか?とも思ったりしたけど、単に
4Lzやる気満々→4Lz決まった
というワクワクと喜びが、すべてという気がする。
それにしても、19日の公式練習での4Lzはすんばらしい出来でした。
私、あれを何回リピートしただろう・・
4月の、ボーヤンのルッツも何度も見たけど、羽生氏のこれは、もう、なんとも言い難いです。素晴らしい。
そうそう、18日の日経朝刊に、高橋大輔コラムの羽生評がありました。
「初戦から全力でくるだろう。GPシリーズは苦戦も覚悟の上で挑戦すると思う。本数を減らすのは後でも可能だ」
的確な読みでしたねえ。(まあ実際、みんなそう思ってたと思うけど。)
そして・・BS放送で改めて見ましたが、「羽生脱ぎ」すごいっすね・・(笑)
空いた左手は一体何に使うんだと、大人のツッコミをしたくなる不謹慎さ。
ご本人は、何の意図もなくナチュラルにやってるんでしょうけども、ナチュラルなのに・・ナチュラルであるがゆえに、思いもよらないような、最も刺激的な何かをいきなり探り当ててしまう、この勘どころね。
ジャージ脱ぎはともかくとして、スケーターとして見たときの彼の最大の魅力っていうのも、そこにあるような気がする。
・・・が、しかし、これが一転、「意識して」「あえて」やろうとすると、妙なことになりがちなのが羽生氏なんだよなあ・・
彼が今後、この大騒ぎをすべてを承知の上で、なおナチュラルに「羽生脱ぎ」ができるかどうか。
それができてこそ、本物の色男ってもんでしょうから、ゆっくりと、生暖かく、彼の動向を見守ろうと思います。(笑)
あ、そういえば、現役続行してくれる感じでしたっけね!
ほら、私が言ったとおりじゃん!(ドヤ)
ショートについて。
このプロ、全体的にしかめっ面で、一方的に「攻める」感じの演技が多かったじゃないですか。
男っぽい演技、といえばそうなんだけど、その方向性がいかにも青いというか創作っぽいというか刺々しいというか、女としてドン引きするよね、って類の男っぽさだったんです以前のバラ1は。(笑)
ただ、彼の演技には常に嘘がなくて、彼自身がそのまま出ますでしょう?
だから、刺々しい、痛々しいながらも、「若いっていいな」という母心で見守ってい部分がありました。正直言って。
でも・・もう、母心などいらなくなりましたね。
彼もいよいよ独り立ちしたなあ、と感じさせるような今回の演技。
特にステップの流れが非常~に美しくて、要素としてのステップはもちろん、体の動きもバラバラにならずに音楽の中にいました。
ジャンプはうまくいかなかったけど、これはいい演技ですよ。
ただ、カメラが近すぎて、あちこちよくわからなかったのが非常に残念・・。
でも、ひとついわせて。
冒頭の4Loは、何度も言ってるけど、やっぱり美しくない・・
まあ、着氷ミスったから当然だけど、どんなにいいジャンプだったとしても、4Sの美しさにかなわない気がする。
・・どうしても4Sにしたくないなら、いっそ、冒頭をイーグルサンド3Aにもどして、後半に4Lo跳んだらいいのに。(←嘘)
そうそう、衣装のことを忘れてた。
結局たいして変わってなかった、あの衣装のことね。(しつこい)
脇腹の金がないのはGJだけど、そのせいで横の線が強調されて、ぱっと見エジプトっぽいというか、シンメトリーすぎるのが今一つな感じがした。
襟の刺繍が、もっとランダムだったり軽かったりすれば違うと思うんだけどなあ。
マイナーチェンジ希望。