改めてJスポーツでジュニア選手権を再見。
先日フジテレビで放送されなかったラトビアのデニスくんとか、銀メダルのニコラスくんのショートとか、いろいろ楽しみだなあ~と思って見始めたところ。いきなり第二滑走の選手にがっつり心をつかまれてしまった!
ジュン・ファン・チャ 選手(韓国)
いきなりドでかいジャンプをかましたかと思うと、底知れぬ情熱にまかせたような滑り。
全体に荒っぽいんだけど、どこか耽美で、なんだか破滅的に美しかったりする。
音楽は「死の舞踏」。
いったい誰?誰?何者?今いくつ???
と、心がざわめいているあいだに、あっという間にショートプログラムが終わってしまった。
リンク脇にはブライアン・オーサー氏。
なるほど。あの一族ですな。
まあ、どこの誰であろうと、とにかくこの子は凄かった。
年齢は14歳とのこと。
フリーは「白鳥の湖」。
まだ14歳だから、後半お疲れ気味だし、ジャンプの種類もまだまだ充実してるわけじゃないし、先のことはわからないけど、あの怖いものしらずな勢いはタダモノじゃない予感がする。
なによりスゴイのは、何かを演じようという作りこみじゃなくて、その場の音楽で、観客と時間を共有しながら世界観を表現してしまうカリスマ性。
まだ技術としての「表現力」とか「演技力」とかいうたぐいは未熟だけど、彼からはとびぬけた芸術的(音楽的)な才能を感じる。
しかもオーサーの弟子だし。
地元のピョンチャンには残念ながら間に合わないかもしれないけど、その次あたりでやってくれそうな気がする。←やだ、ピョンチャン間に合うんだって。これは楽しみ。
ネイサンも草太もいなくてがっかりしてたけど、男子シングル堪能しました。
ところで。
日本人選手も往々にしてそうなんだが、韓国人選手の前髪長いのはもはやデフォルトですかねえ?
整髪剤で整えてすっきり顔を出そうという美意識はないんかね?