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Channel: 映画・海外ドラマ 覚え書き
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一夜明け記者会見

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一夜明け記者会見

伝わっていたことではありました。
言葉の裏から、表情から・・何より彼の演技から。

言葉の力と、気力と、執念と、なにより実力でねじふせている、いろんな感情があること。
ケガの状態がよくないこと。

伝わってはいたけれど、彼がその覚悟で臨むなら、そしてここまで仕上げてきたからには、もうそれは言うまいとショートの日の朝、心にきめて、本気で金メダルを信じて、一蓮托生の思いで応援しました。
そして、やりとげたことを、喜びました。


でもこの会見を見て・・・
私の中で張りつめていた何か・・・呪?それとも魔物?
そういうものがとうとう決壊しちゃったんですよね。
ただただ、もう、泣けてきました。
・・っていうか今も涙が止まらない。

昨日の演技から一番感じたのは、これが最後の演技になるかもしれないという彼の壮絶な覚悟でした。
だから感想を書くうちに、いつの間にか引退する選手の演技を見た感想みたいになってしまって、「いかんいかん」と思いながら書きなおしたのですよ。

だから、この会見を見て、壮絶なケガの状況を聞いた今、「4A」が単なる目標とか、単なる競技のモチベーションだとは思えないんです。
もう滑れないかもしれないという絶望をふりきるためのギリギリのモチベーションじゃないかと思うんです。

おそらく・・
「4Aなんて」って批判する人も出てくるでしょうけど。
しばらくネットがざわついたりするでしょうけど。
私はもう、何も言えないかも。


しばらく休んでほしいな。
エキシビションはきっと、何がなんでも出るんだろうけど・・
ケガという以前に、ギリギリまで使い切っちゃった気持ちを休めてほしいなと。

そして、「ケガの功名」なんてことを思った自分を猛烈に反省しています。
今はただ、彼が競技人生をかけて見せてくれたものに対する感謝しかありません。

そういえば「バラ1」の感想、まだちゃんと書いてませんでしたが、気持ちが落ち着いたら。
そうそう、今日の日経の高橋大輔さんの記事は素晴らしかった。
羽生氏の「SEIMEI」についてもハビの「ラマンチャ」についても、100パーセント同意すぎて涙が出ました。

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