久々のスケートネタでございます。
一応、各氏新プロとかチェックしてたし、アイスショーも見てたけど、なんとなーく書きそびれちゃったのは、真打・羽生氏の情報がなかなか出てこなかったせいだとおもう。
夏のアイスショーで心を打たれたのは、草太くんの新フリー。
ケガを前向きに受け止めたのか、ジャンプ以外の部分の進歩が目覚ましく、感銘を受けた次第。
それからジュニアGPS、本田まりんの初戦フリー。
「見て見て私かわいい?」というカマトトを捨てて情念をぶつけてきたところに一票。
しょーまのプロも素晴らしかったけど、それは近いうちに書くだろうからとりあえず省略。
で、ぼんやりしてるうちに、羽生氏の初戦が明日ということで・・。
今朝のフリーの練習みましたが、新プロの率直な感想。
こりゃまた難しい曲キタなおい (汗)
どこかに書いたかもしれないけど、彼には、明治から150年を経てようやく日本で土着化した西洋音楽がしみついているような、平成日本のプリミティブな匂い・・身も蓋もない言い方をすれば、「MHKの番組のテーマ」「音楽の教科書にのってた歌」「ベタなJポップ」「アニソン」の味わい・・がある。
(一応褒めてる。disってるようにしか聞こえなくても、褒めてるったら褒めてる。)
何が言いたいかっていうと、久石譲の音楽があまりにハマりすぎてる、ということ。
これ以上に羽生氏らしい音楽は、まず思いつかない。
つまり、晴明で、オペラ座でやってたような、演劇的な「様式」とか「なりきり」とか・・いってみれば「ハッタリ」が一切きかない。
彼自身の持つスケート技術、表現、そして個性で真っ向勝負するしかない曲だと思う。
「SEIMEI」でやっと「型」というものの威力を手に入れたのに、もう手放してしまうとは、なんと性急な。
もう既に、自分そのものを自分として見せきれるだけの自信と覚悟ができた、というんだろうか。
それともオリンピックに向けた、やや長期的な戦略なのか?
とにかく難しい選曲だなあ、というのが率直なところであります。
ジャンプはあまりに凄すぎて、まるで跳んだ気がしないほどだったけど(汗)、ステップは水のように美しかった。
明日の本番、楽しみ。