DNAの略は?
D鈍器で N殴られた A頭 に決まってるだろ?
警部、一杯どうです?
私はビールだ。ステアでなくシェイクで。
ジェームズ・ボンドがシェイクされたビール(しかもぬるいやつ)を飲む姿をマジで想像してしまった。
今回はなんだか、ルイスのジョークが冴えわたっている。
今回はIRAをめぐる諜報活動と、「天才児」が登場する話。
天才というより努力家、頭脳より足でかせぐイメージのルイスだけど、祖母には「お前は頭が切れるね。ナイフボックスの中で寝てるのかい」と言われたものだそうである。
じつは先日はじめて、モースの原作本「ウッドストック最終バス」を手に取ってみたんだけど、彼は冷静な切れものとして、けっこうカッコよく登場していて驚いた。
007 カジノロワイヤルの冒頭のように、路上の障害物をピョンピョン飛んでいく青年。
鐘楼の階段で突然「めまい」を起こす。
つづいてハサウェイも・・・・
ヒッチコックの世界。
ハサウェイ、天才少女になつく。
ルイスに「うぬぼれてる」と非難され、「賢い」と言われることが重荷に思えてきたハサウェイ。
彼は自分の能力を役に立てたい一心で悪気はないのだが、洞察力ではルイスにかなわないことを、最近忘れてたかもね。
その点、彼女といると、「それほど賢くない」自分でいられて嬉しそう。
一方で、ハサウェイやローラの学歴や知識量にコンプレックスありまくりのルイスは、実はひそかに努力している。
鑑識の基本から妊娠中の娘のケアまで、六十の手習いで勉強してるのだ。
じつはDNAのジョーク、英語では
「漂白剤でDNAが検出できないんだな?」
「勉強したのね。前はDNAを Don't Know Anything の略だと思ってたのに。」
「CID(犯罪捜査部)を「偽警官(Coppers In Disguise)」と思ってるよりマシだろ。」
と言っている。
そのほか、LSDが死後検出できないとか、足跡がデカいから靴じゃなくてブーツだとか、急に鑑識に詳しくなっているルイス。
勉強=「CSI」をイッキ見した可能性もかなりあるけどね・・・。
ラスト、ローラはルイスを自宅に招待する。
今回のローラはルイスに対する表情や態度が今までと全然違っていた。
以前はどこまでも対等に張り合う態度というか、ちょっとプライドの高さを感じたのだが、今は彼の陰の努力や謙虚さを素直に尊敬しているのがよくわかる。
そういう彼女の態度のおかげかもしれないが、ルイス自身にも急に貫禄が出たように見える。
・・なるほど、ジョークが冴えるわけね。(笑)
いままで、美人で性格も良い彼女がどうしてこの年まで独身なのか不思議に思っていたけれど、そういうところでチャンスを逃してきたのかも、なんて思ってしまった。
偉大なるケツアゴ女優、アンナ・チャンセラーがでていました。
「フォー・ウェディング」「高慢と偏見」・・
最近だと、WOWOWで放送していたイアン・フレミングの伝記ドラマに諜報部員として出てたなあ。