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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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四大陸男子ショート

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姉さん、事件です。

ボーヤン・ジンの胸元の襦袢が、ない!!!
ハン・ヤンが片耳ピアス!!!
ケヴィンの日本語上手すぎ!!!(しかも音楽アニソン)


最終グループの演技はみな素晴らしかった。
ボーヤンはプログラムの完成度があがって安定してるし、顔つきも変わって大人っぽくなった。
演技以外での表情も豊かになったなあ。GPFからほんの2か月なのに。
彼の演技はもともとキレがいいし、ここ半年でめきめき綺麗になったなと思う。
・・・でもどこか引っかかるのは、衣装も含めた「趣味の高さ」の部分なんだよね。
彼自身に表現者たる意志や自覚があれば趣味なんぞ多少悪くてもよろしいんだけど、彼の場合・・もう少し盛ったほうがよいような。
いい振付とか・・彼の良さが個性として定着するきっかけみたいなものがあればいいなあ。

Pチャン、今季ショートは毎回ドキドキさせられたけど、今日は安心感があったなあ。
お手付きあったし、100点も出した彼にとっては高得点じゃないと思うけど、なんだかとても良かった。
口先だけじゃなくて、本当に心から「自分は自分」って思えるようになった・・のかな。
(・・・と思ったら、インタビューでさんざん氷のせいにしてやがった・・・笑)

しょーま君、ここからが正念場だねえ。
点数ではボーヤンの次だけども、見応えと華は随一でしょうし。
守りに入らず勢いがあって、清々しい。
ただ、このところ攻めの気持ちが強いせいなのか、彼独特の謎の「色気」がちと薄めな気がするのよね・・・。
もちろん、攻めの男気も魅力的ではあるんだけど。

田中刑事氏、ムラっちも良演技。
あと、地味に良かったマルティネスくん。
ハンヤン・・・いい演技だけどなぜか笑っちゃう。いいスピンなのにやっぱり笑う。ステップ良いのにいちいち笑う。
明後日は「傍観者ロミオ」が披露される。いよいよ笑ってしまうと思う。

今季お気に入りのホクスタイン、転倒残念だったけど良かったよ。

それから、終わってみてなにか変・・と気が付いた。
デニス・テン殿下出てないじゃん!!どうした!



四大陸 女子フリー

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ちかごろの女子は、ジャンプで手をあげて加点稼ぐのが流行りだよね。
まあ、メドべとか、メドべとか、メドべとか・・(笑)

さとこ嬢もとうとう、連続ジャンプで手を挙げた。
でも、その手の振りがね、ほんとに美しかった・・・ただ点を稼ぐためのタノじゃなかった。
音楽の起伏に合ってたし、さあ、これから心の内をオープンにするわよ、と宣言してるみたいで、表現が生きてたと思う。


完成度を大事にしている反面、彼女はメドべを脅かす存在じゃない・・すくなくとも今季は・・と、思ってた。
でも、ひたひたと、着実に、あゆみよっている。じりじりと加速しながら・・
なんて恐ろしい。

今回のサトコ嬢の演技で印象的だったのは、聞こえる音だけじゃなくて、音の余韻までしっかり演技してたこと。
若い子が多いせいか、一つ終わると気持ちが次に行っちゃう感じの演技が目立つ中、音を、「余韻」まで含めて体で表現できている選手は、ミライとかゴールドとか・・20歳以上の選手と、サトコ嬢くらいだったと思う。
17歳の彼女がここまでできるというのは、表現力の面でもとびぬけてると思う。

全日本のときは、「自分に酔っているような、女子高生のリアリティー」を感じたけれど、今回のサトコ嬢はあのときよりも、もっと「自覚」をもって演じていて、とても大人びた感じがする。
4試合連続ノーミスというだけでも凄いけど、内容がどんどん進化してるんだよね。
また次が楽しみだなあ。


理華ちゃんは、まあよい演技だったと思う・・とくに後半は・・
でも終始表情が硬くて、なんだか心配してしまった。
中国のときみたいに楽しさが伝わってくるようだと見ていてほっとするんだけどな。
なんにしても、表彰台はよかった。よかった。

ショートで会心の出来だったかなこ、また回転不足取られちゃった・・
演技はまあ、良かったんだけど、個人的には、この「sayuri」の振付があんまり好きじゃなくてねえ。
樋口センセの振付は結構好きなほうなんだけどね。


最後に、インタビューについて。
毎回思うんだけど、フジのインタビューって変。新人が担当するのかな?
優勝しないと「おめでとう」って言わないのもなんか変。
ミライも理華ちゃんも、表彰台なのに「おつかれさま」って何?
「おめでとう」だろがっ。

たしかに。
ときどき、銀や銅取って超不本意そうな輩がいますよ。
でも、それでも、一般人からみたらすごいじゃん。それはゆるぎない事実じゃん。
本人が満足していないのがわかるから、空気読んで同調してるつもり・・なのかもしれないけど、部外者の分際で「残念だった」というニュアンスを示すのって、なんだか違和感あるんだよね。
まずは「おめでとう」とたたえていいんじゃないのかなあ。
そのうえで、「ご満足はされていないようですが。」とか言えばいいのに。

さあて。来月は世界選手権。
そのまえに男子フリー、楽しみだなあ。

四大陸男子フリー

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Pちゃんやってくれましたねえ。200点越え。
点数もだけど、演技が良かったもんねえ。
なんだかんだいって、スケーティングは正義
というのが今回の四大陸の教えだわね。
ホントはいろいろ言いたいよ。振付ダサいとか、衣装ダサいとか、動きがダサいとか。
けど、Pチャンと、そしてハンヤンの演技には、あのとてつもないダサさを振り切るほどの、美しいスケーティングと勢いがあった。

ボーヤンはエレメンツそろえましたね。どれも良かった。
四大陸銀メダル・・シニア1年目で悪くない成績だよねえ。
衣装だって工夫したよね・・袖を切って筋肉アピールしてみたり、背中に穴あけて通気を良くしたり?
でもやっぱり、スケーティングがダサさを払拭できてない・・っていうのが、素人の私から見た彼のフリーの印象かなあ。


日本勢は残念だったけど、ベテランと中堅どころが「新人にはまだまだ負けんよ」という意地を見せた表彰台、清々しくて、なんだかうれしくなったよ。
しょーま君にはいろいろ課題も残っただろうけど。いい試合だったなあ。


Silk王室弁護士マーサコステロ シーズン3

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マーサが帰ってきた!!
ああ、3年越しの興奮。


さて、詳細は不明ながら、どうやら前シリーズから1~2年ほど経ってるらしい。
シルク昇進の件ではマーサに後れを取っていたクライブも、このたびめでたく合格し、その祝賀会の席で・・

いきなりマーサを口説きだす。
しかも法廷で・・


いえいえ、マーサとは過去もあることだし、パブのトイレだの学生寮だの事務所だの、種々さまざまなエロビデオ的展開を披露してきた「脱がせ名人」クライブ(推定40歳)・・・だけに、そんなことでは全く驚かない。

マーサを見る彼の目がまぶしすぎるのだ。
顔が全く映っていなくても、(いや映ってないからこそ?)まるでハタチの学生みたいにまぶしいオーラがネクタイやシャツから放たれてるのだ。(意味不明)
こんなことがかつてあっただろうか?

例のごとく、今回も彼の回りをゴージャスな女性たちが取り囲んでいるし、その一人一人に対して、口説きはしないまでも、子犬のまなざしを向けずにはいられないクライブお色気担当部長。
でもマーサといるときの彼は、そういうのとは違う、キラっキラな感じが全身からダダ漏れている。
いったいどうした。何があった。

シルクの試験を経て、40歳の折り返し地点に立って、何か新境地にでも達したんだろうか。
今更マーサの本当の魅力に気づいたとでもいうのか?

イメージ 1

・・・・・・(笑)


さて、過去のあれやこれやを知ってるビリーは、いちはやく二人の再接近を察しているのだが、今回は、以前みたいにクライブをいじめたりしない。
ビリーも死期を知って解脱したということだろうか。
・・もっとも、マーサvsクライブ となれば、全力でマーサを応援しちゃうところはあいかわらずだ。

他の事務員も、この2人なんかあるんじゃないか・・・と薄々感じはじめている。
(・・・おせーよ。どーせ気づくなら3年前に気づけよ。)

そのくらい、今回のクライブは、おかしい。
今まで、どんなに脱いでも里見幸太郎的なぬるめのお色気に収まっていたのに。
今回は、脱ぎもしないのに色気が解き放たれている。

・・結局何の感想にもなってないぞ。
そして、また例のごとく、一部がカットされているらしい。これはほんとに残念。

駿河麦つき唄

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今でも秋に行われている「連合音楽祭」という行事で私たちが歌ったのは、地元静岡の民謡。
しかも「茶っきり節」みたいな、「じつは狐ヶ崎ヤングランドのテーマソングだったんだよねそれw」という民謡もどきじゃなく、「駿河麦つき唄」という、ガチな民謡をアレンジした合唱曲でありました。

しろがねの へりとり臼を
やから並べて むぎょつく むぎょつく
やから並べて むぎょつく

婿どのに着せたい着物は
茶の葉のついた かたびら かたびら
茶の葉のついた かたびら

ズントズント・・・・・

あの歌は、もとはいったいどういう民謡だったんだろう?
ふと思い立って、Youtubeで検索してみた・・・・けど、ない。

ネットで検索してみると、静岡県立大学の広報誌?のようなものに、歌詞がのってました。10年以上前の記事みたいだけど・・。
それによると、ズントズント・・以下、こんな都々逸が入っているらしい。

夏はよいもの 庭で麦ょついて
エレしのびよづまを唄で呼ぶ

なんとこの麦ゃ つけたじゃないか
エレよさもよからず 見ておかず

お月ゃちょいと出て 山の腰照らす
銀のかんざし 髪ょ照らす

これはたしか、合唱ではソプラノが歌ってたと思う。私はひたすら「ズーントズント」と合いの手を入れるパートだったので・・・このあたりの歌詞も曲も全く思い出せない。
ちなみに歌い手は女性なので、「しのびよづま」の「つま」は男性を指しますね。念のため。

この歌は現在、どのくらい認知されてるんだろう・・
きっと合唱のほうはもう歌われてないんだろうな。
原曲の、民謡としての歌が残っていればぜひ聞いてみたいなあと、切に思うこのごろ。

SHARLOCK 忌まわしき花嫁

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昨年末にイギリスで放送された特別番組を、日本ではなぜ劇場公開・・っつう怒りは少々感じるものの、がっつり楽しんでまいりました。

内容は、今までのSHARLOCKのおさらい的な、お遊び要素が強かったかなあ。
シャーロックの脳内で時代を行ったり来たりするという趣向で、若干の混乱あり。
おばちゃんは、40歳を超えたあたりからめっきり理屈に弱くなったので、こういう難しい展開になった場合は、迷わず「世の中こんなこともあるわよ」と大きく受け止めて、深入りはしないようにしております。
・・・ハドソンさんの心境。

さて、詳細はばっさり端折りますが。
見どころは終盤、ライヘンバッハの戦いが再現されるシーンでしょうか。

そこでホームズがワトソンを「ジョン」と呼び。
ワトソンも不審がりながら、「シャーロック」と返す。(←字幕には「シャーロック」と出てこなかったけど。)

「名前で呼び合う」というのは、日本では今でも緊張の走る瞬間なわけだけど、イギリスの、とくに時代物のドラマでも、結構そういうシーンがたくさんある。
とくに恋愛もので、はじめて名前で呼ぶ瞬間っていうのは、ダンスシーン以上に盛りあがる。

現代版の「シャーロック」では最初から名前で呼び合ってるけど、それを19世紀のシチュエーションでやると、とたんにただならぬ雰囲気というか、関係性が生まれるというか、なんというか・・・(笑)

この100年、変わったこともあれば変わらないこともある。
ちょいちょい挟まれている女性参政権の話だったり、メイドとのやりとりだったり、冒頭のアフガン戦争のことだったり、改めてこの100年という時間の重みを感じつつ・・
何より嬉しかったのは、やっぱりマーティン・フリーマンのツイードスーツが見られたことかな。


世界ジュニア選手権

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男女とも優勝候補が次々に怪我。
みんな来季は元気に戻ってきてくれますように。

さて、ざっとフジテレビの放送を見て心をつかまれたのは、

男子銀メダリストのニコラ・ナドゥー (カナダ)

フリーの曲目はメリー・ポピンズ
メリー・ポピンズというと女子選手がやりそうな感じの演目だけど、そうだ、バートっていう芸達者な男も登場するんだっけな、という記憶を鮮烈に呼び起こされた。

彼の演技は良い意味で北米らしいスタイルといいますか。
今回見た限りでは4回転が不安定?・・だけど、スケーティングが巧みで、音楽に合わせて「タメ」を自在につくりだせ、エンタメ性たっぷりの表現力がある。
とにかく、見てて楽しい。編曲も良い。
年齢は18歳・・ってことは、しょーま・ボーヤンと同い年か。
来季はシニアで見たいなあ。

女子は、本田選手がまさかの優勝。
いや、じつのところ、彼女がそこまでいくとは思ってなかった。いやあ、失礼した。
ショートもフリーもまとめて素晴らしい。

ただ、全日本のときもそうだけど、アナウンサーがやたらと「表現力」を連呼していたのは、ちょっと違和感あったかなあ。
どちらかというと、「表現力」よりは、スケーティングとトランジションの巧みさ、器用さって気がする。素人目には。
表現面ではまだ何かスイッチが入ってない感じがするなあ。
ただ、「綺麗に見せたい、可愛く見せたい」という気持ちは人一倍ありそうに見えるので、その(良い意味で)こましゃくれた感性を、今後は「可愛い」じゃなくて「美しい」方向に伸びていってくれたらなあと、勝手に展望しております。
どうかテレビの煽りに惑わされませんように。若いだけに、それだけが心配といえば心配。

一方、そういう心配の必要はゼロに見える樋口選手、音楽やプログラムの内容を伝えるという意味なら、彼女の方がだんぜん洗練されている。表現するという意志のある大人の演技で、ぶっちゃけ、私は彼女のほうが「表現力」はあると思う。
だって、陸上での地味さと、氷上での貫禄と輝きのギャップ・・(笑)
これを表現力といわずなんといおう?
ただ、彼女はスピードとパワーがある分、加点を稼げるようなトランジションを組み込む余裕があまりなかったのでは?と、本田選手の滑りのあとに見て少し思った。
単に振付の差なんじゃないか、という感じもするけど。
シニアに上がって、点を稼げるような振付師に依頼するチャンスがあれば、がっつり伸びるんじゃなかろうか?
人目なんか気にしない、あの悔しがりかたも、ジュニアらしいというか男前というか・・気持ちがいい。
彼女なら何等かの方法で打開してくると信じて、ワタクシは応援しとります。

ジュニア選手権 ジュン・ファン・チャにやられる

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改めてJスポーツでジュニア選手権を再見。
先日フジテレビで放送されなかったラトビアのデニスくんとか、銀メダルのニコラスくんのショートとか、いろいろ楽しみだなあ~と思って見始めたところ。いきなり第二滑走の選手にがっつり心をつかまれてしまった!

ジュン・ファン・チャ 選手(韓国)

いきなりドでかいジャンプをかましたかと思うと、底知れぬ情熱にまかせたような滑り。
全体に荒っぽいんだけど、どこか耽美で、なんだか破滅的に美しかったりする。
音楽は「死の舞踏」。

いったい誰?誰?何者?今いくつ???
と、心がざわめいているあいだに、あっという間にショートプログラムが終わってしまった。

リンク脇にはブライアン・オーサー氏。
なるほど。あの一族ですな。

まあ、どこの誰であろうと、とにかくこの子は凄かった。
年齢は14歳とのこと。

フリーは「白鳥の湖」。
まだ14歳だから、後半お疲れ気味だし、ジャンプの種類もまだまだ充実してるわけじゃないし、先のことはわからないけど、あの怖いものしらずな勢いはタダモノじゃない予感がする。

なによりスゴイのは、何かを演じようという作りこみじゃなくて、その場の音楽で、観客と時間を共有しながら世界観を表現してしまうカリスマ性。
まだ技術としての「表現力」とか「演技力」とかいうたぐいは未熟だけど、彼からはとびぬけた芸術的(音楽的)な才能を感じる。
しかもオーサーの弟子だし。

地元のピョンチャンには残念ながら間に合わないかもしれないけど、その次あたりでやってくれそうな気がする。←やだ、ピョンチャン間に合うんだって。これは楽しみ。

ネイサンも草太もいなくてがっかりしてたけど、男子シングル堪能しました。

ところで。
日本人選手も往々にしてそうなんだが、韓国人選手の前髪長いのはもはやデフォルトですかねえ?
整髪剤で整えてすっきり顔を出そうという美意識はないんかね?


イタリア協奏曲 第三楽章

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BACH イタリア協奏曲 BWV971 MOV3


以前リコーダー協奏曲バージョンをアップしたイタコン。
今度は若き日のブーニンによる演奏を張り付けてみました。
彼のイタリア協奏曲は正直、ノーマークだったなあ・・・(CD持ってたのに・・)

そう、このパッションと疾走感ですよ。
つまるところ、「イタリア協奏曲」3楽章って、「疾風怒濤」じゃないかと思うんです。
はい、ドイツ語でシュトルムウントドラング、ここテストに出ますよ。

疾風怒濤ってのは、前期古典派の特徴らしいけど、まあ、そうなんだろうけど、その片鱗がバッハにあったっていいじゃん。
「ファソラシドレミファ」っていう単純きわまりないスケールを半拍遅れて弾くときの、気合いに充ちたエネルギーやワクワク感、そしてやり切った感。これぞ疾風怒濤、って感じがするじゃない。(超てきとう。)

彼の演奏は、向こう見ずな若さとスピード感があって、ライブ感に満ちているけども、ただ勢いにまかせた演奏という感じでもないのね。
彼がこの曲に何を感じているかがはっきりと聞こえてくる、明瞭な演奏だと思う。

今更ながら、どうして当時あれほど人気があったのか、わかったような気がする。

世界選手権 男子SP

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何より衝撃だったのは
四大陸で台乗りしたハン・ヤンがフリーに残れなかったこと。

カナダの枠取りのために出場権を譲られたナム・ニューエンも。

ジャンプのノーカンはダメージが大きいよ。大きすぎる。
今回、全体のレベルが高かったのかもしれないけど・・・
このトリッキーなルール、どうにかなんないのかなあ。


まあ、そんな中、デニス・ヴァシリエフスくんが10位につけている。
滑走順早くて見逃しちゃったので、フジが放送してくれるといいな・・・・・・しないだろうな。

熱苦しい情熱的な演技で個人的にツボなイヴァン・リギーニは9位。今日もやっぱりアツかった。

ミーシャはいちだんと美しい演技。

もしセクシー度という項目があれば、アダム・リッポンが間違いなく一番だったと思う。
演技前にアップになた映像の、半開きの唇がエロすぎて、したたる色気にすっかりやられた・・・
ギラギラの衣装、クイーンの音楽、クラクラするようなノーミス演技。
会場総立ち。こっちも最高に盛りあがった。ありがとう、リッポン。

ボーヤンは、4ルッツの着氷が乱れてコンビネーションが流れなかった以外はいつもどおりの印象。
でも、一番気になったのは、ここ数試合で見えてきた輝きのようなものがなかったこと。
そのせいなのかはわからないが、しっかりPCSを引かれた感。


最終グループ6分間練習。
羽生氏の衣装の背中が開いている! 歓喜←嘘。
ボーヤンにならって衣装をマイナーチェンジ?
まさかこの期におよんで微エロを狙ってきた・・・?
(それともチラ見せでライバルたちを動揺させようという作戦か?)

いろいろ妄想をめぐらせたが、単なるファスナーの閉め忘れだったのか、演技のときはちゃんと閉まってた。
周りの人、気づけってば。
気づいてても怖くて誰も言えないんだったりして・・・・(汗)


しょーま、攻めの姿勢、ということをいつも言っているだけあって、ちょっと荒々しいくらいの滑りだったような。
ギリギリを攻めたのか滑っちゃったのかわからないけど、なんだかスケーティングにスリルがあってゾクっときた。
ステップアウトしちゃって、演技後は「俺全然満足してませんけど」みたいな顔の反面、PCSを着実に伸ばして結果は4位。
ボーヤンとは僅差ながら、なんだか明暗が分かれた印象だなあ。PCSおそろしや。
上には御三家のPとハビとユヅルしかいないんですぜ。
いや、ユヅルが将軍様で、ハビが尾州でPが紀州、しょーまが水戸・・ですかね。

Pチャンは、またやっちまった3Aコケ。
全日本の羽生のようなスペクタクルな美コケ(笑)ではなく、ふつうにがっつり転んでたが、PCSは47点。
これはちょっと出過ぎ・・・?と正直思った。思ったが、きっと、彼のスケートが生む感動とか敬意とか、スケートとはこうあるべき、あってほしいという思想とか期待、みたいなものもコミコミになってるんだろう。
そういうものを点数にすること自体に異議はないのだが、それならいっそ、PCSの上限を120くらいに上げちゃったらいいと思うんだけどなあ。

デニス殿下は不調からの脱出ならず。
ジャンプが決まらないのももちろんなんだけど、なんだか元気のない感じがとても気になる。
練習中に羽生氏の軌道上でスピンをしていて逆鱗に触れたのが影響・・とかないよね?
羽生氏の逆鱗・・・怖すぎる。

ハビもコケてしまった。
ここまでの滑走、ミス続出で荒れ模様。
ハビちゃん、今日はヒゲがちょっと薄め?

そして羽生氏
ああ、もう、スゴイっす。
前滑走までの荒れ模様からして、この氷は滑りすぎるんじゃないかとか、リンク狭いからかなとか、不調の理由を勝手にいろいろ想像してたんだけど、どんな理由も羽生氏には通用しなかった。
もっとも、ちょっと慎重な滑りに見えたし、特に4-3はスピードがなかったけども、ミスというようなものは少しもなかった。
「弘法は筆を選ばず」
この演技をされたら、Pチャンも、「氷の状態が・・」って言い訳できない。(笑)

演技後の表情は、珍しく、心から納得した表情だったなと思う。
「うおっしゃ~。見たか~!」と雄叫びあげてたっけ。
はい、見ました。(笑)
見るなと言われても見るよ。


・・・まさに役者がそろったという感じの最終グループ、最終滑走がコフトゥンなのはどういう天の采配なんだろう。
たしか去年の世界選手権でも、羽生氏のあと、プーの海をかきわけて滑ったんじゃなかったっけ?
彼のウィークポイントをひとつあげるとしたら、迷わず「クジ運の悪さ」と言いたい。

世界選手権男子SP テレビ放送 羽生氏が笑顔で滑ってる件

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羽生氏による選手評がおもしろい。

ハビ・・柔
Pチャン・・剛
しょーま・・賢
ボーヤン・・猛

ハビの柔はなんだかビミョーだが、他の選手の演技はまったく、おっさるとおり、と思う。
とくにしょーまの賢。彼の演技はほんとに知的だと思う。
てか、賢者って・・・ぜったいRPGのイメージでしょ。

6分間練習の「背中ぱっかん」事件がどう放送されるのか、誰かツッコみ入れるのか、入れないのか気になっていたが、結局皆、何事もなかったかのように完全スルーだった。
ファスナー閉め忘れの大先輩ノブナリくんならツッコんでくれただろうか・・・・?いや無理だな。
このミッションはJスポーツの千鶴さんに託された。


でもまあ、言いたいのはそんなことじゃなくて。
ライストでも演技後の嬉しそうな雄叫びが印象的だった羽生氏、テレビ画面で改めて見ると、後半の3Aあたりから「笑顔」で滑ってるのだ!

「えっ?」
と、久々に拝見したキシリトールのCMみたいに驚いた。

昨シーズンのGPFでも、ステップがとても晴れやかに見えたけど、笑顔まではなかったと思う。
つうか、そもそも彼が、競技プロを笑顔で滑っているというイメージありますか??
どっちかっつーと「挑発顔」「ドS顔」「ドヤ顔」のほうがしっくりくる。
しかし今回は、まるでジェイソン・ブラウンか村上大介が乗り移ったような、まぎれもない「笑顔」で、これにはちょっと動揺した。
しかもステップ前にも「やーっっ」って絶叫してるのが聞こえる(笑)

なんかわからないけども。
彼はプログラムの数分間、本当に正直な自分として滑ってるような気がする。
いつもそうだけども、今回は特に、言葉にならない、嘘いつわりない彼の性根を見たような。

あの笑顔は、そうやって自分自身でいられる束の間を楽しんでいるように見えた。
同時に、いつかは終わるその時間を惜しむような貪欲さと、はかなさとを感じる演技でありました。

世界選手権 女子SP

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ロシアとアメリカ強いなあ。
・・というより、すごい接戦だなあ。

でも日本勢、良かった良かった。

特に浅田氏は、今季一番いいSPだった気が。
3Aは入らなかったけど、ループも減点食らってるけど、9位だけど、それでもね。

シーズン最初にも言ったことだけど、彼女はとにかく食らいついて、ベテランのスケート魂をお嬢ちゃんたちに見せてくれたらそれでいいんじゃないかと思う。

本郷さんも良かった。
ロシア女子の演技にくらべると、つなぎ少なめな大味プロ・・かもしれないけど。
あの大味なところが、今の彼女の最大の魅力、と開き直った、ほんとにいいプロだったなと思う。
中国以来の、楽しそうな演技が見られて嬉しかった。
でも来季は、もうちょっと養成ギプス的な盛り盛りプロになったりするのかな・・?

宮原さん
素晴らしい。
高橋大輔の「意志のある演技」っていうコメントも100%同意。

今更やっと飲み込んできたんだけど、今回の世界選手権は、解説者が技術面から、ゲストの高橋大輔が表現面から語るという仕様になってるみたいね。
喋りはちょっとグダグダだけど、高橋氏は各選手の個性や良さを良く分かっていて、的確なコメントをするなあと思った。
でも、もうちょっとワイプ画面でリアクションしたほうがいいかもね・・・・(笑)

世界選手権 男子FS 羽生氏の土下座

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第3グループでアダム・リッポンが素晴らしい会心の演技を終えたとき、

ああ、もうこのまま、アメリカ万歳で、お祝いムードで終わってしまえばいいのに。

と思った。
胸がふさがる気持ちで、NHK杯のフリーと同じくらい、ガタガタ震えながら、最終グループを見た。


こんなことを言っては僭越だが、羽生氏がどんな気持ちで今日を迎えたか、わかる気がしたからだ。
ほんとうに、痛いほど。

彼はリベンジということで、無我夢中で、上を上を見ながら精神状態を作ってきていたと思う。
彼は人間で、まだ21歳で、大人になろう、大人になろうと背伸びをする若者で。
ひたすら周囲に気を遣い、人の三歩先を読む聡明さを駆使して突っ走ってきた。

でも、ショートのあと、中一日あってクールダウンしたとき。
聡明な彼はたぶん気づいたんじゃないかと思う。
結果として、最上位の選手が、今季不調であがく選手にイチャモンをつけてしまった。っていう現実に。
理がどちらにあるかは別として、ノブレス・オブリージュっていう、世界の「暗黙のルール」を破っていた・・と。

彼は五輪王者で、世界ランク一位で、皆がやる気を失いそうなほどの記録を出した覇者だけど。
まだ若くて未熟で、この試合にすべてを注ぎ込んで、余裕がなかった。それだけのこと思う。
それ自体を責めるほどではないと思うけど、ただ思うのは、彼のような高潔な人がそういう自分に気づいたら、自分を猛烈に責めたはずだってことである。
積み上げてきた強い自信が揺らいだ瞬間もあったはず。
そう思うと・・・もちろん、あくまで想像でしかないけれど、ほんとうに、見るのがつらかった。


でも最終滑走が終わって。
ハビエルに土下座した彼は、悔しいというより、晴れやかに見えて、ほっとした。
昨年、彼はハビエルを祝福しながら、心では負けを認めていないのがよくわかったけれど、今回は、心から負けを認めて、彼の優勝を喜んでいる。

憑き物が落ちたような表情を見たら、母親気分で涙が出てしまった。

次の五輪まではこれが折り返し地点。
この負けは彼をもっと大きく、本物にすると思う。きっと。

誰からも尊敬される絶対王者としてピョンチャンに立てますように。

世界選手権 男子フリー 改めて

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今日はあまりに動揺して、洗濯ものを洗わずに乾燥してしまった。
テレビ放送も見て、少し落ち着いたところで、心の整理もかねて感想を。(ええ、洒落ですが何か。)


それにしても、選手たちの重圧はどれほどだったろう。

羽生氏も。
しょーまも。
Pチャンも。
そしてテン殿下も。

皆本来の演技じゃなかったけど、それぞれの本気の人生が見えた演技だった。
そして、観客が皆選手の心に寄り添っていたこと、正直に感動を表現してためらわないことにも感動した。
ボストンばんざい。

一方で、素晴らしい演技もたくさん・・
まずは、素晴らしいアメリカン3人。

今季、私の中で人気急上昇したホクスタイン
「アメリカ人はレ・ミゼラブルとトゥーランドットの盛りあがりに絶対勝てない」・・という私の仮定を裏付けるように、会場は盛りあがりに盛りあがった。
・・いえいえ、ホクスタイン様の演技のなせるわざなのよ。
中国杯、NHK、全米、四大陸・・
ジェイソン・ブラウンがいない今季、全米選手権をライブで追ったのは、彼がいたから。(嘘。ほんとはリッポン)
これほど魅了してくれたこのプロが、とうとう見納めと思うと寂しい。
20代後半に入る彼が来年も、また素晴らしい大人の演技を見せてくれますように。

マックス・アーロン
彼はブラック・スワンの何なのか。
黒いTシャツにどんな意味があるのか。
そんなことはどうでもいいのだ。
スピードとパワーとカタルシス。それが芸術なのだ。スタオベなのだ。
それでいいのだ。

アメリカの真打、アダム・リッポン
彼の演技の感動を、どう言い表していいかわからない。
今季はじめにカミングアウトしたこと、26歳にして全米初優勝したこと、4回転ルッツに挑戦し続けた姿、そういうストーリーも感動的だけど、何より、彼の演技そのものがほんとに素晴らしかったと思うんだ。
そしてスケスケ衣装、セクシーなバトルの振付、全てが両手をあげて、「アダム・リッポン」を彩っている。

でも正直なところ、音楽が何だって、かまわない。ジャンプがひとつもなくたってかまわない。
ステップのスピードがない?・・それも演技なのよっ。(汗)
彼はただ立っているだけでも美しくて、滑るとその美しさに魂と人生が宿る。
そういうスケーターが、いったい何人いるだろう?


そしてそして。
ハビエルの演技は圧巻だった。
正直、このプロが好きってわけじゃないけど、今回はもう、大会のすべてが彼のためにあったかに思える。
力をぐいぐいと引き寄せておきながら、するりとかわすような。
まるで柔道のように巧みなエネルギーの使い方。
そうだ。柔だ。私ははじめて、羽生氏の言葉の意味が分かった気がする。


しょーまの泣き顔・・
日本全国の女性が、(ひょっとして男性も?)オカンになった瞬間。
彼のことを、ほんとうに頼もしく思う。
トゥーランドットに勝てないアメリカの観客(嘘)を、しっかりものにして、スタンディングオベーションを勝ち取った。
思わぬ接戦、そこそこ良い演技ができれば台乗りか、少なくともボーヤンより上に行けるという状況で、逃げずに後半4回転コンビネーションに挑み、ひどい転倒後のどんづまりで、無鉄砲にも3Aを二回成功させた。
メダルは取れなかったけど、彼が「負けた」とは思わない。
この気合いがあるなら、まだまだ、これから。

Pチャンへ。
お願いだから辞めないで!!!!!

羽生氏のこと。
さっき「悔しいよりも晴れやかに見えた」って書いちゃったけど、テレビで見たら、がっつり悔しそうじゃん(笑)
いえね。でも私がほっとしたのは、彼が負けを素直に認めたからなのよ。
昨年は泣くほど悔しがって、結果を受け入れられずにあがいていたのに。
以前も書いたけれど、「大人になる」とは、立派な人になることではなくて、自分のために泣かないことだと私は思う。

GPFの世界記録のあと、私はこっそりお赤飯を炊いたけど、(笑)この大会が彼を少しでも大人にしたなら、私はまたお赤飯でお祝いしよう。
そしてシーズンオフには、「SEIMEI」の成功でうやむやになっちゃった感の持越し課題、「大人の男の色気」の修行を再開してくれることを祈ろう。
めざせ、リッポンのエロい唇。(嘘)

最後に、昔、中学の教科書に載っていた萩原朔太郎の詩を思い出したので転載。


ますぐなるもの地面に生え、
するどき青きもの地面に生え、
凍れる冬をつらぬきて、
そのみどり葉光る朝の空路に、
なみだたれ、
なみだをたれ、
いまはや懺悔をはれる肩の上より、
けぶれる竹の根はひろごり、
するどき青きもの地面に生え。

 竹

 光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。

かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。

世界選手権 女子フリー

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予想外の神大会なり。

月並みな感想で申し訳ないけど、浅田真央は本当にすばらしかった。
妙な顔芸もほどほどにして、ただ自分の気持ちで力強く滑っている感じ。
これこそみんなが(ってより私が。)見たかった浅田真央だわよ。

フィギュアが好きな人なら誰だって、彼女のスケート人生のことを、大なり小なり知っている。
それほどのレジェンドが、今なお満足することなくひたむきに滑り続けていることの価値を、彼女自身はどのくらい自覚してるんだろう。
そのスケート人生に比べたら、蝶々夫人のストーリーがなんぼのもんである。

そして台乗りしたワグナー!!!
浅田氏とともに、25歳のずしんと腹に響く演技、ありがとう。
昨日のリッポンやホクスタインもその年代だけど、演じてるというよりも、プログラムのほうがスケーター自身に引き寄せられてくるように見えるのね。
彼らがみな、若い時から「表現が上手」だったわけでもない。
こういうベテラン選手を見るにつけ、羽生氏ほどの人こそピョンチャンで引退なんて生意気なこと言わずに、もっと続けてほしい、と思うんだけどね・・。


優勝のメドヴェジェワは、まさに神演技としかいいようがない。
そもそも彼女がノーミスしたら、たぶん誰も勝てないし、もう勝手にやったれ、と思っていたけども、いざ演技が始まると目が離せなかった。
これでもかと片手を上げるジャンプとか後半おまとめジャンプとか、えげつない(良い意味で。)構成とトランジションのプログラムを、これだけ違和感なく見せられる表現技術と強靭な体力、まったく恐ろしい。
セーラームーンを歌ってみるとか、ラジオノワそっちのけで浅田氏と歓談とか、観客へのアピールもぬかりないし、ほんとに憎たらしいほど素晴らしかった。


本郷理華
文句なしの今季一番の演技!
彼女の底なしの明るさ、屈託のなさが炸裂してた。
今季中盤の元気のない本郷氏からの復活に胸が熱い。
熱いフライングスタオベを見ながら、ジェイソン・ブラウンが昨年、この曲で全米優勝したのがちょっとオーバーラップした。
順位はあげられなかったけど、彼女らしい演技が見られてほんとうにうれしかった。


宮原知子
彼女がシニアにあがったとき、これほど観客を熱狂させるスケーターになると、どれだけの人が予想してたんだろう。
熾烈な接戦&レベルの急上昇の中、台乗りできなかったのは残念だけどしょうがないのかな。
彼女が見せてくれているのは、何かもっと、強いもので、それが何か、説明するのは凄く難しいけれども、観客には確実に伝わった。
そのことが何より素晴らしいんじゃないかと思う。


NHK杯での唖然としたような表情が記憶に残るポゴリラヤ。
その後の快進撃も、今日の演技もすごかった。
せこせこしない、大きく体を使った表現で、女子フィギュアってこういうの見たいよね。っていうところをぞんぶんに見せてくれた気がする。
衣装も飛びぬけて美しいな。

ラジオノワ
衣装が変わった・・・
腰から下が水没してしまいました、どうしましょう。
という「タイタニック」なコンセプトなのだろうけど、緑からピンクという、なんとも不思議なグラデーションに目を奪われて、ほとんど演技を見ないで終わってしまった・・

「タイタニック」といえば、ベルギーのヘンドリックス(男子)は、いったいなぜ、音楽ではなくて映画のワンシーンを選ぼうと思いついたんだろう。
ラジオノワの「ジャーック!!」っていうエンディングもけっこうキてると思うけど、彼の、「セリフ入り」じゃなくて、セリフだけで滑っているプロはもう・・・斜め上過ぎて。


ともかく・・・・
またどーせロシア一色だし、と思った事前予想に反し、いろんなアプローチ方法での激戦の末、ワグナーが台乗りし、浅田氏もそこそこの位置につけてきたのは、ほんとうに理想的な大会、嬉しい結果だったと思う。

そして日本選手3人の素晴らしい演技!!
彼女たち個々の気持ちはひょっとすると、もう少しやれた、というのがあったりするのかもしれないが、観客目線としては、これほど嬉しい結果はないように思える。
昨日も泣いたが今日も泣いた。
選手のみなさまおつかれさま。ほんとにありがとう!!!!

エキシビには浅田氏も宮原氏も出るんだと!
楽しみにしてるよ~

世界選手権 エキシビション

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エキシビションでございます。ライスト見ながら書いてます。

ポゴリラヤ
紅白幕みたいな衣装はいったい・・・・

リッポン
あれ?今回はロックじゃないのね。
ゆったりした音楽に、したたる色気。もう、序盤からこんなに盛り上げてどうする。
演技終わってないっつーのに観客の拍手が大きすぎて、渾身のキメポーズがうやむやになるほど。


ボーヤン
ボーヤンが笑顔、ボーヤンが笑顔!
ボーヤンのエキシビが超楽しいなんて。たった半年でそんなことになっちゃうなんて。

さとこ
美しい。ただただ美しい。

Pチャン
メーガンたちに紹介されて登場。
プロはいつもの「Black Bird」。
何度も見たプロだけど、今回はまたいちだんとスピードに磨きがかかっているように見える。
存在感がまるで違う。

アーロン
息子に買った「ファインコットンVネックTシャツ」とかそういうのとお揃いのような気がします。

まお
朗報。衣装が短パンになってる!
あのダサめのぶかぶか長ズボンと靴がこのプロの魅力を半減してたと思う。
もたついて見えた足さばきがすっきりして、さすが元女王っていう貫禄。ちょっとだけセクシーにもなった。
彼女はチャン同様、レジェンドスケーターとして別格の扱いらしくて、羽生氏に英語で紹介されて登場。
この分だとワグナーもだろうか。だとしたら間違いなく、マブのリッポンの紹介でしょう。

ワグナー
ここから銀メダル枠か。
予想通りリッポンに紹介されて余裕の登場。いいなあ。こういうところ。

シブシブ
相変わらず良いなあ。このプロ。

羽生氏
素晴らしいっ!!!!
このプロがここまで昇華されるなんて、私は一ミリも想像しなかった!
辛気臭いとか生々しいとか顔芸とか中二とか、ピアノの演奏荒いとか、これまでの暴言の数々はすべて撤回しますから許してください。
220点のSEIMEIより、この演技のほうが好きなくらいだ。
怒りや苛立ちにまかせた刺々しさとか、ひとりよがりに見えた感情移入は微塵もなくなっていて、美しく様式化された振りに、やるせなさと悔しさと、何よりも、強い決意を感じる。
今の彼の気持ちが透けて見えているかのような演技。
そしてジャンプも完璧だった。
ああ。やっぱり彼はすごい。

メドヴェ
前半ライスト止まった・・
お化け花嫁はやめたのね。
定番のユー・レイズ・ミー・アップ。こういうひねりのない曲でもちゃんと魅せられるわよーと。
しかし正直なところ、この方面は宮原さんのほうがちょっと上かな(笑)

パパシゼ
なんかリズミカル?

ハビ
そ、そのズボンはフリーの衣装?
Tシャツは、アーロンのを借りた?
あ。ちがう、3枚1000円のをシェアしたのね。
曲はダニー・ボーイ。彼のしんみりしたエキシビは新鮮だけど、衣装がフリーと同じすぎて、振付も同じに見えてしまったのは目の錯覚だと思いたい。


ああああ。終わっちゃった。
興奮もし、涙もし。
いろいろあったけど、終わってみればいい大会でした。

世界選手権 エキシビションテレビ放送感想

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新学期は忙しいっす。
というわけで今更になっちゃったけど、エキシビションテレビ放送感想。
・・ってかほとんど羽生氏のことだけど(汗)


ボーヤンの滑走順が編集されて前座になってる件。
ボーヤンの演技、すんごい楽しかったのに。
個人的にはアーロンよりも、ワグナーよりも、そして大きな声じゃ言えないけど大トリのハビちゃんより盛りあがったのに。
・・・・まあ、放送されただけ良いか。
 
 
悲報。リッポンはとうとう放送されなかった件。
 美麗な衣装にセクシーな演技、しかも新曲。(たぶん。)
 会場大コーフンで、最大級に盛り上がって、成績も6位だったリッポンをさしおいて、3枚1000円VネックTシャツで8位のアーロンの演技が放送された理由がどうしてもわからないよ・・

エロエロなチョック&ベイツが7時台に放送された理由もね。(笑)


グレイシーの衣装がまぶしい件。
こんなにキラっキラだったなんて、ライストでは気づかなかった。
相変わらずお美しい。
使用曲はドラマ「グリー」より。
どのシーンの歌か全く思い出せないけど、超懐かしいぞ。
歌は、トニー賞の司会をしてたミュージカル女優さんだな。たぶん。


羽生氏の演技が素晴らしすぎる件を語り尽くす件。

衣装キラキラ度ランキングというのがあったら、優勝争いはグレイシーと彼の一騎打ちになるはず。
キラキラの面積だけを見ればグレイシーに軍配が上がりそうだが、彼の場合はストーンの幅や高さ、ヒラヒラスケスケからのキラキラという最高難度のトランジションによって、加点が付きそうな気がする。
・・あ、また衣装にツッコんでしまったよ。いかんいかん。

衣装はともかく・・・この演技はほんとにほんとに、死ぬほど素晴らしかった。
こう言っちゃ失礼だが・・・いったいどうした羽生くん。
最後の最後になって、このつまんない曲をモノにしちゃうだなんて。

私はめんどくさいことばっかり言ってるが、彼のファンだと自分では思ってる。
なにより彼の演技が大好きなのだ。
音楽を表現することにかけて、彼はほんとに天才だと思うし。
物理的な音ハメもそうだけど、これっぽっちの迷いもなく音楽にシンクロする、iいや、彼自身が音楽だとでもいうような神がかったような美しさは誰にもマネできないと思う。

でも・・あんなつまらない音楽にシンクロしちゃったら・・・そりゃあつまらないにきまってるさ・・・
(ああ。とうとう言っちゃった。)


でも、どんなに面白くもない音楽でも、面白く魅せられる選手がいる。
そう、以前から何度も力説しているとおり、宇野しょーまとデニス・テンの2人。
彼らは音楽に入り込むのじゃなく、音楽にからむような演技をする。
音楽が何であろうと、自分の歌を歌い切って途切れないから、最後まで目が離せないんだよね。
足元は音楽に合わせても、上半身は全く別のタイミングで動かせる、というところもすごい。

とくに今季の宇野しょーまの「レジェント」って曲は、最大級のつまらなさ(褒めてる)だったけど、あれで人を魅了してしまうなんて、しかもまだ10代だなんて、ほんとにすごいと思う。

もっとも、われらが羽生氏なら、今の才能プラス、しょーまみたいな、「歌う」スキルも伸ばして、気絶するほど美しい演技をしてくれると信じていたよ。
でも、もう1年か2年かかるだろうなとも思ってた。
でもってその、まだ大人になりきらないような、微妙な青臭さというか揺れ加減というか・・が彼の魅力でもあって。
ぶっちゃけていえば、「レクイエム」は好きじゃないけど
憎たらしいほどの世界記録を出してなお、まだまだ青臭くて可愛いとこのある羽生氏を愛でたい、という私のSな需要
は満たしてくれていたのだ。(笑)

なのに。なのに。
まるで覚醒したみたいに素晴らしい演技なんかしちゃって・・・
寂しいじゃないのさ。

でも素直に、この演技を見られてほんとにうれしかった。
彼はいつものとおり、足で「音ハメ」をしてたけど、上半身はじっとブレずに、途切れずに、自分の歌を歌いきってたよね。
苦しみを発散させるみたいな青臭い演技じゃなく、困難にじっと耐えて、ひたすら乗り越えるような、ずっと大人びた演技だった。

冒頭の倒れこむ演技はイタイタしくなく、控えめで。
キラキラと腕の位置が変わるスピンは、以前ほどギラついた感じじゃなく。
すこしもひけらかしたようにみえない高難度3AはGOE3の完璧さで。
低い姿勢から限りなくなめらかに起き上がるハイドロは、いったいどうやってるのか想像もつかない。
そして、抑えに抑え、じりじりと上がってきたパッションがどっと噴き出す、コーダ前のフェルマータ。

なんて、なんて洗練されたんだろう!!!!
これだけ演技が良いと、苦手な音楽も良く聞こえるから不思議だ。
今やっと、彼自身が、彼の高すぎる技術に追いついてきたような、足並みが揃ったような充実感がある。
ほんとによかった。よかった。 

キリトル 完全感覚Dreamer

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4月7日の夜、おそらく全国の羽生ファンが救済されたでありましょう。

↑埋め込みの仕方わからんかったのでリンクのみ。


先日のエキシビで大人な演技を見せてくれたのはうれしいが、一抹の寂しさも感じていただけに。
期待通りの青臭さ炸裂な羽生氏をとことん堪能し、とことん笑わせてもらいました。
テレ朝、GJ。

ものすごい勢いで飛び回りながら熱唱・・なだけでも充分笑えるけど。
こんな機会でもなきゃ一生聞かなかったであろう、この「完全感覚Dreamer」っていう歌が面白すぎる。

これは名の知れた歌なのか?
っていうか、いまどき、若者はこういう歌を真顔で聞けちゃうのか?

恥ずかしすぎて、もはや羽生氏以外に需要があると思えないぞ。

・・ためしに受験生の息子の横で大音量で鳴らして反応を見てみようかな。(←それは嫌がらせ)

ところで、これだけ露出が増えても、羽生氏の歌唱力だけは謎に包まれているな。
最後の砦、って感じもするな。
なぜだろう。

世界選手権 アイスダンスとJスポーツのリクエスト放送

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Jスポーツの世界選手権の放送がやっと始まった~
千鶴さん来た~
フジでカットされちゃったショートダンスも来た~けど放送時間ズレて録画失敗した~(涙)

ダンス良かったなあ~
細かいことがわからないせいか、よけいに演技の良さに感動できるというか、心から楽しめた気がする。

ちょっと驚いたのはウィバ・ポジェの5位だけども。
彼らの演技は、ショートダンスから、あれ?こんなだっけ?っていう違和感があった。
見比べてみると、べつにGPFより悪いわけじゃないんだけどね・・・
たぶんシブタニズやチョク・ベイ組があまりにグレードアップしたから、相対的に見劣りしちゃったんだろうな。
それだけ、トップの3組は芸術的だったし、それ以下のカップルとは全く別のことで戦ってたと思う。
その中でも、パパ・シゼは別格すぎて・・・もう何も書けないわ。


個人的にツボったのは、Jスポーツによるリクエスト放送の結果が発表されたこと。

2007年 2010年 2012年 2014年 世界選手権
2011年 四大陸
2010年 ジュニア世界選手権

すべて男子シングルって、アナタ、それでよろしいんですの?(笑)
(内訳・・・高橋4 羽生4 町田1)

個人的に楽しみなのは、百花繚乱の2007年、ステファンとか殿とかジョニーとかバトルとかの演技を当時の滑走順や空気の中で見られること。

そして、いくつかの大会でちょいちょい顔を出すはずのジェレミー・アボットとアダム・リッポンとか。
2010年ジュニアのホクスタインとデニス・テンの若かりし姿とか。
あと、このチョイスでは2回しか登場しないという、絶対王者パトリック・チャン。
当時はつまんない演技だと思っていたけど、今見ると気持ちが変わるだろうか?っていう試験を自分に課してみたい。

高橋氏の演技はどれも何度も見てるけど、オペラ座とブルースが好きなので楽しみだ。
羽生氏も同じく、数えきれないほど見てるので、演技そのものよりも、彼が巻き起こす会場の興奮も含めた、試合の臨場感が楽しみだな。

全滑走じゃないらしいけど、ショートとフリー、両方やってくれますかね。
おねがいだからアダム・リッポンをカットしちゃうとか、やめてね。(笑)

ナショナル・ギャラリー 英国の至宝

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2014年作品 ワイズマン監督

久々に面白かったドキュメンタリー。
ナショナル・ギャラリーの日常を淡々と切り取って並べただけの映画。

解説スタッフが絵を解説し、修復スタッフが修復し、研究者が研究し、掃除スタッフが掃除する。
そして、管理職たちが美術館を運営する。
ナレーションなし。BGMなし。
でも映像がとびきり美しくて、絵画だけじゃなく、床も壁も天井も階段も、通路の先に見える展示室の奥行も、作業室でさえも、いつまでも眺めていたくなる感じ。

あんまり美術に興味のあるほうじゃないので、この美術館のことはよく知らないけど。
映画から受けた印象は・・・わりと「地味な」作品が多いのかなと。
いや、もっとはっきり言ってしまおう。つまんなそうな絵が多いなと。(笑)

レンブラントだのダヴィンチだのカラバッジョだの、結構すごそうなメンツも中にはいるみたいだけど、どっちかといえば、宗教画だの肖像画だの・・・・つまり、ハズレっぽい作品が多い美術館・・
そんなふうに感じる。

ところが、そのハズレっぽい絵を、解説スタッフがあまりに熱く語るので。
次々とたたみかける解説を聞いているうちに、なんだか面白いんじゃないか、っていう気になってしまう。
じわじわ洗脳されてしまう。
おそるべし。

そして館長。
美術館が低俗に陥ることをものすごく恐れていて、新しいことには否定的な館長。
解説は小難しいし、ジョークは外してるし、なんだか、「The Office」の上司みたいな・・いやそこまで言わないけど、いかにも「知識人」っぽい上からな物言いが鼻につく館長。
でもしばらく観察していくうちに、なんか、いい味出してくるのね・・・
趣味は合わなそうだけど、でも彼もまた絵画に魅せられた熱いスタッフの一人なんだなと。
この美術館になくてはならない存在なんだな・・って思えてくる。

すべてがそんな感じ。
たとえば、館内でのコンサートで演奏されてた、ベートーヴェンのピアノソナタ18番(2楽章)。
・・・どうして・・・32曲もあるソナタの中から、これを選んじゃったかな。(笑)と、最初は思ったけど、この曲をBGMにしながら絵画の映像を見ていると、だんだん面白い音楽に聞こえてくる。

つまりなんですか。
先入観でものを見ちゃいかんと。見方をちょっと変えると、いろんなことが見えてきて面白くなるんだと。
そんな風に感じた映画でありました。
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