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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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DNA鑑定で切り裂きジャックが特定されたっつう話

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そりゃ、ガセでしょ・・と思ったけれど、ほんとの話らしい。
 
ソースはこちら
 
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英語なので全部は読んでませんけど。
 
どこかの好事家が、切り裂きジャック事件の証拠品・・・被害者が事件当時身につけていたショール・・・ってのをオークションで手に入れたそうな。
 
そこに被害者と犯人の血痕が付着していたので、それらと、被害者の子孫と、容疑者たちの子孫のDNAと照合したんだと。
 
そしたら、このひと←アーロン・コスミンスキ(?)とかいう人と符合したらしい。
 
符合したのもすごいけどさ。
そのショールがオークションに出てたってのが、一番すごいな。
 
ドラマの「ホワイトチャペル」では、ホワイトチャペル署の地下に数百年分の証拠や資料が積みあがっていて、それをバッカンが整理分類するんだよ。
 
なのに・・
実は、証拠品は売り払われていただと?(笑)
 
 
 
被害者の子孫も容疑者の子孫も、よく協力したもんだなあ。
あんまり名誉なことでもなかろうに。
 
とはいえ、ショールの血痕が殺人時についたという証拠はあるのかな。
被害者の血痕の上からついてたと証明できるなら別だけど。
それに、血液のDNAって、100年も保存されるのか?
 
私はこの事件に詳しくないので、当時、なぜ彼が容疑者とされたのかを知らないけど。
いくらDNA鑑定といったって、これで完全に決まり、というわけではないんじゃないかなあ。
ま、これを機にジャック熱が高まり、面白いドラマが作られるのを期待。であります。
 
あ、そういえばマシュー・マクファディンの「リッパー・ストリート」見るの忘れてました。
なんかクセがあって、見づらいんですよね・・そのうち見よう。
 
 
続報。
この話、今日は日本語のニュースでも流布してました。
それによれば、事件当時の警官が、いいショールだから妻にあげよう!と思って現場からネコババ。(笑)
でも妻は、「血がついたショールなんてイヤ」と言ったのでお蔵入り。(当たり前だ。)
それを、その警官の身内か誰かが近年、オークションに出したらしいです。
いくらで落札されたのかなあ。
 
そういうところばかり気になってしまう。
 
でも確かに、ぱっと目を引くようないいショール。
インドの、絹の手織りっぽい気がする。
どうでもいいことでした。
 

玉村名物の生ロールケーキを比べてみた

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超地元なネタですみません。
 
いま、佐波郡玉村町、っていうところで仕事してます。
このあたりじゃ有名なロールケーキやさんが二軒、同じ通りに並んでいるので、二連続で買ってみました。
 
写真も撮らずにこんなの書くなんて反則でしょうが・・
 
 
一軒は福嶋屋
店舗は小奇麗、駅にも出店してるし、「ぐんまちゃん生ロール」なんてキャッチーなものもあって、手広くやってる店なので、知名度は抜群(inぐんま)ですな。
 
生地は、いわゆるもちふわ。気泡が細かくてしっとりした、ムースのような、イマドキな食感。
クリームは洋酒やバニラで香りづけがされて、甘みと香りが強めな、コンビニスイーツ的おいしさ。
全国で人気があるとかで、通販もやってるらしいし。
 
 
もう一軒は、みよし乃
名前も店構えも、広いがやや雑な駐車場も、どこをとっても昭和な感じ。
 
ショーケースの生ロールは、気泡が荒くてパサパサしてそうだな・・・というのが第一印象。
 
が、食べてみると、見た目とは大違い。
薬剤を使った食感じゃなくて、泡立てた卵の弾力に、砂糖と粉と卵と、本物の生クリームの味。
たまに、素材だけが売りの、「健康食品」みたいなケーキに当たることがあるけれど、そういうのではなくて、しっかりおいしい。 
 
なお、値段はどちらもほぼ同じ。
店員さんも、どちらも気さくで感じのいい人。
 
店のHPを見てみると、お互い元祖を譲らないようだけど(笑)
全く違う味・コンセプトだから、どっちが先かはまあ、どうでもいい話かも。
それよりも、このトラック行き交う工場地帯で、なぜか「ケーキ」だっていうギャップ感と、両店が補いあうようにして「名物」をつくりあげているのが面白いと思う。
どちらか一方では、こうはならなかっただろうな。
・・・ということを感じた食べ比べでした。
 

薔薇の名前

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「俺が言いたいのはな、マーク、『薔薇の名前』は落ち目俳優のまぐれアタリに過ぎないってことだ。」
 
と、かつて「トレインスポッティング」のシック・ボーイに言わしめた映画。
題名だけ聞いていたものの、初めて見ました。
 
中世の修道院を舞台にした推理もの。宗教裁判もの。
大真面目で、薄暗く陰気な映画で、当時なんでこの映画が受けたかは、正直いって謎です(笑)
推理ドラマとしては、・・・え?という展開で、あんまり納得がいかなかったし。
恋愛ドラマとしては、女優さん髪型ひどすぎだし。
 
でも、服装とか調度品の質感にものすごくリアリティーがあるのです。
登場人物たちは、揃いも揃ってクセモノというか、ヘンな顔ばかりなので、顔を見ているだけで面白い。
でまた、ビミョ~に笑いを利かせてくるんですよね・・
 
個人的にツボったのは、太った3人目の被害者の検死。
これがまた死体になりきってるというか、腕を持ち上げて放すと、無反応に、「プルルン」と波をたてて落ちるところがたとえようもなくチャーミングで、うっかり笑ってしまう。(巻き戻して見ちゃったよ。)
役者さんがまばたきしちゃうのもまた、チャーミングですわな。
 
で、なによりウィリアム(ショーン・コネリー)とアドソ(クリスチャン・スレーター)の師弟コンビが良かったです。
なお、主人公は「バスカヴィルのウィリアム」という名前からわかるとおり、シャーロック・ホームズ風でして、「初歩的な推理だよ」と、お約束のセリフを言ってくれたりします。
しかし、繰り返しますが、推理ものとしては、いくぶん無理があるような気がします・・。
 
さて、ショーン・コネリーといえばスコットランド独立党支持者で知られてましたけど、彼は住民投票の結果をどう受け止めているんだろう、ということがちょっと気になった今日この頃でした。

C.P.E.Bach Symphony No.1 in D major, H.663 Wq.183

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運転中、この曲が妙にササりました。
 
有名なバッハの息子であるC・P・Eバッハ・・・・と、いつも長い前置きをつけられるかわいそうな作曲家。
今年300歳ということで、同い年のグルックとともに、薄~くお祝いされているみたいですけど、私よく知りません。
この曲は、先週のNHKBSプレミアムシアターでも放送されていて、そのときは何とも思わなかったんですけどね。
 
  
この曲の面白さ、うまく説明できないですが・・
 
たぶん・・・基本はバロックっぽいと思うんです。
でも、ハイドンのピアノソナタ?と思うようなフレーズもちょいちょい入ってくるんです。
「ドレミファソ」とか「ドミソミド」という、面白くもない数学的な音の並びですね、それが、ちょいずらしとか反転とか、いろんなパターンでもってぐるぐる回る。
 
ちなみに1755年作曲。ハイドンは20代で駆け出し、モーツアルトが生まれる前の年。
バロックっぽいのにソナタっぽく聞こえるというちぐはぐ感は、単に時代のせいなのか、この作曲家の個性なのかは、よくわかりませんが・・・ぐぐっと持って行かれます。
 
何より面白いのは、ムダな疾走感ですかね~。
疾走といっても若者っぽい必死な疾走じゃないんです。ああ~早すぎてコケちゃうよ~とか言いながら超速で走る酔っ払いのオッサン、みたいな感じの自由さが・・・。
 
とくに、1楽章から2楽章に入るところのスローダウン、後続車がいたら釜掘られてます。ぜったい。
 
音楽という世界の面白さだけじゃなくて、パズルゲーム的に、音の並びを楽しむようなところもあって、彼は理系な人なのかなあ、なんて思ったりする。
情緒に浸らず、ポップでわかりやすくて、運転中に聞くのによい曲だと思いました。
ただし後続車には注意。
 
私が聞いたのは、イエスティン・デイヴィースの「アリアズ・フォー・グアダーニ」に入っていた版です。
指揮者は・・Arcangelo Jonathan Cohen 
このCDの演奏は疾走感ハンパないです。 
 

ミュンヘン バッハ管弦楽団 ブランデンブルク協奏曲全曲演奏会

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以前、Youtubeでカール・リヒターのブランデンブルク協奏曲第五番を聞いてスゴい、と思いまして。
そのリヒターの楽団が30年ぶりに来日、しかもブランデンブルク全曲、ということで、行ってみました。
 
ただ、キャッチコピーがやたら「カール・リヒター推し」なのが気になってまして・・
もちろん、リヒター本人は30年も前に鬼籍に入っているわけでして、録音はすごいと思うけど、まさか幽霊が出てきたような演奏するわけじゃないよねえ・・と・・。(笑)
 
でも、そんな不安もどこへやら、ものすごく楽しい演奏会でした。
スタンディング・オベーション出るほど盛り上がった。
そして、ぜんぜん、カール・リヒター風じゃなかった(笑)。
指揮・チェンバロは、ハンスイェルク・アルブレヒトという方。年齢不詳。
 
昔の録音は、大編成で求心力があって、「一糸乱れぬオーケストラ」でしたけど、こちらはわりとユルいところもちらほら(笑)
とくに第一番のホルン・・・遅れてたよね?ズレてたよね?
 
そのかわり、どの楽器も、(演奏者も?)キャラが立っていて、とてもリラックスして楽しそう。
互いに相手の出方を見ながら、ときにはソリスト同士が競争するように先へ先へと進んでいくので、目が離せない。特に第三番はドラマチックな演奏でした。
 
イメージ 1ソリストで目立っていたのは、リコーダー奏者のシュテファン・テミングという人でした。
やたら背が高くて、ちんまりとリコーダーを吹く姿がどことなくユーモラス・・なうえに、まあ、動くわ動くわ。
上下左右に揺れたり、飛び上がったり。
演奏も超絶で、ものすごく速い装飾(即興も入ってた?)を自在に吹いてました。
入退場も天然にお茶目なもので、もうすっかり大人気。
ソリストとしてわりと有名?みたいでCDもたくさんあって、おばさまたちが争って買っていらっしゃいました。サイン会にも出てましたね~
 
 
 
個人的には、テオルボっていう、リュートっぽい楽器が印象的だった。
ギターくらいのサイズなのに、すごく低い音が出て、しかも太棹みたいな、若干エグみのある音色なのがセクシーなんですわ。
奏者のステファン・ラスは銀髪のおじさんで、地味~に通奏低音してるだけでもたたずまいが素敵でしたが、第三番のアダージョの即興演奏がまた自由な感じで素敵。
カッコよかったです。
 
その他、ヴァイオリンとオーボエ素晴らしかったなあ。フルートも。
トランペットは、あの高音をリコーダー並みの弱音&超速で吹く。ありえないわ。 たとえモダンでも。
 
昔の演奏はゆっくりめだったけど、いまどきの速度で聞くと、ほんとにバッハって鬼だなと思う。
名手たちがスゴ技を披露するために書かれた贅沢な曲なんだな、ってことがよくわかる。
 
そんな難曲でも、絶対に音なんか外さないスゴい楽団もあるでしょうけど。
多少音ははずしても、勢いとか楽しさとか一体感がある生演奏って格別だなと、ほんとに実感した。
周囲のお客さんがミスをつつくよりもライブ感を楽しんでたのも気持ちよかった。
ほんとに楽しいコンサートでした。
 

サウンド オブ ノイズ

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「サウンド・オブ・ノイズ」予告

昨年、地元の映画館で見てなかなか良かった。
WOWOWで放送してたので二度目の鑑賞。二度目も良かった。
スウェーデン映画。
 
つい先日、NHKのクラッシック倶楽部だったかな ~
ジョン・ケージの「4分33秒」を演奏しておりました。
演奏者がピアノのふたを開けて、そのまま4分33秒間何もしないという曲。
 
こんな曲、いったいどうやって放送するんだろう?と期待大でしたが、さすがに無音はマズかったらしい。
俳優?ダンサー?が登場して、セリフを入れたりマイムをしたり、カラフルな舞台美術を縫うようにカメラが動いたりと、なかなか凝った映像でその時間を持たせるというものでした。
うーむ・・・ 
この曲のコンセプトは、そういうこと自体を批判してるのではないんですかねえ。
 
現代は、テレビや店のBGMや信号機や・・とにかく一日中、無料で音楽が耳に流れ込んでくると同時に、その音楽には必ずなにか思惑があって、常に見返りや効果が期待されている、と思う。
たとえばワーグナーの音楽は、人の心を動かすように作られているがゆえに扇動に使われたわけだし、量販店の売り場のBGMは、冷静な判断を鈍らせようという意図でつくられているし。 
 
目的や善悪はどうあれ、音楽には必ずそういう側面がついてまわるわけで、それを断ち切って、ひとまず無垢な時間を提供しようというのが「4分33秒」であると、私は勝手に思っているのですがね。
もし違ってても謝りませんよ。(笑)
 
映画の話ですが。
主人公は、音楽一家に生まれながら、音楽嫌いな刑事。
彼は危険な音楽テロリストが起こす事件を追ううちに、ある法則を発見し・・・大嫌いな音楽から逃れて静粛を手に入れるために、テロリストと共謀しようとします。
その法則とは、テロリストが楽器に使ったあらゆるものは、主人公にとって無音になる・・というもの。
なんたる不思議!!
 
そして、テロリストが追求する音楽と、主人公が欲する静粛が、せめぎあいの末に一瞬だけ交差する・・、というのがこの映画のクライマックスであります。
そこがまさに、ジョン・ケージの「4分33秒」の世界観じゃないかと、それが言いたいがための長~い前置きでした。
 
無理のある設定ありありですが、ファンタジーだと思ってみればすんなり受け入れられましょう。
巷にあふれる音楽に怒りを感じたことのある人なら、きっとテロリストにも刑事にも共感できるはず??
爽快な気分になることうけあい、な映画であります。
病院や銀行で繰り広げられる、ややブラックな音楽テロはかなり楽しいです。
ちょっと「ウサビッチ」に似てるかな?
 
主人公の女性は結構いい歳のおばちゃんです。が、彼女がとっても魅力的。
ひょっとしたら有名な歌手なのかなあ?最後に歌うボサノバは甘いかわいい声で絶品です。
映画のキャラとややギャップがあって、別人かとおもうけど(笑)

三勝ウール

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久~々にウールの着物を買った。
 
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↑ こんな感じの、縞。
 
 
普通に出かけられるウール着物はないのか!誰か作っておくれ!
と念じつづけて20年。
やっと見つけた感動、若い人にはわかるまい(笑)。
 
 
木綿着物があるじゃないか?っていう声もありましょう。
 
たしかに木綿は安上がりだけど、やっぱり汚れやすい。シワになりやすい。型崩れしやすい。
ケチらず2万くらいの反物を買って、ケチらずプロに地入れをしてもらって、ケチらず手縫で仕立てれば、ひどい型崩れは免れるかな。
・・けど、洗濯アイロン作業はもれなくついてくる。
普段着とはいえ、外に出ようとすれば、それなりに努力をしないと体裁が悪いのが木綿ってもんであります。
 
その点、ウールの着物は・・・お手入れなんて・・学校の制服並みに放置しても大丈夫。
 
でも昔、ウールはあくまで代用品、いつかは紬、いつかは小紋、っていう意識がずっとあったし。
大島や黄八丈なんかを真似た柄も多くて、普段着としての独自の美意識とか、プライドみたいなものが希薄で・・・なんともまあ、貧乏くさい着物、っていうネガティブイメージがこびりついてたんですよね。
 
そういうトラウマをかかえた土壌に風穴を開けてくれた、三勝ウール。
 
このシリーズの特色は、紬じゃなくて、木綿のデザインを取り入れてることだと思う。 
なんだ、木綿の代用品じゃないか!というなかれ(笑)
紬が買えないからしょうがなくウールを着るんじゃなく、ウールは木綿より普段着に向いているから着るんだ、っていうポジティブさがミソですよ。
 
御召みたいに凝った技術を使うでもなく、あくまでシンプルな縞でお値段を抑え・・
他にライバルがいるでもないのに、きっちりと、東京の問屋らしい色を出してるのもにくい。
 
本当に、こういう着物が出るのを待ってました。 
シルクウールもあるようで、今後もぼちぼち観察?していきたい問屋さんです。

オースティンランド

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イメージ 1 大・大・大真面目におバカでお下品な映画。
全力投球でこんな駄作を作ってしまったジェイン・オースティン愛・・というよりオースティンドラマへの偏愛と妄想力、には、ただ頭が下がるとしかいいようがありません。
 
個人的には、「大西部の女医」こと、ジェーン・シーモア(画像中央)の姿を久しぶりに見られたのがうれしかったなあ。
 
オースティン作品(およびドラマ)依存症にして、40歳ぎりぎり手前の独身、な主人公が、19世紀の小説世界を再現する「オースティンランド」というツアーに参加するという話。
もう、設定からして迷昨の香りがぷんぷんするのに、それでも見てしまう自分がいる。
 
ちなみに、このツアーの参加者は全員アメリカ人なのですが。
じつは出演者のほとんど(もしかして全員?)がアメリカ人という、米製英ドラ映画であります。
 
 
で、彼女たちの目的は、19世紀イギリス体験・・・ってより、イケメン(?)キャストが演じる紳士たちとの疑似恋愛に興じることなのですが。
そのうちだんだん現実と虚構の境目がわからなくなっていくあたり、ちょうど、オースティンの「ノーサンガーアベイ」のストーリーに沿っております。
ちなみにノーブリー氏(画像右端)を演じているのは、2007年のBBCドラマ「ノーサンガーアベイ」でヘンリー・ティルニー役だったJJフィールド。
「ノーサンガーアベイ」のころは若々しかった彼も、いまは30代後半?くらいのほどよいヨレぐあいでして、ややシャープさに欠ける容貌やたたずまいを含めて、いかにも英ドラの主人公的。(アメリカ人だけど。)
ちなみにノーブリー氏の本名は「ヘンリー」というオチつきです。
 
映像やセリフには、「高慢と偏見」はもちろんのこと、「分別と多感」「マンスフィールドパーク」「説き伏せられて」「エマ」・・などなどのネタが、細か~く仕込まれているので、爆笑・・とはいえないけど、あちこちでくすくす笑えます。(下品なネタも多いけど。)
 
オースティン作品の中でも、「ノーサンガー・アベイ」はぱっとしないイメージがありますが・・
JJフィールド版のドラマは結構面白かったので、事前にこのドラマで予習すると、この映画も楽しさ倍増するかも。
なお、「高慢と偏見」は、95年のコリン・ファース版がいわずもがなの不朽の傑作。映画のネタとしても必見。
「エマ」は、「エレメンタリー」でおなじみのジョニー・リー・ミラー版が、今世紀のオースティンものの中で最高の出来ではないかと個人的には思います。
あと、地味な女を演じたら右に出るものはない?サリー・ホーキンスが実力をいかんなく発揮した「説きふせられて」。地味な世界に白鳥のように?舞い降りるルパート・ペンリー・ジョーンズが美しすぎる。
「分別と多感」は、エマ・トンプソン&ヒュー・グラントの映画版も、「ダウントン・アビー」のダン・スティーブンスがエドワードを演じたドラマ版もなかなか良かったです。
 
なお、そこまで予習してこの映画に取り組んだところで、何の実りもありませんのであしからず・・・。
 

新米刑事モース Case3 フーガ

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「主任警部モース」は、確かに闇のある人物だったけど、基本的には陽気だったよな・・と思う。
なのにこの若いモース、暗いよ、重いよ・・・(笑)
 
今回は進行形の連続殺人、しかも犯人の目的はモースの頭脳への挑戦であります。
「CSI」のポール・ミランダー
「シャーロック」のジム・モリアーティ的挑戦に、フルパワーでのめりこんじゃうモース。
 
そんなこんなでお疲れ様なモースを、全力で守ろうとするサーズデイ警部補が素敵なのです。
意地悪な同僚の悪口に釘を刺したり。
日和見な上司の思惑の盾になったり。
犯人にナイフで切られ、何日も眠れないモースを自宅に拉致って、リビングで寝かせて食事を出したり。
ああ。モース、愛されてるよな・・・・。
 
第一話で、「モース・・どこかで会った?・・前世かもね」などと思わせぶりなことを言っていた新聞記者がいましたが、今回から彼女が再登場しています。
誰かと思ったら、旧シリーズのモースを演じた、亡きジョン・ソウの娘さんなんだって。
 
 
以下ネタバレ
吹き替えのラストシーンのセリフが、よくわからなかったので、ちょっと訳しなおしてみました。
 
・・・・
犯人の最後の標的は、サーズデイ警部補でありまして。
きづいたモースが危機一髪で犯人を取り押さえたものの。男の中の男、サーズデイともあろう人が、手はぶるぶるふるえ、声もかすれているのです。
そしてやっと、我にかえって仕事に戻ろうとするサーズデイに、モースはこうたずねます。
(以下勝手訳。)
 
モース   「どうしたら・・・切り替えられるんです?」
サーズデイ「そうしなきゃならないからだ。でなきゃこんな事件は耐えられない。
        ・・・守るものを見つけたらいい。」
モース   「もう見つけたと・・・・・思います。」
サーズデイ「音楽?そりゃあ、いいじゃないか。家に帰って一番いいレコードをかけて、大音量で聴くんだ。そして事あるごとに思い出せ。どんな闇でもこれだけは自分から奪うことができなかったとね。」
 
モースにとって、「守るもの」とはサーズデイなのね。
だからこそ、命をかけて彼を犯人から守ったのに、当のサーズデイに「音楽は誰も奪えない」なんて「ショーシャンクの空に」的なことを言われて、思いを拒絶された気がしてしまう。
 
モースってば、本当は愛されてるのに、いつだって、結局この疎外感・・なのよ。
犯人が言うとおり、「天才は孤独」なのか?
単にお子ちゃまって気がするけどね・・・(笑)
 
 
事件とは無関係だけど、学内で行われたピアノのリサイタル、演奏が素人っぽくて、リアリティーありすぎ(笑)
曲目はベートーヴェンピアノソナタ14番なんだけど、いったい誰が弾いているんだろう・・・
 
 

ルイス警部 15話・16話

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ルイス、3連休にローラ(ホブソン)をオペラに誘う。しかも泊りがけで!!!
ロビーったら、案外やるじゃん~
 
前日からドッキドキで盛り上がって確認の電話をかけまくり、めったに着ない正装シャツにアイロンかけたり試着したり、まあ忙しい。

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「運よくまだ着られるが・・
ソムリエにしか見えないな。」

んん・・・・
でも、普段のスーツはかなりキマってると思うぞ。





しかしこのデート、残念なことに仕事でキャンセルに。
ハサウェイには根掘り葉掘り詮索されるし。(笑)
 
ちなみに2人が行く予定だった公演は実在のもので、2009年グラインドボーン歌劇場、ウィリアム・クリスティ指揮 ヘンリー・パーセルの「妖精の女王」。
全編英語だし、オペラというより音楽劇という感じで、英語圏の方にはなじみやすそうに思われ。
 
 
チケットはルイスが手配したが、ホテルはホブソンが「2部屋」予約していたらしい。(笑)

ところで、以前のホブソン先生ってどんなだっけ?と、改めて「主任警部モース」を見てみたところ。
彼女は29話~33話まで、最後の5話に登場していて、当時30代ですかね・・若い・・ってほどじゃないが、ちょっとギャルっぽいところもあり、超マイペース。
モース相手にいきなりファッションチェックしちゃうとか、常にモースが返答に困るような、異次元の突っ込み方をする毒舌キャラ。
たじたじとなったモースを見て、ちょっと溜飲を下げるルイスが楽しそうでした。
 
彼女はいちど、モースを飲みに誘ってましたが、結局そのまま、実現はせず・・(涙)
 
 
さて、「ルイス警部」第16話です。
ローラの昔のルームメイトのひとりが被害者に。
そして彼女自身も、大変なことに・・・・・
 
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さて、容疑者のひとりとして浮上するこの方↑は、レストレード警部・・じゃなくて、ホブソンさん大学時代のルームメイト、アレック。
 
いかにもチャラ男で、ローラ・ホブソンとの関係も疑われる?彼に対して、ルイスの態度は終始トゲトゲしい。
しかも「ローラの好みはワイルド系だから。」と、彼女の前で勝手に全否定されて、あからさまにムカつく。
穏やかに行こうよ・・大人なんだから・・(笑)
チャラ男の言うことなんか、ほっておくべし。
 
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ラストシーン、アレックがローラを誘うのだが、彼女はきっぱり振ってルイスのところへ。


←ルイスのこのどや顔である。

未練がましいアレックの視線を感じつつ、ローラはルイスの腕を取って去っていく。
さすがローラ、男前なり。







新米刑事モース Case4 犯罪相関図

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ほんとは、今日見た最新作の感想を書きたかったんだけど・・CASE4ですいません。
 
 
このシリーズ、いつも事件が(というよりモースの推理過程が)入り組んでて、しまいには「どうでもいいや」となるんだけど、このエピは最後までついていけた。快挙。
・・・解説はしませんが。
 
 
モースの同僚の刑事ジェイクスと、武器メーカーの御曹司、なんだか似てません?
顔ってより、スカした態度が似てるのね。よく見ると髪の色とか全然違うのに、なんだか紛らわしい。
ついでに従業員数名の容姿も微妙にかぶってて、かなり混乱しましたのよ・・・・・って、私だけ?
大好きなドラマなんだけどね・・ちょっとこちらの識別能力に限界がきはじめております。
 
 
そういうわけで、ひたすらモース(ときにサーズデイとストレンジとマックス)のみを追いかける視聴スタイル。 
 
で、今回のモースは、学生時代の知り合いのアリスという女性と再会しておりました。
彼女、第一話に出てきたスノッブな同級生アレックスと、彼の話に出てきたスーザン、そしてモースとダブルデートしたこともあったらしいのだが、モースの記憶はあやふや。
 
でも、このアリス、実はモースが好きだったらしいのだ。
どんだけモテるんだよモース・・。(まあ、わかっていたことではあるが。)
 
で、当時の恨み・・じゃなくて思いを晴らそうと、じわじわとモースに迫るアリス。
迫る、というより、モースの古傷をえぐりつつ、誘いの言葉を引き出そうとする手練手管はなかなかのもの。
しかしモースとしては微妙っつうか、昔の彼女(婚約者?)との苦い記憶を呼び起こされたりして、なんだか薄いリアクションしかできないのです。
しびれをきらしたアリス・・・モースのフラットに自ら押しかける。
 
さあ、モース、据え膳タイムですぜ。
 
そこまでされてみすみす逃がすほどモースも野暮ではないのですが。
鼻の下を伸ばすモースと違って、アリスは冷静に彼の行動を観察しとったのでありますよ。
関係さえ持ってしまえばこっちのもん、と思っていたのでしょうが、やっぱり心が自分にないのは耐えられなかったらしく・・翌日には、以前から粉かけられてた御曹司に、あっさり鞍替えしてしまった。
 
・・・なんというスピード感、おいてけぼり感・・・(笑)
モースとしては、彼女とちゃんと付き合っていこうと腹をくくりはじめていた矢先だけに、がっかりこの上ない。
でも半分くらいは下心だったんだから・・・彼女を責める、引き留める理由もないよな。
 
きっと、後ろ髪をひかれているのはアリスのほうだわよ。
モースが本気で引き留めたらとどまりたかっただろうけど、さっと潔く別れたのは、嘘をつけないモースへの敬意でもあると思うのね。
こやつ、なかなかデキる女だな、と思ったのでした。
 
 
動画は、アリスが家に来たときにモースが聞いていた、パーセルの「ディドとエネアス」のラメント。
女王ディドはエネアスと結婚するはずだったのが運命が狂って彼に去られ、自ら命を絶つというシーン。
まったく、いつもこういう辛気臭いものばかり聞いているから運が上向かないのよ。モース。
 
When I am laid, am laid in earth 
May my wrongs create  
No trouble, no trouble in thy breast   
Remember me   remember me, but ah, forget my fate
Remember me, but ah, forget my fate.
 
私が地中に葬られるとき
この罪があなたを苦しめませんように。
忘れないで、忘れないで、私のことを。
ああ、でも私の最期は忘れてください。
 
 

新米刑事モース Case5 家族の肖像

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WOWOWでの一挙放送を受けてじりじりと感想書いてます。
いつものように、事件のことはスルーしていきますよ。
 
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父の病気が重くなり、見舞いのため実家にかえるエンデバー・モース君。
場所は・・寒そうなイギリスの片田舎。
質素で地味な家で、父・継母・妹の3人ぐらし。

温かみはないけど、そこそこ穏やかに暮らしてるんだろうな。普段は。
継母はつっけんどんな物言いだが、単に飾らないだけで感じの悪い人にはみえず。
険悪・不仲というよりは、エンデバーが一人で緊張して敷居を高くしてるような感じ。
そして父モース・・・
 
ジョン・ソウ演じるモースと雰囲気がそっくり!!(笑)
 
「何かほしいものは?」と聞くと「馬券」だとか、「警察は嫌いだ」とか、いちいち言うことが憎たらしいあたりも「モース」らしい。
きっと、父モースは息子に会えてうれしいのね。でもエンデバーには通じてない。
 
このあたり、ショーン・エヴァンスの顔芸が冴えわたってます。
派手な演技はしないけど、表情がくるくる変わるから、どんなに長い「間」でも見飽きるということがないですね。
とくにすごいと思うのは、「動揺する」リアクションかな。
目の色までが、灰色から青から緑まで変幻自在で、彼の表情にはほんとに無限のバリエーションがありそう。
 
でも・・私の一番のお気に入りは、「ドヤ顔」かな。
  
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ショーン・エヴァンスのドヤ顔コレクションその1
(「SILK」シーズン2より。)
モースの画像じゃないけど勘弁してください。
 

 

 
 

父モースの死のあと、サーズデイが訪ねてくるシーンが好き。
冷たく動揺した顔のエンデバーに、おくやみなど一切いわず、「何かいるか?」とたずねるサーズデイ。
エンデバーが父を見舞ったときと同じセリフなのよね。
これを聞いて、彼の顔から動揺が消える。
サーズデイはどこまでもカッコよいおやっさんだ。
  
ところで、サーズデイの娘のジョアンが可愛い~。
父ちゃんのギョロ目を彷彿とさせる大きな目。
ああ、息子がこんなかわいい子連れて来たら、ママは万歳三唱してよろこんじゃうわよ。
 
なのに、あのピーターとデートとはね。

そもそもピーターって印象薄いのよ。
モースへの嫌味は破壊力ないし、顔のインパクトも薄め。
そのうえセクハラ男・・(笑)
けっして悪いやつではないんだが。
 
サーズデイのおやっさんは、ジョアンの相手はモースだと勘違いして、「娘を大事にしてくれ」なんて大盤振る舞いなことを言っていた。
さて、もしピーターだと知ったらどうする・・・?(笑)。
 

刑事フォイル

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去年見逃した「刑事フォイル」
今日から再放送が始まって第一話を見たところ、オープニングから引きこまれまくった。
戦時下の事件を扱う異色ミステリー。
 
1940年、戦時下で身近に起きたであろう出来事を、まるで見てきたようにリアルに描写する。
・・というより、このドラマが作られた2002年、同時多発テロ後のイギリスってこんな感じだったんだろうな。
ちょっと引いたところから世の中を見ているフォイルの冷静さがいい。
 
犯人や動機は簡単に推測できちゃうけど、それはそれでまあ・・
足を失ったフォイルの元部下の、安楽椅子探偵ぶりもよかった。
 
わりとクラッシックが多用されていて、前シリーズ「主任警部モース」の視聴者をそのままゲットするぜ感があるんだが、ワーグナーではなく、ショパンとかモーツアルトとかなのは、状況からいって納得(笑)。
でもオープニングテーマは・・やや微妙・・・・
 
第一話に、ジェームス・マカヴォイを発見!!
脇役だけどひときわ可愛いし、薄暗い中でキラっと光る眼力がただものでない。
あと、「プライドと偏見」のジェーン役の女優さんも。
 
 

ルイス警部 17話・18話

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第5シリーズ1話・2話
 
ルイスことケヴィン・ウェイトリーは、なんと来月で64歳っつう話である。
「モース」では永遠の38歳に思えたが・・
今回放送の第5シリーズは、彼が還暦を迎えた2011年の作品。・・・・うさぎ年の早生まれ。

 
第18話、もうすぐ孫が生まれ、早期退職も考え始めているルイス爺。

でも、2014年もまだシリーズが続いているということは、この時点で57歳以下よね。
 
それとも、来季あたりから「ニュー・トリックス」みたいな退職刑事の話になってるとか。(笑)
 
・・・異次元の爺ドラマ「ニュー・トリックス」
奥さんが轢き逃げで亡くなった設定がルイスとまるかぶりなので、あちこち記憶が混乱してる番組。

パブから夕陽を眺めるラストは、「モース」最終回と同じアングルで、ちょっとしんみりしてしまう。

当時ルイスは、モースがネバってたせいで警部に昇進できず、40代なかばなのにこき使われ、ビールをおごらされ、ブチ切れてモースを怒鳴ったりもしてたっけ。
ところが今、モースがいた席にハサウェイがいて、「警部が辞めたら自分も辞めます。ほかに理解してくれる人はいませんから。」と言われて、退職を思いとどまる。
・・・・・嘘くさいCGの夕陽を見ながら。(笑)

ルイスは今になって、モースがなぜ死ぬまで引退を拒んだのか理解できたのかもね。


第17話では、24年におよぶルイス史上、おそらく初めてかも?なキスシーンが登場する。

お相手は元同僚の刑事アリソン・マクレナン(推定50歳)という人。
誰ですか、それ・・・(笑) 

 イメージ 1
 
これがアリソン・マクレナン。通称アリ。
 
ルイスに(が)惚れる女はみな「男前」なのだが、それにしても・・・である。
 
 
彼女は4~5年前に退職した設定で、ドラマに登場したことはない。
ルイスとはほぼ10年ぶりの再会らしい。 


 
アリいわく、現役時代は未婚既婚の同僚にずいぶん口説かれたそうである。
(テムズ・バレイ署ユルすぎ。)
 
ルイスは浮気をしなかったらしいけど、まるで気がなかったわけでもなさそうである。
ハサウェイは鼻がきくので、ブロンドの短髪=ルイスの好みだと読んで、何かと気をまわす。
・・自分もブロンドの短髪だって分かってる?(違)
 
ルイスも久々の再会にちょっと気がゆるんだか・・彼女がローラにちょっと似ているからか・・やや唐突にキスされようとも、快く応じてしまったりする。
 
 
が・・・・そんなデート?の数時間後に、アリは殺害されてしまうのだ。
けっこう容赦ないよね、このドラマ(笑)

昨夜アリと飲みに行った・・と、ホブソンに打ち明ける正直ルイス。
言わなきゃいいのに、「現場に居合わせた可能性もあったのに」とまで口がすべる・・(笑)

イメージ 2

「すまない・・ちょっと・・・」
「不謹慎?」
「そうだな・・浮ついたことを考えていた。」
「別にいいのよ。」
「いや、ちがう。君にそんなことできない。」

(ちょっと超訳)



どうなるかと気をもんだが、事件が片付くと、ルイスは「お詫びに」といって彼女を食事に誘っていた。
一度は断られても、聞かない、動じない、弁明もしないルイスは、以前よりちょっとカッコよくなった気がする。

・・・・・・・
ローラは、ルイスが昔馴染みの女とちょっと親密になろうが、そんなちっさいことを気にする女ではないのよ。

ただ彼女が言いたいのは、「独身ならデート相手の家に泊まっても不思議じゃないでしょ。別にいいじゃない。」ということで、いつまでも自分たちの関係をハッキリさせようとしないルイスへのボヤきなのであります。
でも、ルイスはその真意に気づかずに、「Not to you.」そんなの君に対して失礼だ、と全否定してしまう。
ローラにしてみれば、「君とはそういう関係じゃない」と言われたも同然で、ちょっと凹むわな。

ルイスは、年食ってるとか学歴低いとか、ローラに対してコンプレックスありすぎ。
自分が惚れられてるという自信がないのよね・・・。まったく。

バリー ダグラス ピアノリサイタル

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武蔵野市民文化会館にて。
 
ざざ~っと、大豆かを転がして波の音を作るように、
 
音数の大量消費で雰囲気を作る人。・・かな?
 
リストの曲って、無駄に音数が多すぎると思ってたけど、これほどしっかり使い切った感のある演奏は初めてという気がする。
音にはこういう使い方があるのか、と思った。
でも、ブラームスやシューベルトでは、明らかに音が足りていなかった。
 
シューベルトの即興曲90は、戦闘機が突っ込むくらいのスピードを出して圧縮し、リスト的に音数を稼いでいた。
2番と4番がメインで、1番と3番はおまけという感じ。こちらも速い。
 
シューベルト・リスト編の歌曲「君はわが想い」はわりによかったと思う。
歌を知ってるから聴けたのかな。
歌は背景から浮かんではまた消えるようで、あくまで全体の「雰囲気」が主体なんだけど、リスト編曲なんで、それなりに洒落てるというか・・・この人はリストなら聴ける気がする。
 
ブラームスの「ソナタ3番」、長大な物語みたいな雰囲気・・は感じたけれど、彼の演奏から物語は聞き取れなかった。
BGM過多でモヤっとしたラブシーンがメインの長編歴史韓流ドラマという感じか。
「フレーズ」という言葉は彼の辞書になさそう。
でも、ブラームスの全集?とかシューベルトのソナタ?とかのCDを出してるというから恐ろしい。
 
人生ではじめて、アンコール前に退席した。
もう単純に時間が惜しかったのよ。電車の本数少ないから。
 
バリー・ダグラス
地雷は覚悟の上だったけど、ああ、こんな演奏もあるんだなと思った次第。
熱心に拍手を送ってる人もいたので、私が単に合わなかっただけなんでしょう。

ルイス警部 第5シーズン 第3話 (第19話)

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第5シリーズ第3話

ローラちゃんが元彼とインド料理店で食事しているところを、たまたまハサウェイが目撃する。 

イメージ 1

元彼ってこんな方。
カメラ目線がまぶしい。

彼はドイツ人で、ずっと海外にいたのだが、たまたまオックスフォードに仕事の機会があって戻ってきたのらしい。
名前はフランコ。





翌日。
「ハサウェイは絶対チクってる」と確信するローラ、ルイスが何を言っても嫌味だと思い込んで逆ギレする。
心配したルイスは仕事を切り上げ、別に見なくてもいい遺体を見る口実まで作って(笑)ラボに行く・・のに、ローラちゃん、無視して帰っちゃう・・

「ほんとにあの二人、ガツンと言ってやりたいわ。」
by ジーン警視正。

こじれたあげく、ルイスはローラから事情を打ち明けられる。
さすが、大人の落ち着きであっさり受けとめてる・・・ように見えたのだが。
話が詳細に及ぼうとすると、最低につまんないジョークで遮って話を終わらせてしまう。
実はけっこう動揺していたらしい。

知りたくない、でも知りたい。ローラには聞けない。
自分がアリとのデートを打ち明けたとき、ローラは問い詰めも怒りもしなかったから、男のプライドにかけて、そこは平然としてなきゃならないんであります。(笑)

というわけで、尋問のあいまにハサウェイを追及するんだけど、「彼女よりちょっとだけ年上のイケメン外国人で、いい感じでした。」なんていう聞きたくもない追加情報をもらって、さらにムカっ腹。
(ルイスとは10歳ちかく離れているもんな。)

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尋問中のムカっ腹ルイス。 鬼畜度レベル4。

最初は、彼女に揺さぶりをかけるための演技だったはずなんだけど、ブロンドで威勢のいい、ローラ似?のお嬢さんにヒートアップしてしまう。

ローラのルームメイトへの態度も相当ヒドかったけど、今回は完全にとばっちりなんである。
 
イメージ 3

「エイミーは君より賢く、優しくてゴージャスだ。
彼女が死んで喜んだだろ?
認めるんだ!認めろ!」


完全に自分のコンプレックスをぶちまけております。警視正がこれを見たらなんと言うか。

モニター越しに聞くハサウェイ、神父の境地



今回からデータ分析系のメンバーが登場、ハサウェイの雑用を引き受けている。
とうとう「ルイス」もそういう時代に入ったのね。
ルイスは40代後半まで通話記録と格闘していたが。
ハサウェイも、もう30台半ばか。

犬の散歩を請け負っているおばちゃんが、独自推理を展開して、しかもことごとく外すのが面白かった。
ルイスに鬼畜な尋問をされた女性の彼氏で、被害者にちらちら視線を送っていた男性、「新米刑事モース」の軍需工場の回にも出てました。クリストファー・エクルストンをほうふつとさせる、ちょっとコワいかお。
自殺したアダムは、「ラブ・アクチュアリー」の恋する小学生!おおきくなったなあ。

ところで、その後のルイスとローラ。
あっさり仲直りし、何事もなかったかのように飲みに行ったのでありました。

・・・・・この痴話喧嘩に巻き込まれた関係者一同に深くご同情申し上げます・・・・・・・・

ルイス警部 第5シーズン 第4話 (第20話)

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DNAの略は?
D鈍器で N殴られた A頭 に決まってるだろ?


警部、一杯どうです?
私はビールだ。ステアでなくシェイクで。

ジェームズ・ボンドがシェイクされたビール(しかもぬるいやつ)を飲む姿をマジで想像してしまった。
今回はなんだか、ルイスのジョークが冴えわたっている。

今回はIRAをめぐる諜報活動と、「天才児」が登場する話。
天才というより努力家、頭脳より足でかせぐイメージのルイスだけど、祖母には「お前は頭が切れるね。ナイフボックスの中で寝てるのかい」と言われたものだそうである。
じつは先日はじめて、モースの原作本「ウッドストック最終バス」を手に取ってみたんだけど、彼は冷静な切れものとして、けっこうカッコよく登場していて驚いた。

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007 カジノロワイヤルの冒頭のように、路上の障害物をピョンピョン飛んでいく青年。
鐘楼の階段で突然「めまい」を起こす。
つづいてハサウェイも・・・・

ヒッチコックの世界。




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ハサウェイ、天才少女になつく。

ルイスに「うぬぼれてる」と非難され、「賢い」と言われることが重荷に思えてきたハサウェイ。
彼は自分の能力を役に立てたい一心で悪気はないのだが、洞察力ではルイスにかなわないことを、最近忘れてたかもね。

その点、彼女といると、「それほど賢くない」自分でいられて嬉しそう。


一方で、ハサウェイやローラの学歴や知識量にコンプレックスありまくりのルイスは、実はひそかに努力している。
鑑識の基本から妊娠中の娘のケアまで、六十の手習いで勉強してるのだ。

じつはDNAのジョーク、英語では
「漂白剤でDNAが検出できないんだな?」
「勉強したのね。前はDNAを Don't Know Anything の略だと思ってたのに。」
「CID(犯罪捜査部)を「偽警官(Coppers In Disguise)」と思ってるよりマシだろ。」
と言っている。

そのほか、LSDが死後検出できないとか、足跡がデカいから靴じゃなくてブーツだとか、急に鑑識に詳しくなっているルイス。
勉強=「CSI」をイッキ見した可能性もかなりあるけどね・・・。

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ラスト、ローラはルイスを自宅に招待する。

今回のローラはルイスに対する表情や態度が今までと全然違っていた。

以前はどこまでも対等に張り合う態度というか、ちょっとプライドの高さを感じたのだが、今は彼の陰の努力や謙虚さを素直に尊敬しているのがよくわかる。

そういう彼女の態度のおかげかもしれないが、ルイス自身にも急に貫禄が出たように見える。

・・なるほど、ジョークが冴えるわけね。(笑)

いままで、美人で性格も良い彼女がどうしてこの年まで独身なのか不思議に思っていたけれど、そういうところでチャンスを逃してきたのかも、なんて思ってしまった。

偉大なるケツアゴ女優、アンナ・チャンセラーがでていました。
「フォー・ウェディング」「高慢と偏見」・・
最近だと、WOWOWで放送していたイアン・フレミングの伝記ドラマに諜報部員として出てたなあ。

ルイス警部 第6シリーズ第1話 (通算第21話)

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初放送の第6シーズン。

大事なのは事実と証拠
by ギル・グリッソムではない。ロビー・ルイスなんである。

鑑識の人間が微妙に増殖している。
分析などの作業もチームワークなのだ。チームワーク!!!
とうとう「ルイス」 も「CSI」化するんだろうか・・・


ルイスとホブソン。
私はてっきり、この二人は出来上がってるもんだと思っていた。
なのにローラは機嫌が悪く、ルイスの反応も薄く、なんだか予想とは違ってるようである。

イメージ 1
今回、2人のシーンはほんの数秒。
ルイスは何か言いかけるけど、次の瞬間、画面がハサウェイにうつってしまって、会話は謎。

「その言葉を言おうとしたまさにその最中に、
その笑いと喜びのまさにその最中に、
彼は突然静かに消えうせた」
・・キャロル「スナーク狩り」より。



事件の内容からみて、ルイスはホブソンの自宅デートをすっぽかしたか・・・早々に逃げ帰って仏壇に線香あげた(違)みたいである。

・・・・・・
今回のエピは言葉遊びや裏の意味が多いので・・思いついたものをざっとご紹介。

「二位にあらず」
「二位」より「二番目」と訳したいな。
被害者が身に着けていた時計の文字。ホブソンが証拠品としてルイスに手渡すことで、「セカンドワイフは嫌」というメッセージに見えてしまう妄想。
ルイスは被害者の兄に時計を返すんだけど、事件解決する前に返しちゃだめだと思う。証拠品なんだから。

「ホーズ兄弟」
亡くなったマリー・ホーズとコナー・ホーズの関係は、「主任警部モース」と「ルイス警部」の関係に似ている。
会話の中で、ルイスには兄がいたことが判明。過去形なので既に亡くなっているのか?

キャロルの「スナーク狩り」
狩り=追いかける愛、とは、たしか第4シーズンで美術館の学芸員が言ったセリフ。
この回の登場人物は、みな手に入らない愛を追いかける。
ガンを宣告されて死期を悟ったファルコナー夫人だけは、夫に愛人がいるのを喜んですらいたけれど。

「L・H」
今回のベスト字幕(笑)
ほんとは「Lab H」(ラボ・H)なんだけど、字幕翻訳者は他の単語から裏の意味を嗅ぎ取って、あえて「L・H」としたんじゃないかと思う。

「L」はルイス?リヴ?あるいはローラ?
「H」はホーズ?ハサウェイ?ホブソン?・・・

「ルイス」は当初から”ブロマンス”なところがあったし、セリフに含みがあって想像力を刺激する。
だから、ルイスはもういい歳だけど、いまだファンフィクションとかスラッシュ(男性キャラのカップリング)のネタとして人気があるっぽい。
今回はまた、特にハサウェイとのからみが多かったので、スラッシュな連中を刺激してそうである。Youtubeあたりで探したら出てくるだろうな・・・見る勇気ないけど。

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「一度だけ言うよ。君にはパートナーが必要だ。」

その昔、ルイスはオーストラリアの刑事と飲みながら「刑事には妻が必要ですよ。」と持論をぶっていたのだ。
でも、いまどきは「パートナー」である。

それにしてもルイスのこの目、可愛いすぎ。



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・・リヴにお辞儀をするハサウェイ。
パートナーって、ダンスじゃないわよ!!!
デートに誘わなきゃ!

遠くにルイスの視線を感じているのか?

たしかに私も「ルイス、いっそハサウェイと結婚しちまえ」と書いたことあるけど、別にしなくていいよ。
選択肢の多い社会は大変だ。



「水曜クラブ」
本国で「ルイス」が放送されていたのは水曜日なので、ファンによる掲示板のことかなと思う。
黒づくめのヴィンセントとミアは、ファンフィクションの作者だと思う。名前はハンドルネーム。
彼らは「水曜クラブ」に呼ばれ、コナー教授から、何か重要なネタバレをされたらしい。
(「うるさい小娘」と訳されている「spoilt brad」の「spoil」は、「ネタバレ」という意味もある。)
そのネタバレ内容に腹をたてて乱闘になったのかな。

「ミセス・マーバー」
きっと、昔からのミステリーファンよね。
ファンフィクだのスラッシュだの、そんな世界とは関わりのない純粋なファン。
きっと毎回ちゃんと犯人さがしをしてるよね。

ルイスがミセス・マーバーに亡くなった奥さんについて語るところはちょっと感動的だった。
「寂しくて、毎日彼女と話をするんだ・・部下には内緒に。」
あれ、ハサウェイには内緒なんですか。

でも、このままぐずぐずしてたらじいちゃんになっちゃうわよ。
そうだ、孫の話題はどうなったんだ?

あと、ルイスの車がグレーのBMWに。なんか微妙w。

ルイス警部 第6シリーズ第2話 (通算第22話)

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顔に怪我(しかも鼻の下とか微妙な場所)を負ってハサウェイとともに犯人を取り押さえたルイス。
自分の雄姿が映ったテレビのニュースにご満悦。
そこに「テレビ見たよ~」とかかってくる娘の電話・・・もう完全にじじいである。
誰だ、ルイスじいちゃんを特殊任務なんかにつけたやつは。

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花は桜木、男は岩鬼。
・・知ってるあなたは間違いなく中高年。

さて、大麻栽培ハウスの一斉捜索「作戦H」(また”H”だよ・・)
「作戦H?ハッピーな作戦だろ。」とか言ってけたけた笑ってるルイスとハサウェイの緊張感のなさは、まるで町内会のパトロールである。
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「作戦H」を指揮したのはピーターソン警部。
緊張感も機敏さもセクシーさも、ルイス&ハサウェイとはダンチだ・・年もルイスより10歳は若い。

しかもこの新任セクシー警部、ローラに気がありげな様子でさらっと割り込んでくる。
ルイス、またもやピンチか・・・?




事件は、39歳独身のフェミニスト論者の死。
他殺を示す特別な証拠がなく、しいていえば留守電の録音テープが紛失しているという点のみなので、ローラふくめ、ほぼ自殺だろうと推定する。
でもルイスだけは、証拠もないのに他殺だと言い張って、ローラと激しい口論になってしまう・・・

留守録といえば20年前、録音テープを捨てて、他殺の証拠を隠ぺいしたことがあるルイスくん。
だからこれは自殺じゃない、とピンときたんである。おそらく。
理由はともあれヤバい過去に違いはないから、そら、誰にも言えないよなあ。


ルイスとハサウェイが、動画サイトにゴシップ記事を載せられちゃうくだりはちょっと面白かった。
(ちなみに書かれたのはスラッシュじゃないよ。)
短気を起こしてサイト運営者のところへ殴り込みに行く侠(おとこ)なルイスもいいが、「来なくていい」と言われたのにしっかりついていくハサウェイの阿吽の呼吸がまたいい。

しかし・・更に事態は悪化し、電話はパンク状態、自宅はマスコミや野次馬に包囲されてしまったらしい。
でもイノセント警視正がそう言ってるだけなので、いまいち緊迫感に欠けるけど。

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ともかく・・・ルイスとハサウェイの危機を知ったホブソンは、イノセント警視正を通じて自宅を二人に提供すると申し出る。

「セキュリティーコードは ゼロ ゼロ ゼロ ゼロ ですってぇ。」

と、物言いたげな顔で鍵をルイスに投げ渡すイノセント警視正の顔がいい。
このおばちゃん好きだなあ。

イメージ 2

で、男やもめの楽しい二人暮らし。(笑)

「冷蔵庫がビールで一杯で、パトリック・オブライアンを読む女性は珍しいですね。」

と、本棚を見て冷静に分析するハサウェイだが、ルイスはほぼ無関心・・・・・?

ちなみにパトリック・オブライアンとは、映画「マスターアンドコマンダー」の原作者。

「好きな色は青」と言ってたローラらしく、たしかに青(というか水色)の壁。
だがなんというか・・・思ったより・・・・・庶民的?イケア的?無印的?
とくに目を引くのが、青グレーのチェックのカーテン。
何度も言うけど、この柄はルイスの布団と同じなんだよね。(笑)

さあ、もういちどパトリック・オブライアンの本を思い出してみよう。
本棚に逆さまに置かれてたよね。
そしてハサウェイはこう言った。「パトリック・オブライアンを読む女性は珍しい」
ローラがかつてバリバリのおやじギャル(古っ)だったとしても・・・

さあ、説明したまえ。ルイスくん!


そしてもう一つ黙って見過ごせないのが、ローラとルイスが口論してるセリフ。

「薬と大量のお酒を一緒に飲んだら、効き目が出る前に吐いちゃうかもしれないじゃない。袋なら確実。」
「推測にすぎないだろ。」
「いいえ、ロビー、これは事実にもとづく推論よ。」
With pills and booze, there's no guarantee that you won't throw up, be discovered before they've worked. The bag guarantees it.
That's just speculation.
No, Robbie, it's deduction based on facts.

二人はあくまでも、被害者の死因について討論してるだけなので、仮に違う風に聞こえたとしても、私のソラミミでしかないんだけどね・・・(笑)
「あのー、席を外しましょうか?」・・って言ってるハサウェイも、多分同じソラミミしてると思うよ・・

まったく、いい年のルイスをつかまえて、悪いジョークだ(笑)
廊下でローズマリーがどうのって会話も、パブでちらっと言う「リスク」って言葉も・・・
だからもう、いったい何のリスクだってのよ!!


事件の被害者のミランダと、コネリー。
95年に別れてから20年近く、互いに思いながら口に出さなかったせいで孤独な人生を送っちゃった二人。
で、ホブソン先生が登場したのも、95年なのよね。思ったよりルイスとホブソンのつきあいは長い。
当時はこんな展開予想されてなかったと思うけど、ホブソン先生は若いのにモースにずけずけものが言えたから、40代になってもこき使われてたルイスが、ちょっとした連帯感と憧れをもって彼女に接していたのは確かでありました。

ルイス警部 第6シリーズ第3話 (通算第23話)

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ルイスの孫がどうなったか心配してたので、男の子が無事生まれていたようで安心した。

現在、私の職場は3人の退職オヤジが集う、リアル「ニュー・トリックス」なのだが、今月そのうちの一人に孫が生まれたばかりである。
ルイスの孫写真はもうだいぶ大きくなってたが、こちとらもう、生後3日目くらいの、まだ生々しさのある赤ちゃん写真を見せられている。
まあ、私も子持ちだから可愛さが伝わらなくはないのだが、これが夏には「全くデキ婚なんかしやがってあのバカ娘」と叫んでたんだから、爺とはわからないものだ。

さて、”子供の扱いがうまい”ハサウェイだけど、ときどきルイスに孫の面倒を頼まれてるのだろうか?
今後、趙雲子龍のような子守りキャラとして成長していかないかなと妄想中。


最近、ちょとCSI化が進むテムズ・バレー署、今回は事件までがCSIの世界だった。
ベッドにロープで縛り付けられるっての、何度もあったよな~。

イメージ 1ちょいとエロめな写真を撮るおばちゃん写真家(チェス好き)、なんて登場人物もCSI的だし、そこにルイスが単身聞き込みにいってワインなんか飲んじゃうのは、まんまレディー・ヘザーだ。

その会話によれば、ルイスはオックスフォードに来る前、ニューカッスルの風紀課で3年間勤務していたということである。
・・・・だからなんだという新情報だけど・・・・


今回の空耳アワーは、ホブソン先生のセリフ。
ルイスがこっそり?おばちゃん写真家を訪ねた翌朝、そこから徒歩5分の場所で遺体が発見されたときの一言。

Would've been black as pitch under here last night.
You could pass within a hand's breadth of someone and not know it.
「昨夜、この下は真っ暗だったはず。誰か通っても、手のとどく範囲しか認識できなかったわね。」
ソラミミ→(昨夜、この下は真っ暗だったはず。あなたは誰かの傍で過ごしたから知らないでしょうね。)


今回は漫画?ネタがいまいちよくわからず、なんだか消化不良だったかな。
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