手が震えてリアルタイムでは何も書けませんでした。
数時間経って、落ち着いたところで、思い出しながら書いてます・・
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羽生氏
リンク中央に立った顔は、このプロではいままでに見たことのなかった穏やかさ。
・・が、太鼓の音が「ドンっ」と鳴った瞬間に目がカッと見開いて、あの、「SEIMEI」の顔になったんですよね。
この瞬間に、何か確信するものがありました。
点数とかメダルとか、そういうことは別として、「これは名演になる」という予感。
前半は完璧。
冒頭はあまりスピードを出さず、序章・・といった雰囲気で、すうっと力みなく跳んだ4S。
そして音楽が徐々に盛り上がりをみせていく中で、少々ドヤり気味に着氷する4T。
跳んだのかどうかすらわからなかった3F。
ステップは、滑りは少し抑え気味ではあったけど、感情の入った力強いパフォーマンスで、今までで見たSEIMEIの中で一番よかった。
そして、一息ついたところからの4Sコンビネーションは、世界選手権以上のクオリティーだったと思う。
4Tからの3連続でミスが出たけれど、次の3Aでリカバリするのはわかってたので全く心配してませんでした。
だって、もともと、ここは3Aからの3連コンビネーションだったんだからね。
そして予想どおり、逆回転のターンからの3連ジャンプ。
さすがに足にきているな、という感じはあったけども、でもヘロヘロにはならずにかえって闘志をみなぎらせて戦っているのが伝わってきましたね・・
そして最後の3ルッツを、意地と根性で耐えた!
この演技が最後になってもかまわない、というほどの壮絶な覚悟がありましたね。
そして、笑うとこじゃないかもしれないけど、私笑ったわ・・・泣きながら。
やっぱり最後に彼を苦しめるのは3ルッツだったなと。(笑)
そこからはもう、祭り状態でしたね・・
300点越えしたNHKのときもそうだったけど、ほんとうに楽しそうに、ひたすらノリに乗って、この4年間耐えてきたものを吐き出すかのように、羽生結弦全開でゴールまで飛ばしきってました。
その表情からも、動きからも、残りの時間を全力で楽しもうという気持ちがほとばしってましたね。
ものすごい祝祭空間でした。
コンボ抜けで4Tがリピートになり、最後のルッツでは減点。
正直、ミスが軽くないことはわかっていたけれど、今の羽生氏ができうる最大のパフォーマンスをしたことは疑いようがなかったし、何より演技後の彼の様子から、彼がこの演技に全く悔いを残してないのが見てとれました。
最高得点でもなかったし、ノーミスでもなかったけども、今までの羽生氏からは感じることのできなかった、「充実」という、人間として満たされたものを感じた演技でした。
あとの二人がこの点数を超えたとしても、おそらく彼はもう「悔しい」って言わないだろうなと。
演技自体に感動したというよりは、彼の人間的成長に感動しました。
たぶん・・そう思った人は多かったんじゃないかな。
PCS、10点つけちゃった人が3人いましたね。
マイナス3点じゃなければ、10点つけてよいのかな?(笑)
ハビ
ハビが絶好調の様子で滑り出したとき、ああ、彼にメダルを取ってほしい、と思いました。
そしてそれがかなった。
ほんとに良かったと思う・・
PCS最高点は彼が取るかと思ったけど、僅差で及ばず。
昌磨
おそらく、金メダルがよぎったんでしょう。
いや、金メダルというよりは、「羽生氏に勝てる」という可能性かな?
彼は緊張していなかったと言っていたけれど、冒頭の表情は、ちょっといつもと違ってましたっけ。
でも冒頭4Loでコケて、その可能性がなくなって、ちょっと安心したところがあったんでしょうね・・。
その後はもう、全く危なげなかったです。
滑りの粗さ、乱れもあって、正直、よくできた演技じゃなかったかもしれないけども、集中力を保って、しっかりとプログラムをやりきった頑張りが見えました。
充分やった。えらいぞ昌磨。その一言に尽きます。
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結果的に、4年前と同じ2種クワドの勝利でしたっけね。
でも、もし羽生氏が最初からこの構成をゴールにしていたら、連覇できたとは、思えないんですよね。
結果だけ見れば2種4クワドでも、4年間の紆余曲折・・4Loや4Lzや、ケガや事故も含めての、人間としての成長がなければ、できなかった偉業だと思う。
大きく回り道をしたから、彼はひとまわりスケールの大きな選手になれたんじゃないかな?
羽生氏は、「いろんなものを捨てて生きてきた」と言ってました。
先日の「バラ1」を見て、そのことは痛いほど伝わってきました。
おめでとうというより何よりも、とにかく嬉しかったし、ありがとうという気持ちでいっぱいです。
数時間経って、落ち着いたところで、思い出しながら書いてます・・
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羽生氏
リンク中央に立った顔は、このプロではいままでに見たことのなかった穏やかさ。
・・が、太鼓の音が「ドンっ」と鳴った瞬間に目がカッと見開いて、あの、「SEIMEI」の顔になったんですよね。
この瞬間に、何か確信するものがありました。
点数とかメダルとか、そういうことは別として、「これは名演になる」という予感。
前半は完璧。
冒頭はあまりスピードを出さず、序章・・といった雰囲気で、すうっと力みなく跳んだ4S。
そして音楽が徐々に盛り上がりをみせていく中で、少々ドヤり気味に着氷する4T。
跳んだのかどうかすらわからなかった3F。
ステップは、滑りは少し抑え気味ではあったけど、感情の入った力強いパフォーマンスで、今までで見たSEIMEIの中で一番よかった。
そして、一息ついたところからの4Sコンビネーションは、世界選手権以上のクオリティーだったと思う。
4Tからの3連続でミスが出たけれど、次の3Aでリカバリするのはわかってたので全く心配してませんでした。
だって、もともと、ここは3Aからの3連コンビネーションだったんだからね。
そして予想どおり、逆回転のターンからの3連ジャンプ。
さすがに足にきているな、という感じはあったけども、でもヘロヘロにはならずにかえって闘志をみなぎらせて戦っているのが伝わってきましたね・・
そして最後の3ルッツを、意地と根性で耐えた!
この演技が最後になってもかまわない、というほどの壮絶な覚悟がありましたね。
そして、笑うとこじゃないかもしれないけど、私笑ったわ・・・泣きながら。
やっぱり最後に彼を苦しめるのは3ルッツだったなと。(笑)
そこからはもう、祭り状態でしたね・・
300点越えしたNHKのときもそうだったけど、ほんとうに楽しそうに、ひたすらノリに乗って、この4年間耐えてきたものを吐き出すかのように、羽生結弦全開でゴールまで飛ばしきってました。
その表情からも、動きからも、残りの時間を全力で楽しもうという気持ちがほとばしってましたね。
ものすごい祝祭空間でした。
コンボ抜けで4Tがリピートになり、最後のルッツでは減点。
正直、ミスが軽くないことはわかっていたけれど、今の羽生氏ができうる最大のパフォーマンスをしたことは疑いようがなかったし、何より演技後の彼の様子から、彼がこの演技に全く悔いを残してないのが見てとれました。
最高得点でもなかったし、ノーミスでもなかったけども、今までの羽生氏からは感じることのできなかった、「充実」という、人間として満たされたものを感じた演技でした。
あとの二人がこの点数を超えたとしても、おそらく彼はもう「悔しい」って言わないだろうなと。
演技自体に感動したというよりは、彼の人間的成長に感動しました。
たぶん・・そう思った人は多かったんじゃないかな。
PCS、10点つけちゃった人が3人いましたね。
マイナス3点じゃなければ、10点つけてよいのかな?(笑)
ハビ
ハビが絶好調の様子で滑り出したとき、ああ、彼にメダルを取ってほしい、と思いました。
そしてそれがかなった。
ほんとに良かったと思う・・
PCS最高点は彼が取るかと思ったけど、僅差で及ばず。
昌磨
おそらく、金メダルがよぎったんでしょう。
いや、金メダルというよりは、「羽生氏に勝てる」という可能性かな?
彼は緊張していなかったと言っていたけれど、冒頭の表情は、ちょっといつもと違ってましたっけ。
でも冒頭4Loでコケて、その可能性がなくなって、ちょっと安心したところがあったんでしょうね・・。
その後はもう、全く危なげなかったです。
滑りの粗さ、乱れもあって、正直、よくできた演技じゃなかったかもしれないけども、集中力を保って、しっかりとプログラムをやりきった頑張りが見えました。
充分やった。えらいぞ昌磨。その一言に尽きます。
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結果的に、4年前と同じ2種クワドの勝利でしたっけね。
でも、もし羽生氏が最初からこの構成をゴールにしていたら、連覇できたとは、思えないんですよね。
結果だけ見れば2種4クワドでも、4年間の紆余曲折・・4Loや4Lzや、ケガや事故も含めての、人間としての成長がなければ、できなかった偉業だと思う。
大きく回り道をしたから、彼はひとまわりスケールの大きな選手になれたんじゃないかな?
羽生氏は、「いろんなものを捨てて生きてきた」と言ってました。
先日の「バラ1」を見て、そのことは痛いほど伝わってきました。
おめでとうというより何よりも、とにかく嬉しかったし、ありがとうという気持ちでいっぱいです。